表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

44/52

38瓶 穴の中

森の調査に協力してくれた、兵士と‥穴の中に居た‥魔虫の卵だかを見つける。


・・でも、見つけたのは3匹分。毎年 大量に出現すると言うのに・・。

これだけじゃない気がしている・・。


今後の調査で、何か分かれば良いけど・・・。

ダスクさんと別れ、昨日眠った場所に戻り・・昨日と同じような形に整え‥。

 暗くなるまで‥収穫的な話をメモしていく。


‥穴のような部分には、魔虫の卵だか、蛹みたいなのが居るって事。

でも‥数は、3つだった。


 毎年‥大群が出るから、困ってるんだよね?

3つが大きくなったからって、そこまでじゃ‥ない…はず。


大量発生の原因とかが、分からない事には‥楽観視も出来ない。


今日の兵士さんは、感じの良い人だったな。お子さん、喜ぶと良いけど。


‥明日は、大穴から右に進んで‥真っすぐ・・行ってみよう。今日は疲れたから、パンの残り食べて‥すぐ、眠ってしまった・・・くぅ…すぅー・・…






サアァァァァァァァ・・・・ 雨? むくりと起きる。


天幕が、防水になってるので‥問題 無し!‥雨漏りも‥なし。


昨日のお魚パンを頬張る。美味しい!魚が、美味しいよぅ・・もぐ もぐ。


 さてと。今日は、防具 兼 雨具のポンチョで、フード被って天幕とか‥なんか、そのままにしてくのが、落ち着かないから‥片付ける。ただ・・濡れたまま。


・・仕方ないよね。


 また、昨日の内に作っておいた‥お肉 ( 勝手に ) 焼かれて‥。それを、挟んだだけの‥パン。…白米ご飯が恋しい‥今日この頃です。お味噌汁でも‥いいよ?


出ませんけどね・・。


 森の入口で、昨日の続きから、草を刈る。濡れてる状態でも‥やってみたけど・・効果、変わらず。あぁ そうかぃ。


‥水気も、どっかに‥飛ばされるようですね。




うーん。今日は、来なそう・・。

 お腹 空いたから、野菜ジュースだけ‥飲んだ。


じゃ、出発!



・・・『はぁ…はぁ…ここか?』『‥そうだ・・と思う』

ん? 誰か、来たのかな? 数歩 進んでたのを‥出戻る。


‥誰が‥来たんだろ?



「‥良かった‥居た・・」あれ? なんか‥見た事ある人たち・・?


「待たせたな‥」『こっちですよー!』・・? 誰かを呼んでる??

「覚えてる?‥俺らの事‥」


 はい。忘れもしませんね・・。



ピグロ毒薬で危なかった‥ノックスさんと、その冒険者グループの人達!


「言っておくけど、俺が!リーダーだから!ノックスじゃねーからな!」

こう言うのは、冒険者グループ『スクレット』のリーダー・ヴァルナーさん。


「よろしくね~」これが、元気になった‥ノックスさん。

「兵士も‥一緒に来たんだけどさ・・」と、クラティスさん。

全員 男性。兵士・・は?どこ?


「‥遅いですよ‥ラフェヌさん‥」ん?!ラフェヌって、鑑定士じゃなかった?


こんな雨の中・・来たの?

…いや、そもそも‥なんで来た??


「朝の予定でしたが、到着が 遅れて、申し訳無い。自分は 今回 同行する、ソル‥と申します。こちらは、鑑定士でもある、ラフェヌ殿です」


‥ん? この‥ソルって人も、見た事ある。どこで見たかな?‥うーんと・・。



‥あ! 思い出した!宿だ!


 宿で傷薬アメ使ったら、病気治って‥。翌日、兵士さんに売った‥あの時の兵士さんか。顔しか覚えて無かった。非番時は‥普段着っぽいの着てるせいで、誰なのか‥な か な か 分からなかったよ‥。


「雨の中、来て下さって‥ありがとうございます」

「ねぇねぇ、今日は、どこへ向かうんだい?」ラフェヌさんは、何しに来たのでしょうか?…と聞きたいけど‥聞いたらダメっぽい。


「この先に在る、大穴を右に抜けて‥奥まで行きたいです」

「じゃあ、すぐ進もう!」張り切ってる‥ラフェヌさん。


・・大所帯になった。


 冒険らしい 冒険は無い と思うけどね・・とか思いながら、ラフェヌさんが、先陣を切り、ソルさんが追いかけ‥私の周りを、ノックスさんとクラティスさんが両脇に・・。殿しんがりは、リーダーさん。


 大穴に、驚いてたのは‥冒険者の3人で、兵士のソルさんも、ラフェヌさんも‥『あぁ、まだ在るのか‥』みたいな感じの‥顔だ。


今回は、さらに‥この奥。昨日‥もう少し進みたいと、思った所までは行きたい。


 大穴を通り過ぎ、その奥に来ると‥ででんっ‥という効果音が 似合いそうな、大きな岩が在った。


「リモン殿、こちらの沼には気を付けられよ」ふいに、ソルさんに言われる。

へ? どこに‥沼??


「‥どこですか?」

「こちらだ‥」

地面の色が‥沼の色と似通ってて‥判別が難しい。特に、今日みたいな天候では。


【 モスタンカー 】

ボトルグの森から、カイチェットの森になった今でも、変わらず そこにある。魔力枯渇になる頃、モスタンカー内で過ごしていた生物は皆、泥の中で休眠中。森の魔力が戻る時、生物も目覚めるだろう。


伝承かな?って言いたくなるような、説明文だね。


‥生物は・・居るって事よね?‥つまり、今は寝てるだけ?


「ここには 様々な生き物が居るけど、みんな狂暴だから、起こさないようにね」

「狂暴なんですか?」と聞くと、いろいろ居たという、昔話を聞かせてくれた。


「ラフェヌ殿は、鑑定士ですが‥。生物研究者でもありますから」

ソルさんが教えてくれる。そっか。だから‥来た…のかな?


 こんな雨の日に‥とは思うけど、騎士団 所属って言ってた気がするから、今日は非番‥なのかな?‥でも、研究者なら‥休みが無さそうなイメージだけど・・・。


「さらに、奥へ進むのか?」「はい!」


昨日…薬にも、お菓子にも、なりそうな実を付ける低木と同じフロアの‥。



え?何・・ここ・・・。なんか、大きな生き物の巣・・みたい。

「‥洞穴か?」「洞窟じゃね?」「こんな所に居た奴って‥魔物なのか?」

冒険者たちが、口々に感想を言う。


それに対して、少し怪訝な顔をしながら、ソルさんが・・。

「そなた達、緊張感が無いぞ‥。ここは、かつて‥ミロ ウルススの縄張りだったんだぞ。いつ、起きて出て来るかも分からないんだ‥」


ミロ‥ウルスス??「それって、魔物‥ですか?」


「巨大だったが、獣だと思う」「ミロウルススは、巨獣だね」

お二人が、教えてくれる。


名前 聞いても、ちっとも想像 出来ないのは、相変わらずですけどね…私。

 想像力‥乏しいの‥哀しい。


「この中‥行けるんでしょうか?」と何気なく言ったけど・・。

振り返ったら、ソルさん含め‥青い顔。


「せめて、入口付近だけでも・・」雨宿りしたい。


「‥はい。では、入口だけ。まず‥自分が入ります」

率先して入ってくれる兵士!頼もしや!


「‥ぅっ‥」・・ん?


「どうしたんだい?ソル‥・・おや おや、これは‥昨日も、見たなぁ」


…『昨日も見た』??

嫌な予感がします。気のせいだと…いいなっ!と思ったけど、案の定。




「うげっ!キモッ」「なんだこりゃ・・」「うぇ‥」


「昨日‥ゎ‥うん。僕も見ましたよ・・穴の中だけど」

確かに、ここも穴の中だけど。だけどねぇ・・。


「倒すのは、出る時にして‥今は、やはり奥へ行きましょう!」


「‥マジ?」「ここで、待機していても、構いませんけど?」と、私が言うと「行けば良いんだろ!」ずん ずん 進む、リーダー。


・・怖いなら、残ってれば良いのにね。男性らしいと言えば、らしいけど。




進行方向のは、紐 部分を切り払い・・たいけど、出来てない!デジャヴっ!

「‥とりあえず、これらの武器を貸しますので、それで切って下さい」と渡す。


「すみません‥扱い難いかも‥ですけど・・」

ソルさんには、45の槍・・。リーダーは、30の長剣を。



ひとまず、この二人が…道を、切り開く事になった。


 倒すだけなら、割と20越えてれば、出来るみたいだからね。奥へと進むと‥右にぐるっと回るようにして、下へ‥と、続いてるようだった。


下へ続く通路みたいな道は、細いから‥ひとり づつ しか進めない。


ソルさん‥ノックスさん、自分、ラフェヌさん、クラティスさん‥リーダーの順。



下へと降りていくと‥そこには、大量の‥ザンザーラのプッペが・・。

・・天井にびっしりと‥紐で吊り下がっていた!!




  これが、大量 発生の・・ 理 由 だ。


 そういえば、昨日の鑑定‥『地中で‥』って部分で、土の中・・と思い込んでたけど、ここも‥地中だ。こんな所に大量に ある から、毎年 毎年‥多くの成体が、この場所から飛び立つんだ。


「驚いた‥。よもや、こんな所に‥」

「騎士団に要請しましょう!」‥え?いきなり、騎士団??


「騎士団で、取り組まなければ! これだけの量で、あのような場所に在るのですから」‥確かに。それに、私が頼まれたのは‥森の再生だ。



ザンザーラとやらの討伐は、頼まれてない・・と言えば良い。たぶん。


「それは良いのですが、ここ‥広さを確認したいです」

不幸中の幸いか、アレは・・天井付近に‥くっついてる。



「あ‥」進もうとした矢先、大事な事を聞いてない!って事に、気付いた。


「ところで、皆さん‥もう帰らないと‥いけないのでは?」

「俺らは、3日間 一緒に居れるぜ」と、ヴァルナーさん。


「出来る依頼が無くて、困ってたんだよ‥」

クラティスさんが、依頼を受けた経緯を 話してくれた。


「私は、明日まで非番ですので、このまま同行します‥」


ラフェヌさんは?

「ん?‥ぼくは、一緒に行くよ。ソルが居ないと、帰れないからね‥」

戦えない‥らしい。まぁ、そうだよね。


「では、引き続き お願いします。休憩は‥しますか?」

「君は、どうなのだ?」

「僕は‥まだ、平気です。もう少し進みたいです」


「…分かった。では、行こう」


 途中には、また ‥小さな洞穴ほらあながあったけど・・。

中に居るのは、アレでも無く‥巨獣でもなく・・。かわいい‥。


小熊くらいの大きさの‥何 なに?


【 ミロウルススの幼獣 】中級・チェントロ国の一部・カハフ国に生息

子供と侮って戦うと、痛いめを見るので注意する事。魔力の入っている、果物を食べる事で、巨獣になれる。ただし、地上に出られるのは、オスの1頭のみ。それも、仲間との戦いを制した個体のみとなる。森で魔力の高い食べ物が育つまで、洞穴で休眠する習性がある。


「‥これが、ミロウルススですか‥。まだ子供のようですが・・」

「起こさないようにな・・」はい。



それが、いくつか在ったけど、どれも子供のミロウルススだった。



「あれ‥? ここ、下への道が在りますよ・・」私が発見してしまった。

ソルさんが、うろちょろ する、ラフェヌさんを‥引っ張って来てたので。


「この先も‥」はい。降ります。だけど・・。

「ここら辺で、休憩にしましょうか」


「いや、リモン殿。この先に進んだ方が、逆に安全だ」

ソルさんは‥進んで行く。その後にラフェヌさん。


下は、なんだか‥涼しいくらいだ。


 左手に‥水場? 水が、流れてる・・。

鑑定したけど、煮沸しゃふつしなくても、飲めそう。


真正面には・・。石の床なのに、草が生えてる。


草地に到着。「では、それぞれ天幕を張れ」と、仕切るソルさん。


 壁際に私。左側にソルさんとラフェヌさん。右側と前には、スクレットのメンバーの‥簡易的な天幕が、設置されていく。私も天幕を出す。


「あれ? 同じのかと思ったら、それ‥違うんだな‥。丈夫そうだ」

「天幕の事ですか?」そうだね。濡手葉で、加工された防水の。


「防水のは、少し高いんだよ‥」売ってたの⁈


「金が有っても、買えないけどな」

‥どうやら、偏見持ちの店主の店に、置いて在るらしい。


客 選ぶなんて、商人じゃないね‥って、それっぽい事‥言ってみる‥。


「‥仕方ないよ‥」


「そういや、おまえの飯‥どうするんだ?」

え?持ってますけど・・。


「みなさんも、おひとつ‥いかがですか?」


お肉 挟んだ‥サンド・・ですけどね。何と表現すれば?

あ・・鑑定!


まんま・・だった・・・。


【 ナースホルンのサンド 】

ナースホルンのサイ部分を薄く切り、両面をカリカリに焼いた物と、パップリーの千切りを、一緒にパンで挟んだ料理。作り手・リモン

体力80 回復・魔力50 回復。攻撃力などのステータスを、一時的に上げる効果。


‥なんか、凄い効能が・・付いてる。

ちなみに、サイ=お肉部分。パップリーは、キャベツみたいな野菜ね。


受け取った人達に、それぞれ野菜ジュースも提供する。

 瓶は、回収する事を伝えて、食べる。


肉汁が中から出て来る~‥。うま~ぁ。

「!‥こんなに、美味い肉を食べた事 無いぞ・・」

「凄く強くなった気がするぜ!」それは、効果が付いてるから。

「俺も!」


食後に‥成人男性たちは「酒が飲みたい」と言ってるけど、無視です。

「残念ながら、自分が味見 出来ない物を、作る気は無いです」と言っておく。


「町に戻ったら、飲めば良いじゃないですか」

「まぁ、そうだな・・」諦めモードに、入ったようです。


‥なんか、知ってる顔の人達だと、安心して‥眠れる・・。

くぅ… すぅー…






『‥凄い少年とは思って居たが・・』

『少年は、鑑定が使えると言ったろ…』


『そういや、武器‥返してないけど‥』

『まだ、この先も必要でしょう』

『報酬、何にするか‥決まったか?』


『‥‥まだ‥だ』『迷うよな‥』

『僕はね~‥ジン!あれが、良いなぁ』


『ラフェヌ殿、そんな高価な物は、選べないのでは?』

『交渉次第‥と思ってるよ』



「ぅ・・ん・・・」


『…』


『ねるか・・』『あぁ。そうだな‥』

【ピグロ毒薬】※20瓶 とある薬が大問題!で、ピグロ ( アルドル町の問題児 )が作った傷薬が、毒に変化した物を、鑑定が使えない冒険者(ノックス)が使って瀕死になってた。


【スクレット】( フランス語・骸骨(がいこつ) ) 冒険者グループの名前。冒険ランク・赤。

リーダー*ヴァルナー 男 / 24歳 / 169cm / 1つ縛りのロン毛・こげ茶の髪 / 緑の瞳 / 長剣使い / 有言実行タイプ。

メンバー①*クラティス 男 / 22歳 / 170cm / 黒髪 / 青の瞳 / 長剣と炎魔法が使えるらしい。聞き役に回る事が多い。

メンバー③*ノックス 男 / 22歳 / 168cm / こげ茶の髪 / 黄緑の瞳 / 短剣とワナ使い。ムードメーカーで、元気。元気になって何より。


※ラフェヌさん → 32瓶 呆れる人達‥にて、鑑定士として登場。

※ソルさん → 28瓶 傷薬アメ 販売開始!‥にて、薬を買いに来たし、ソルさんのキャラエピもあります。


【モスタンカー】この世界での『沼』や『泥』の総称。


※ザンザーラのプッペから延びるのは、糸なのだが、紐くらいの太さがある為『紐』と呼んでいる。

※アイテム作成=作成者・武具製造=製作者・料理作成=作り手‥と表示される。

※この世界でも『お酒は20歳になってから』らしい。


次回、大量のプッペと・・大元を・・発見します・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ