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15瓶 武具 調達

 外へ出る為の下準備に、情報収集として商館へ来た私は、無口と思ってたセウーさんから、いろいろと教えてもらった。


・・他にも準備が必要ですね。準備整えてから、出発したいです!

なんだかんだで、商館2階で 必要な物は‥手に入れてしまった。

・・・何か、忘れてる気が しなくも ないけれど・・・。


ひとまず、市場へと 行く事にした。


食料って、どのくらい‥必要なのだろうか?


・・以前に、そのままかじれる果物や、生でも食べれる野菜は、買ってある。アイテムバッグのトマトみたいな形のマークが、それ。卵などの割れやすい食材も、売ってたけど・・。さすがに生卵はって思って…。だって、パックに入ってないし。


…当たり前だけど。


まとめて入れておけるようなボウルとか、箱‥とか無いとなって思ってて。


 一通り、市場の商品を眺めているけど‥これと言って、今すぐ買っておくのは・・・無いかも。じゃあ、何で市場をうろついているのか?と言えば、鑑定能力を使って、商品を見てるだけなんだよね。


うん。‥全部・・見れたかな。


・・そういえば、以前 来た時にお店を出してた‥何か よく分からない物を売ってたお店・・。それだけ、今回は無かった。まぁ‥どうしても買いたかった商品が在った訳でも無いから、いいのだけど。


 武器屋へ行こう。


弓を傷薬と交換でくれた、ロムフさんの武器屋さんへ!


「こんにちは~」 今日も、数人しかお客さん居ない。・・これが、普通なのかな? 居るだけ良いのかな? よく分からないけど。


「お?何でぃ‥。矢でも無くなったか?」

「矢もそうですけど‥。やっと外へ出れるようになったので、自分にも扱える武器が、弓以外に、あるかな?って思って・・」


 出来れば小型ナイフよりは長めの‥短剣があると、良さそうなんですけどね。

「うーーん‥おまえさんに使えそうな・・」息を吸い込む音が聞こえ「この辺りなんて、どうだ?」と3本の 見ための違う短剣 をテーブルのような台に乗せて、見せてくれた。


 1つめは、あ・・そうだ、これも『鑑定』してみよう。一番 左から見てしまうのは、元々左利きだったから‥かもしれない。今は右手でカトラリーを持つけどね。一応 両方‥使えるよ。


【 ロンキング 】(Lv.1)

短剣 初心者用。ほどほどに重く、特徴的な形状が 子供に人気 のある商品。

攻撃力 15 製作者・ヴィラオ


・・特徴的な・・形状って・・・。

を持ったら、上向きの矢印じゃん・・。微妙。


 次は、真ん中の・・これは普通の短剣って感じだけど、なんか‥

【 イデアーレ 】(Lv.1)

短剣 初心者用。見ための形は、普通の剣を縮めた姿をしている。この辺りには珍しい『グレル』という鉱石が少し使われてる為、刀身が淡く光っているのが特徴。攻撃力 12 製作者・ヴィラオ


 うん。淡く・・ ぼ ん や り ってくらいだけど、青く光ってる。でも、他に何か効果がある・・とかでも無いんだね。


 最後のも、なんかちょっと切っ先が内側に反ってる・・。

【 アンスタン 】(Lv.1)

短剣 初心者用。子供用として極力 軽くして扱いやすくなった。ただし‥その代わり、攻撃力は最低限に抑えられている。練習用には丁度 良い。

攻撃力 10 製作者・ヴィラオ


・・一番、攻撃力は低いって。店主がすぐ横に居るから「手に持っても 良いですか?」と聞くと「良いが‥気を付けろよ」というので、頷く。


 人気とか言う微妙なのは・・ちょい…重い。ずっと振ってたら‥腱鞘炎になりそう・・とか思うくらい。


・・逆に、軽いって方は・・・。わあっ! ホント、かっるーい!


・・・他のが微妙だし、軽いので‥このアンスタンってのにする。そういえば、全部…同じ人が作ってるみたい。たぶん、職人さんだね。

「店主‥これ、買います!…あと、矢も 多め に買います」

「お?それにすんのか? わかった。それ持って、こっち来い」と、カウンターへ促される。


 カウンターへ戻った店主は、短剣に付いてた値札を取るだけじゃなく、何か細い・・金属の棒みたいなのを出した。


「‥おまえの名前は、何って言うんだ?」

「え?…リモン・・ですけど・・」

「ふう~ん‥リ モ ン ねぇ・・。どっかで聞いたな・・」

金属の棒で何か 文字を書くみたいにしてる。何してるんだろ?


「‥矢は、何本欲しい?」

「出来るだけ多く‥筒に入らなくても、予備で欲しいです」


打ち損じ・・用に。


 カウンターから、店主は出て来て・・自分の弓用の‥装備の腰部分に付いてた空の短剣ホルダーを見ながら「ここに、おまえの名前を書いたから、今日からこれは‥おまえの短剣だ。大事にしろよ」と言って、ホルダーに仕舞ってくれた。


 なんか、ウキ ウキ してる自分が居る。テンション上がってる?私。


「矢は、今ある分なら・・50本は、あるが・・どうする?」

「矢は‥1本いくらなんですか?」

「1本単位で値が付いてねーよ。10本で小銅貨5枚だな」え・・安っ!

全部買っても・・大銅貨2枚と小銅貨5枚?!


「・・ぜ・・全部・・ください!」

「そんなに入るのか?・・まぁ良いけど・・。じゃあ短剣分と合わせて‥小銀貨1枚と大銅貨2枚・・でいいぞ」あれ?小銅貨5枚分は?


「・・おまけだ」マジっすか?!と若者調に言葉が出そうになった。

お金を払う。そして・・大量の矢をGETしました!


 難なく鞄に入るのを見てた店主が「その鞄、魔道具か何かか?」と、言うので『魔道具』という所が、間違ってはない と思ったので「えぇ・・まぁ・・はい」と答えた。


 他で、こういうのを見た事があるんですか?と、店主に聞いたら…アイテムが沢山入る袋は‥見た事があるらしい。他の町で・・だって。魔道具は、他にも様々な種類があるそう。ちなみに、宿屋の灯りのように・・魔石を使って作られた物は『魔道具』ではなく『魔石品』というなんとも言えない感じの‥呼び方になるらしい。・・変なの。


 店主にお礼言って、数歩歩いた直後に・・店主の大きな声で「あぁ!」って何か思い出したような声が聞こえて、ビクッ となって振り返ったけど・・。その後、何も無かったかのように‥静かになったから、スクードさんの防具屋へ行く事にした。・・・確か、この道を奥に進めば・・・・。 ?



『ホントだって!あいつ、降格したんだよ! だから言っただろ~?‥』

『いやでも、凄い薬を作れるって話は‥ホントだろ…』

『いやいや、ぜってー違うって!オカシイもん!あいつ!』


・・・。


 何か・・聞き覚えのあるような・・。声が、道の先で聞こえる。

もう ひとりは・・知らないけど。



オ カ シ イ のは、どっち でしょうね?


 勘違いして、お店に爆発物投げて 壊しておいて‥店主に謝らない方が、オカシイと思いますけど・・・。


・・この道は、行くの・・・やめよう。


 地図を開いて・・・他に防具屋は。あれ?さっきの武器屋の隣にも、防具屋・・在ったの?! 見て無かったー。意外と近くに在るのね・・。


 出戻り。



ロムフさんの武器屋の隣のお店へ・・開いてる?


キィイ・・あ、開いてた。


「おや?・・いらっしゃい」と髪も 眉毛も お髭も 白い、おじいさんだ。

「こんにちは」


防具屋さん・・だよね? 服の上着・・みたいなのが多いな・・。


・・あ・・あぁ・・これも防具なんだ。


【 コロコデールの胸当て 】( 体 装備品 )

コロコデールの皮を使った、丈夫な胸当て。弓を扱う者の動作を、妨げる事はなく、無防備になる部分を強化して 保護する一品。

防御力 20  製作者・ブルジュ


 とかって書いてあるけど・・。コロコ・・デール? なんだか、かわいい名前だけど。生き物なのかな? 値札は・・ぐっ・・・・。ひぇえぇ・・小金貨1枚?!


 無理 無理 。


や・・安いの・・無いかな・・。


 今、弓を装備出来る革紐も、一応 防御力5くらいはある。お店の中を見て周ってると・・腕に着ける・・籠手?みたいなものや、膝当てのようにズボンなどの上から装備出来る、取り外し可能の物だったりと・・いろいろある。


革の籠手が・・籠手で良いのかな? えっと?・・あぁ『ガントレット』か。


 これを両手で、大銅貨5枚。それから・・ブーツ(長靴よりも膝辺りまであるもの)を大銅貨6枚・・。軽く羽織れる上着・・革製品だけど、小銀貨・・1枚・・。


・・計 小銀貨2枚と大銀貨1枚を払う。お礼を言って、去り際に・・店主に呼ばれて振り返ると‥「もし、興味があるなら門の近くの‥『モナルカ』へ行ってみなさい」と言われた。


 お店を出て・・地図を見る。モ ナ ル カ を検索。


ん? あぁ、あの風呂がある宿屋の区画。門から見て右側 角の店だ。


・・まだ、そこまで時間が掛かってない。見れるかも!



角のお店・・モナルカ を発見。落ち着いた雰囲気だけど、何のお店だろう?


・・防具?・・・あ‥チャララン・・と音を立てて、ドアを開いて中に入ると、そこは・・アクセサリー屋だった。女性客が多いですけどね。あ・・でも男性も居る。入口手前には指輪・腕輪・ネックレス・・。イヤリングやピアスもある。


・・それぞれ、属性攻撃の耐性を付けたり、特定の属性を吸収・・もしくは、反発して相手に返したり・・。あとは、攻撃力などのステータスを補助するものだったりと、効果は様々。


・・・お店の照明で、キラキラと乱反射してて、やや眩しいけど・・。


 それと、状態異常を・・それぞれ‥防ぐのとかあるみたい。私には無用の長物ですが。・・なんせ、状態異常‥無効化・・持ってるので。



・・いろいろ鑑定しながら見てたけど、いまいち・・欲しいと思える効果の物が 無かった のと、金額が高そうな予感がしてたから、一通り回って・・・買わずに去った。・・ひやかし になってしまったけど・・。


お金も、ちょっと少なくなってる。何か売る・・もしくは、依頼をこなさないと。



・・・赤のランクになってから、依頼‥やってないや。


あ・・もう暗くなってきた! 宿屋に帰ろう!


 明日は、商館で赤い紙の依頼・・あるかな? 無ければ、黄色のでも・・何か受けよう。



・・自分のステータス 見て、思った事がある。


 体力200・・越えてる。だから、小さい傷 手当の薬より、薬草で作る・・効果の高い薬を、多めに準備しておきたい。魔力と言っても、魔法発射!とか言わないから、そこまで必要性を感じないし。そもそも・・この世界の薬って ” 飲んじゃダメ ” なものばかりなんだもの・・。飲めた方が、無駄に汚れなくてイイじゃん!って思うの、私だけ?


 今夜は、ちょいと果物と、薬草や草を‥掛け合わせてみようかと‥考えてる。


・・宿屋に到着。店主から 問題児くんが来たと聞いた。また~?!


 私が、すっごく嫌そうな顔をしてるのを見て、豪快に笑ってから・・

「なんか お前の事は、もう良いんだってよ」と言った。興味が薄れたのだろうか?


・・そういや、赤いランクの・・このスカーフを付けて、黄色の方を外してたら、なんか意味深な顔して‥何かに気付いた感じはしたけど・・。あれは自分より・・ランクが上がった 相手に対するモノ じゃなかった。


・・黄色のじゃないから…まさか、ランク下がったとかって思ったのかな?


‥なんか、そんな感じする。まぁいいや。関わらないでくれるなら、それで。


夕食も・・。しっかりした ご飯は、外へ出たら‥食べれない・・よね。


 明日は、商館で依頼をこなして・・。薬草を採りに行って、雑貨屋さんで食器を買おう。あと、忘れてたけど寝袋が・・欲しい。これも商館で聞こう。


・・セウーさんと、また お話したいな…。普段しゃべらない人と話すの・・良い。貴重な笑顔 も、見れる時あるし・・。まぁ、きっと彼女さんが居るだろうけど。



・・さてと! まず・・既にあるもの・・傷薬の状態と、草の状態との掛け合わせや、果物と果物、野菜と野菜、果物と野菜・・とか。どれやって、どれやってないか‥わからなくなりそうだから、まずメモに‥箇条書きに、組み合わせを書こう。


 それからだ。


・・そうして、いろいろな組み合わせで、様々なものが出来た。図鑑の内容も増えた。あっと言う間に感じられたが、もう夜も遅い。続きは明日にして眠ろう。


・・・・・お風呂・・入りたいな・・・。


明日・・商館に行くから・・・先に・・いや・・あとで・・借りて・・・・

【グレル】実は氷の粒の塊。ただ、手で持ってても溶けず、固い為・・鉱石と思われてる。


【魔道具】不思議な遺物で出来てる物‥という意味で、利用されている。神様が作った物‥という認識の人も居る。滅多に‥持ってる人は居ない。


【魔石品】魔物の魔石を活用して、便利な道具に加工された物の総称。魔石品を作る職人は、特別らしく‥誰でもなれる訳では無い。


【ブルジュ】ロムフ武器屋の真横にある防具屋の店主。冒険者から素材を買取り、その素材を使った防具を作る職人でもある。


次回・・商館でお風呂を借りに行ったのに・・・なんか、違う事をさせられます。

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