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55瓶 救出の後で‥

ヴェレーノから、アルクス団 少女2人が誘拐される話を聞き、すぐに行動した。


‥騎士団に頼れなかったのは、困ったけど‥‥。


 酒場で出会った兄さんに相談。

その知り合いにより、場所の特定、協力してもらい‥無事 救出した!

 2人を救出して、裏口から出ると‥。

馬車が居たので‥すぐさま、乗り込んだ。


「助かった‥のか?」「たぶん…」

「これから塔の町まで、送ってくよ」



・・馬車に乗ったのは、今回 初だったが、そんな事よりも‥。


 女の子たちが、何かされる前で…良かった。2人はヴェレーノの両側に、しがみ付いてる。


 もう少しで、みんなの所に帰れるよ・・。



塔の町に入った。‥アルクス団の拠点 近くで、降ろしてもらう。

「リモンくん、送り届けたら‥。戻って来てくれよ」はい。


「行こう。ヴェレーノ」「おう‥」ヴェレーノも、2人の少女も‥アフティさんに お辞儀すると、拠点の方へ向かう。



前は居なかった、大きな子供?が‥入口に立ってる。

「‥誰か、分かる?」


 そう聞いたら、メンバーの ひとり だって。そうなの?


「タオ、ただいま‥」ラーナちゃんが、声をかけると‥驚いた顔で、中のメンバーを呼んでいる。早く入れと 言わんばかりに、手招く‥少年。


・・私、入らない方が良い?と思ったが、押し込められた。おととっ


「シェルタは?!」「無事よ」

「ラーナ、ドロル‥無事で良かった‥」


「ヴェレーノ…おまえ、元気だな‥」

‥奥のソファで横になってたシェルタは、やや不機嫌に言ってる。


「これ、飲んで」飲薬を渡した。酷い怪我だし・・。


 普通の傷薬が、かかってるけど、それじゃあ治るの‥時間かかるでしょってくらい、効果が低いのだった。


「おう、リモン‥いいのか?」うん。早く 飲めって ば‥。

飲んでるのを横目に、シェルタに‥報告した。


「…!‥これ、すぐ効くんだな・・」

驚きつつも、ヴェレーノと2人を助けた事。


 アフティという、人物の協力で助けれた事などを話す。・・捕まえたのを逃がしたから、また来るかも‥と‥注意もしておく。


「…世話になっちまったな。リモン‥」いいよ。

「先に助けられたのは、こっちだし」


「リモンくん、ありがとう‥」

クレオくん‥みんなも、ずっと心配してたんだね。目が 赤いもの。



 助けれて 良 か っ た 。でも‥まだ、狙われてるかも知れないから‥。

定期的に、ここに‥寄るようにしようかな。戦える子ばかりじゃないし。


‥まぁ、私が居ても・・あんまり、戦力には‥ならないだろうけど・・。



「そういえばさ、みんな‥。僕に初めて会った時『リモンは 大人 なんじゃ?』って言ってたよね? そいつを見た?」


「ううん。聞いた事があったんだよ~」

「ギフト、いつ聞いた話だ?そりゃ‥」


「うーーんとぉ~‥。商人が、騎士団の門を越えて来た‥って話題が、上がった後くらい・・かなぁ」


「商人って言ってたから、ヘクドさんかもって‥最初は思ったの」

「でもあの人は、話題に‥ならないからな・・」

 「うん。違うって思った」



・・ 似 て る のだろうか?  この姿に?



「気に なんなら、調べておこうか?」え?‥いいの?シェルタ。



「そういや、リモンくん…」何?


ギフトくんが、ベンチの下から‥布袋を取り出し‥。


 なぜ、そんな所から?


「これ たぶん‥偽者の方の薬だけど‥。よく会う おじさんから貰ったんだ」

・・あれ?…それって、さっきの商人の所で見た・・。


1粒が、かなり 大 き な ‥傷薬アメ・・。


私のでも、けっこう大きな物だったのに、それよりも一回りも‥大きいサイズ。・・・口には入るけど・・食べ難そう‥。


鑑定・・ぅぇっ・・。 これって、失敗作じゃんっ!

「これ‥僕が作ったのじゃないよ」



ノイゼル入手した直後に作った、傷薬と合わせただけの‥。

 とても、口に 入 れ て ら れ な い ‥アメもどき。


こんな のリモンの名前で、売ってるの?・・止めてよね・・・。



 すっごく 渋い顔を してたんだろう。

少女たちに、くす くす 笑われた。うぅ‥。だってぇ・・。


「ドロル と ラーナは、もう寝る時間よ‥。リモン‥ありがとね」

フェリータが声をかけて、2人を別の部屋に連れて行った。


・・そっか、もう遅い時間なんだ。お暇《いとま》しないと・・。


「‥でも これ。普通には使えないから‥そうだな・・。使う時は、袋の中に入れたまま、棒か何かで‥叩いて砕いて 甘い・・」「果物とか?」


「そうだね。甘い果物の汁に入れて、口にした方が 良い と思う」

効果としては、一応30回復だし。使わないのは勿体ない。


・・例え、偽者の・・でも。

ピグロのと違って、毒にもなってないし。



「じゃあ僕は‥エレフ セリアの町に戻るね」「また、来いよ!」うん。


扉の無い家 の ドア部分を、塞いでたタオくんに声をかけ、外へ出る。


・・・。



「お待たせしました」馬車…待たせてたんだった!! 忘れてた‥。

「いいよ。さ、乗って」


 馬車に乗ると、ボッカの店に寄ると言う。協力して貰った‥お礼もしないとね。・・・何か、入り用だったり‥しないかな?



門の出入りは、アフティさんが行い‥自分が何かしなくても、門を通れた。

・・ヘクドって商人も、こうやって出入りしてたのかな?



「よぅ! 戻って来たな・・」

「ご協力 頂き、ありがとうございました」


「そ れ だ け ・・か?」


「何か、欲しいのでも‥あります?」

「分かってるじゃないか」何やら企みの‥ちょいキラ キラした顔で見られ。



 提示されたのは、2つ・・。その どちらか1つで、良いってさ。



1‥今、住んでる家を‥購入する事。どうやら、ボッカさんの持ち物件だったらしい。そうなんだ。え?昔、住んでたの??


2‥傷薬アメの詳しい作り方・・え?そんなんで、良いの?


 家を購入する気は・・・無いもんなぁ・・。



「えっと、じゃあ‥傷薬アメの・・」と言っても、材料‥用意して・・混ぜるだけなんだよ・・。「材料を混ぜるだけ?」そうです。



 普通の傷薬‥もしくは、回復薬。

それと、モラスク ストラーノを倒した際に出る『ノイゼル』という素材。


 そして、ここが大事!と念を押しての、果物の汁!



 いや…私のは、わざわざ‥絞ってないけど・・あはは・・。そのままの状態で錬成しても‥。汁にして錬成しても・・変わらなかったから。



「果物・・は、何でも良いのか?」そうですよ。ただ・・。



「売りたい相手に、合わせた方が良いかも」と、付け加えておく。


子供用なら、甘いもの で 小さく。

大人‥特に、冒険者や騎士団なら、すっぱめ の 果物で・・と。


「そんな情報まで教えて‥大丈夫かい?」

アフティさん、何を心配してるんだろ?



「どうせ・・・僕。しばらく作らないんで」ノイゼルが無いから。

「‥飲薬とかは、作ってるんだろ?」まぁ・・はい。


 新 商品は‥兵士に渡した分だけ だしね…まだ。



「では、僕は そろ そろ 家に帰って寝ます。あ・・アフティさんへのお礼は、何が良いですか?」聞き忘れる所だった。危ない‥。


「え?‥俺も‥良いの?」

はい。一番、協力してくれたじゃないですか・・。


「アフティ、短剣にしろよ」何故か、横から声が・・。


「‥うん。じゃあ‥出来れば・・」どのくらいの攻撃力が必要か?とか、色や特性についても・・希望を聞いて、メモる。


「それじゃあ、失礼します‥。おやすみなさい」

・・早く帰ろう・・眠い。



 真っ暗で‥人も居ないから、光る草 出して無事に帰宅。


ポンチョを脱いで‥眠い目を擦りながら‥武器を片付け‥布団へ ダイブッ


くぅ・・すぅ・・・・・





サァァァァァ・・・・雨? むくり・・まだ・・眠い。


のんびり起きて‥顔を洗い・・朝食を食べる。柔らかいパン、もう無いや。

‥また、どこかの お店で・・お願いしよう・・。


 今日‥商館に行って、仕事しようかと思ったけど・・・。

雨だし、掃除とか洗濯して、錬成も‥したい。



 そうだった! ソルさん や ラフェヌさんに、お手紙を書きたい!…晴れたら‥。せっかく、この家‥執務室みたいなのが、わざ わざ 存在してるし?



掃除‥しきれなかった所を、重点的に掃除していく。暖炉も‥掃除した。

 灰‥何かに使えるかも?と思い、捨てずに瓶に入れておく。



窓を拭くのは・・高い位置は・・無理。出来るだけ‥に なってしまった。

・・脚立《きゃたつ》でも欲しい所だけど・・。


 在る? ありそうでは‥あるね。



洗濯‥して、乾かすのは‥毎度お馴染みの、セーカ!‥ピンクだけど!

・・とか、変なテンションで乾かしていく。


「ヴェレーノの服、破けてる所・・どうしよ?」布は‥無い。

・・魔物の皮なら‥あるけど・・・。明日、買いに行こうかな。


掃除と洗濯で、ほぼ午前中を消費した私は、お腹の音と共に‥昼食を食べる。

・・家でもライが、食べれたら良いのに・・・。どこに売ってるのさ…。


少し、食休みをしてから‥まずは、手紙を書く事にした。晴れた事だし。


 ここの執務室は、日が当たってれば‥明るい。



 だけど、さすがに『アギラ オルクス』と言う名の‥魔石品も無いし、リビングに在るような‥照明も無いので、明るい時しか使えません・・。


以前に、まとめて購入してた…便箋を取り出し、手帳のペンで書く。


・・この 細さ に、だいぶ慣れた気がする。


 最初の内は・・・細いから、強く握ってたみたいで、すぐ手が疲れたものだったけど。もう、疲れない 持ち方になってる‥と思う。



まず・・ソルさんに。聞きたい事は、商人 ヘクド について。


 ・商人ランク や 書状の有無

 ・キトゥリノ州で遭遇した子供の話から、違和感を持った事

 ・エキャルラット州などの市場で、雑貨を見た事から推察した事など。


あまり、堅苦しくないように‥。分かり易く書いた・・つもり。



それから、ラフェヌさんに‥聞きたい事は2つ。


 ・兵士の目に使われた物の正体‥どんな物だったのか。

 ・自分の偽者が居る話を、聞いた事は‥あるか?



・・偽者は、どこに‥どんな理由で、居るんだろうか?

大人‥という事だから、赤い髪でないとリモンとは、言えない感じはある。


‥その人が リモンの名 を語ってまで、似て非なる商品を売って、荒稼ぎでもしてるんだろうか? うぅーーーん。


 そんな事して、何か 得 でも有るんだろうか? 謎だ・・。



白紙‥来たら、どうするんだろ? 出来ずに‥評判を落とす・・とか?


‥でも、そも そも‥ギルド証で、バレるんじゃないの?



・・・『リモン』で、登録してるのかなぁ?

まぁ、私のも‥偽名ですけど・・。ホントの所は・・。



 封筒に仕舞う。お元気かな? お二人共‥‥って、そんなに日数 経ってない・・はず なのにね。懐かしい気分になるなぁ。



で、結局‥どっち? 騎士団・・っぽい気がしてきた。



鍵かけたら出かける。騎士団の門側の施設、入口の兵士に 声をかけた。

「あの、ウィリディス州の騎士に、手紙って 渡して貰えますか?」

「‥出来るが‥。相手は、誰だ?」


 2通で、ソル という青いマントの騎士と、紫で鑑定士の、ラフェヌさん・・と伝える。マントの色を伝えた方が、分かり易いみたいだし。


「分かった。2通は預かり‥必ず 本人に 届けよう。私、タルカシュが承った」「お願いします」お辞儀して、その場から離れる。


・・良かった。近い内に‥届くかな?



 ここまで、来たから‥。ついでに、商館も寄って行こう。

あと、布 売ってるとこ‥は、あとで探そう。




 雨の日は・・少ない‥商館 内部。


 掲示板を見上げ、黄色 と 赤い紙を取り‥手続き。


 キトゥリノ州での初 仕事だ。どっちも、納品もの。既に持ってる物だから、今から用意する必要が無い。届けるだけ。



 1つめの依頼は‥なぜか、赤い紙で‥キトゥリノの薬草10枚 納品だ。

お店は商館から、南‥で良いと思うけど、外への門の近くの素材屋さん。



 難なく‥到着。ドアベルは無いけど、ドアを開いて店に入ると、少ないけど‥お客さんが居た。カウンター近くの、店主だろう人に声をかけた。


「では、品物を見せて下さいな」はい。

店主さんは、1枚1枚を‥丁寧に見てる。


 破けないように、瓶に入れてたから‥大丈夫だと思う。


 色の 濃い物 を選んだけど‥どうだろうか?

逆に 薄い方 が、効果が高いとか‥言う?


「どれも、効果が高そうな色ですな‥」

‥『な』・・が、気になるなぁ・・。紙に‥サインもらった。


「ありがとうございますな」と‥最後まで、気になる語尾に、笑いをこらえ・・。こちらも、お辞儀をして店から出た。


 ついでに、もう ひとつも‥行ってしまおう。

もう1つは黄紙で・・飲薬5本。



 どこかの家っぽいけど、場所は‥この町じゃなく塔の町だから、行く前に‥『 布 店 』で検索かけて出た・・服屋に行く。


 様々なデザインで‥多くの種類が あったけど、服を買うのは‥また今度ね。

今はヴェレーノの服に、合う色の‥布を探してる。


・・髪の色が水色だったから、水色の布と‥服用の黒い布の、棒に巻き付いてるの持ってカウンターで、片腕の‥肩からの長さで‥切ってもらい購入。


・・メートルじゃ‥ないんだもの。" G " の文字で ゴル と呼ぶらしい。

ゴールド?とかって、最初 思ったけど・・違った。


布は、高価なようで・・。片腕の長さで‥300Rした。計 600Rですね。

 こちらも、お礼を言って‥店を出て・・。



 森の祭壇の所で・・隠れるように錬成。


よし。これで服を返す ついでに、アルクス団の様子も 見に 行けるね。

【タオ】アルクス団メンバーのひとり

昼間は部屋の奥で、力仕事を手伝っている。夜は扉の無い拠点の番人として、外に立っている。寝るのは昼間など。男 / 13歳 / 160cm / 紺の髪 / 黒の瞳。冒険者でも商人でもなく、家の番人状態。体は大きいが、無口なだけで‥けっこう怖がりなのだとか。


※シェルタの体に かかってた傷薬10回復。安価だが、大怪我は治らない。消毒程度の効果になっている。30以上でないと逆に治らず危ない。


※偽者リモン情報=大人の男性 / 帽子 / 赤い髪 / 背が高い / 斜め掛けの鞄を持ってる / 傷薬アメや普通の傷薬を売り歩いている / リモンと名乗る。


【タルカシュ】キトゥリノ州軍 所属の青。

エレフセリアの町と 隣の ウィリディス州の町との 境界部分にある、騎士団 施設の入口 右側を担当している兵士。男 / 19歳 / 170cm / 青 / 長剣 / 山吹色の髪 / 水色の瞳 / 最近 青になったばかり。なのにウィリディス州でのリモンの活躍や姿を知っている。そして ちゃっかりリモンの長剣を貰って装備している。


※キトゥリノの薬草も、比較的 入口 付近に 在るので、採取が難しくは無い。この為、リモンは『赤紙』より『黄紙』で十分と思った為「なせか‥」と言ってる。しかし実際は、同じ薬草でも色で効果が左右されるらしい。黄紙で出すと薄い方が届けられる事が多い為、今は赤紙が多いらしい。


※布などの長さの単位『G(ゴル)』 1G(ゴル)=1m(メートル)と だいたい同じくらい。


次回・・塔の町で・・納品へ向かいます・・・

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