↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

62/156

56瓶 交換条件

 夜の誘拐 事件‥解決 後。 雨と眠気で、家の掃除をした。


でも途中で晴れたから‥手紙を書いて、兵士に頼み・・。


…ついでに・・いろ いろと・・・。

‥寄り道して、商館で‥お仕事 ゲット。


 しかし、語尾が・・気になる素材屋さん…だったな。

一度 気になると‥ダメね。



 今度は‥塔の町へ。 飲薬が5本‥は、どこへ‥なんだろ?



 お店じゃないから、アルクス団の誰か、知らないかなぁ?と思って‥まずは、みんなに会いに行く。ヴェレーノの服も、返したい。


 洗濯して、修復しただけの‥。

防具化して良いかは‥聞いてないから、してない。



‥また、あの冒険者に会うかな?と 思いながら、町に入ったけど‥遭遇せず。



「こんにちは~」


「あ!リモンだぁ!」ラーナちゃん、元気そう。良かった。

「こんにちは。親分たちは‥居ないよ?」そうなの?


「ヴェレーノは?」‥も、居ないの・・そう。

ドロルちゃんに返しておいて‥と 頼んで、昨日の服を渡した。


「今日は、どうしたの?‥シェルタたちに、用事だった?」


「ううん。2人の様子を見に来たのと、服‥返しに来た。あと‥」

この家、知ってる?と、フェリータ や クレオに聞く。


「クレオ‥分かる?」「うん。その家は知ってる。案内しようか?」


「ホント? 助かるよ」「案内代は、30Rだよ」‥はい。

さすが・・・商人。先払いで払った。


すぐに、行く? そう聞くから、みんなに挨拶して‥すぐ、案内してもらう。

 アルクス団の拠点 周辺とは違い、塔の反対側に‥その家は‥在った。


「この辺は、俺らよりも‥貧しい人が住んでる所だから、気をつけてね」

「そうなんだ‥。ありがとクレオ」


クレオと別れ、ドアにノックする。中から 人の動く気配だけした。

「ご依頼の飲薬を、持ってきました」


 ドアが開き、中へ入るように言われる。



・・中は・・・やはり民家だった。

アルクス団の拠点とは違い、ちゃんと・・床が…在る。


「えっと、どこへ出せば‥良いですか?」ただの‥家だ。お店じゃない。

出来れば‥転売は‥止めて欲しいけどね・・。


台所だろう場所の上を‥指示される。紙には、買取になってたけど・・。

「‥1瓶‥350Rですが‥」普通に売ってる‥飲み味さっぱりタイプは。


・・・買えるの?


「!?‥そんなに高いもの‥なのか⁈」そうだよ。

「‥今回の依頼は、買取ですので‥払えないと出せません」


「‥にぃ ちゃ‥」ん?

入口の右側に‥少年?が寝てた。彼の為に‥欲しかったのかな?


「トラッシュ‥。待ってろ‥なんとか するから‥」

「‥いいよ‥。商人さんに‥わるい‥もの・・」


兄弟? それにしても、2人共‥凄い痩せてる・・。




・・・どうしようか? 提案‥してみようかな。


「あの‥売り物の商品じゃなくて、売り物にならない方を‥差し上げましょうか?」‥もっぱら、自分用に作ってる‥甘い方。


「・・・・え?・・」


「‥それなら」タダで‥って 言おうとして、自分自身が ” 待った ” って感じで、言葉が出なくなった。これは、確かに売り物じゃないから、値段は‥付いてない。


 でも、タダで渡したら‥今後、タダなんだから寄越せ‥と言う輩《やから》が出ない‥とも、限らない。そういう話が出るのも・・問題だと思う。



「‥どうすれば‥良い?!」

「代わりに、5回分の情報と交換です」‥5本なので・・。


「情報ってのは?」

「あなたが、危険に遇わない程度で、2つ 調べて下さい」


1つ。大人の『リモン』という商人の事なら、細かくても良いから 何でも。

1つ。エシェックという名の薬師の情報。行先 や 今 居る場所など。


「どちらの情報でも構いません。出来そう‥ですか?」

シェルタたちも、調べてくれてると思うけど・・・。


「…はい。やってみます」

「じゃあ、これ‥甘いですけど‥5本」と置いていく。


「‥情報と‥交換では?」ん?‥そうだよ。

‥情報1つに付き‥とは、言って無いもの。


5回の情報 持ってきたら、商館には‥依頼 破棄って形にするよ‥って事。

・・破棄の際のお金は、私が払う前提で。


「‥どこで、どう伝えれば?」

「うーん。定期的に‥ここに、来ますよ」その時で良いです。


「それから、これは オマケ で置いてくので、お二人で飲んで下さい」



 野菜 多めなジュース・・2本。これも、売り物じゃない。

簡単に食事を済ませた時用の…栄養補給なのだ!私のための・・。


2人とも、細い体してるから‥固形物は、消化不良になりそうだし。


「‥良いのですか?」うん。


「ゴホッ‥あの…ありが…とう・・ござ‥ゴホ ゴホッ・・・」

「トラッシュ‥無理するな・・」


「あの‥俺は、マエロル と言います。弟はトラッシュで‥」

「僕は、商人のリモンです。よろしくお願いします」

こっちが お辞儀すると、マエロルさんも お辞儀してた。


「?‥さっき‥商人‥リモンと?」


「僕が本物なんですけど・・」自分は、子供だけど・・。


「大人の商人で『リモン』と名乗ってる人が、居るそうなんです。その人の情報を知りたいけど、出会わないので・・」私は。


「わかりました」

5日後 辺りに、また来る‥と伝え、家を出た。



商館に戻って、破棄という形になった事を伝えないとね。

・・行きも帰りも「通行料、払え」って兄さんは、登場しないまま・・・。


 塔の町から出る頃には、夕方になっていた。走りたくないけど‥やや、小走りで‥町へ戻った。結局、ヒルードーには遭遇しました・・。とほほ‥



今日も酒場で‥ご飯かな。町の入口に入ると、途端に お腹が空いてくる。


 「おい‥」


きょろ きょろ してしまう。

「・・・自分じゃないか‥」


「いや、おまえだ。こっち向け!」はい?



声のする方を見ると、前にグミを差し上げた・・・兵士さん。

「‥何でしょうか?」


「おまえに、手紙を預かってる」はい?誰から??

ありがとうございます・・と、受け取ると‥。


昼 過ぎに、出したばかりの・・お二人からの手紙だった!

 え⁈ もう書いたの?? 早い!


鞄に入れ・・まずは、ご飯が先! お兄さんに、お礼も渡したいもの。



‥今日は・・いつも通りかな。‥お兄さんは、まだ 居なかった。

「おう‥。今日は、何にするんでぃ?」そうだなー・・。


 これも、謎なんだよね・・。


まー・・ほぼ、分かって無いから、謎 料理ばかり…なんだけども。

「今日は『ファイサン?とヤスミ焼き』…ってので」

「ライは?」欲しいです!


・・きっと、おかず‥だけ‥だろうから。

昨日、食べた物より・・お安い。



ファイサン‥と、ヤスミ・・部分が、謎なんだよね・・。


ファイさん‥と、お休み? いや・・なんか、絶対‥違う!



「ほらよ!」


【 ファイサン と ヤスミ焼き 】料理。

今の時期に狩られる ファイサンの肉を、プレーヌスに咲く、ヤスミと 一緒に焼いた料理。ファイサン特有の臭みが無く、食べやすい 一品。


 あれ?‥この香り・・。ジャスミン? みたい。


‥ファイサンってのは、鳥肉っぽいけど‥。

以前 食べた、ガッルスよりも‥筋肉質っていうか硬め。


・・ヤスミは、花の事だ。


臭み取りは‥香草が一般的だけど、これは花を使ってるんだ。

・・見た目は、とっても オシャレ だけどね・・。いただきます。


 おぉ・・花の香りが口の中に広がってる。

・・その後から、お肉の旨味が・・。


  お い し い ・・・。ライ・・要らなかったかも。食べるけど。


もぐ もぐ ・・そういえば、さっきの‥。

『プレーヌス』も、場所の事っぽいな・・・植物の所?


でも確か、匂いのキツイ森が在る…みたいに、読んだな・・・そこ?


…一応、メモしておこう。

これは祭壇‥それぞれに、書かれてた 言葉 だから。


「やぁ、もう来ていたんだね」ん? あ、お兄さん。

「こんばんは。アフティさん」注文は、いつも定食を頼んでるらしい。


「そうだ、これ‥どうぞ」袋に入ったままの 物 を渡す。


受け取ったアフティさんは、少し驚いた感じがしたけど、すぐ元の顔に戻る。

「・・・これって‥」


 そのまま出すのは、誤解を生みそうだし‥物騒なので、袋に入れたままの・・。ご注文 通り‥のはず!・・な、短剣です。


「‥なんだか、悪いなぁ」何を、おっしゃいますやら‥。

「助けてくれたのは、アフティさんですよ?」と、笑ってしまった。

きっと、真面目なんだなって感想。


 袋の上から触って‥少し、嬉しそうな顔したから、良しとしよう。


・・ご飯の続きを、食べる事にした。



「はいよ!今日は、30Rだな」はい。

「ごちそうさまでした」「また来いよ!」はーい。


今日も、お腹いっぱい・・食べました。


・・大丈夫。


 若い体なのか‥錬成してるせいかは、知らないけど。

肥ってません!・・フィールドで、戦ったり走ったりも してるからよ。




 ただ、甘い物‥と言えば『果物』ばかりで。砂糖は・・無い。


 想像で 果物パイ とか作れたら良いのに‥とか思いながら、私の想像は他所《よそ》に、思ったのと‥全く違う物になるのが 普通 だから。


 この世界に在る物なんじゃ?‥って、思ったりもするのだけど・・。

それだと、アメやグミは? 飲薬も ジュースも。無 い も の ・・だよ?


 考えてると‥不思議で。


ただ この世界には『魔道具』と、呼ばれる物が在る。



・・それが、日常と言える時代には・・・飴 も グミ みたいなのも、もしかしたら‥存在してたのかも・・とか、たまに想像する。


 考えても、答えは出ないから‥ただの、暇つぶしなんだけど。



家に帰って・・。周辺・・よし。今日は何も居ない。さて、寝るか・・。

・・何か忘れてるような? まぁ、明日にしよう。ぐぅ・・




サァァァァァ・・・ありゃ‥今日も、雨ですか。そうですか。


 薄暗いので、朝から灯りを付けた。 朝食を済ませ 身支度する。




商館には寄ってないので、まずは商館で昨日の依頼の あれ これ を・・。

「破棄‥ですか。分かりました。解約金は、受け取ってますか?」

貰ってないけど・・・貰った事にして渡す。


「はい。では処理しておきます」お願いします。・・一旦 離れる。


 今日は、昨日とは違って・・多くの商人が居た。



 さてと・・お? モーグーっぽい絵の‥多いなぁ。

美味しかったけど、食べれる物ばかりじゃないよね・・キノコだし。



‥よし。比較的、近場で採れるだろう‥黄色の紙の‥内容が違う物を、3枚 選んで受付に持っていく。依頼の受付は・・不愛想な お兄さん・・。


「…ギルド証を」はい。なんか、毎回 見せる必要がある みたい・・ここは。

「では、よろしく」お辞儀して受け取り‥鞄に仕舞った。


 さて、出入口は・・と。



ふいに、女性が こっちに来るのに‥気づいた‥。

・・避《よ》けようと動いたけど、その人・・自分に声を かけて来た。


「ねぇ、お仕事 多いみたいね。大変でしょう? 手伝ってあげましょうか?」

え・・いえ「そこまで多く無いので、遠慮します。お気遣い、ありがとうございます。失礼します」入口から、急いで‥出た。


・・あの人? まさか・・ね。足早に歩く。途中から・・走ってた。




門の近くで、武器を装備する。心と体を落ち着けて・・・。


 今日は、モーグーの森へ・・出発だ!



・・植物の多い森や、遺跡は・・・町から、近い所に入口が在る。

でも、モーグーの森…・・・じゃなかった。えっと‥オリヘンは・・。



 遺跡の入口から南に進み、次が‥鉱山に続く所らしくて、その次だ。

森のような鬱蒼《うっそう》 加減は在るものの・・。


全体的に、薄い水色 や 薄い紫 のような色の‥景観。・・キノコの森だ。



 入口を入ると・・中も同じようにな 色みの中に、鮮やかな色を持つ茸《きのこ》 や 何か噴き出してる茸 を鑑定していく。危ない物は、近づかないようにしないと。


・・それから、依頼の3種の茸・・探さないとね。

さてと、どこにあるのか・・・ん? また??


・・地面を踏み 荒 ら し た ような‥足跡。


思ったけど、この足跡。

‥大きさは違うけど、全部・・同じ靴で付けられてる。


え?何?? グループ内で、同じ装備 使ってる‥とか、言うのかな?

・・まぁ、それは個人の自由でしょうけど…。気になる足跡だな‥。



奥へ 進む前に、依頼の茸を・・確認しておこう。


・・1枚めは‥モーグー‥を10個。これは納品で、お店に‥お届け。


2枚めは、ホルト・・の、モラッバー‥1つ。これは、商館で良くて・・。


3枚めは‥特殊な茸らしくて、2種類の内の‥どっちか1つで良いみたい。


 2種類‥の1つは、痩せ細ってる‥萎《しな》びた茸・・。もう1つは、ふっくらした太そうな茸。傘の部分に‥白い斑点が在るから・・・毒キノコ・・かもね。


そういえば、モーグーって…キノコの 名前 だと思ってたけど・・。



・・・食 べ れ る ‥って、意味だったみたい。

※リモンの地図では、一度でも入った場所・採取した素材などは、記載されてく仕組み。検索用の虫メガネマークに文字を入れて打てば、店は探せる。ただし民家は無理。


【アンビジョ塔町(とうまち)】

町の中央に塔が聳(そび)え立っている。1階は誰でも入れるが、それ以上の階層に上がるには冒険者のみ‥らしい。エレフセリアの町から来ると目の前に市場・塔。塔の北~左側は、貧しい家庭の家が並び、塔北の右側は、BARや武具屋などがある。市場 右側に店が並び、その中の廃墟のような家に、アルクス団の拠点。市場 左側は、行商が主な商人の家などがある。


※リモン飲薬(のみぐすり) 体力70回復 @350R

これは、ウィリディス州 ワング店で売り出した時の価格のまま。味は、兵士用に すっきりした飲み味となっている。不評の甘いタイプの体力 回復用 飲薬は、もっぱらリモン自身が飲んでいる。


【トラッシュ】

塔の町に兄と共に住んでいる、病弱な弟。体が弱いのは、栄養失調だと思われるほどに、体がやせ細っている。普段は寝てばかり。兄に迷惑かけてる自分を嫌っている。男 / 13歳 / 146cm / 茶髪 / 黒い瞳 / 病弱 / 元気になれたら‥と願っている。


【マエロル】

塔の町で、病弱な弟を看病しながら、過ごしている兄。弟の為なら何でもする!と考えている。日々、町の人の手伝いで小銭を稼ぎ、生きている。男 / 27歳 / 173cm / 茶髪 / 緑の瞳 / 痩せてる / 実は 耳が 良い。弟の病気が良くなるようにと飲薬を注文した。まさか小銀貨が欲しいと思ってたなかったようで…。


【ファイサン】(スペイン語・雉(きじ))

キトゥリノ州では、ウィリディス州で ザンザーラが討伐された後くらいから多くのファイサンが‥群れるように周囲に現れる為、よくこの時期に狩られて、店などで出やすい食材。獣・鳥。


【ヤスミ】花 食用

キトゥリノ州 ペリペティアの森・プレーヌスに多く咲いている花の1つ。甘い香りを放つ。主に、クセのある食材の 臭み消し に使われる事が多い。単品で嗅げば、リラックス効果もあるとか。


【プレーヌス】

キトゥリノ州 ペリペティアの森 香りの強いエリアの事。様々な花が咲き乱れ、景色としては優雅な雰囲気も あるようだが・・・。


※祭壇 = 遺跡のような場所の石碑の裏手にある、5つの祭壇には、それぞれ‥1つの単語が書かれていた。どうやら、場所を示す言葉だったようです。


※商館での依頼 破棄の手続き料は、どこで出しても 一律 50R。依頼する際に報酬を預ける以外に、お金は要求されない。破棄は手続きが面倒らしく、お金を貰う事になってるらしい。依頼内容は関係無い。


次回、モーグー探して・・キノコの森へ・・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。