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139瓶 魔法とか

兄様の奥様から、魔法の基礎を 習う事になった。


 リモンとしても 習う 予定だけど・・・。


今日は、ひとまず‥リモーネで。さて・・何から 始 め る のかな?

・・先生と 一緒に、お父様と、兄様の見送り。

朝から・・ラブ ラブな お二人で・・目の やり場に 困る私。


 父上が、私の頭を軽く ポン ポンして・・出かけて行った。



「本日も‥よろしく お願いします。メチェーリ先生」

「はい。では‥今日は、まず最初に‥」


 何やら・・メイドに用意させてる。テーブルの上に‥銀色で、小さめな洗面器くらいの‥盥(たらい)。それに、水を入れてる。何するのかな?


「まずは、あなたが‥どの系統の魔法に 強い かを‥見るわ」

最初に先生が・・実演してくれる。


 念じて・・水に‥放出。


わぁ・・水の色が‥水色?に・・変化した。


「この色で、私には‥水や 氷の力を扱える者と‥分かるでしょ?」はい。

やはり・・色 = 属性だ。


メチェーリ先生は 髪が 水色。元々は、他国の貴族だったらしい。

・・今は、この国に定着して‥かなり経ってるみたい。


 水を 庭の土に捨て・・新しい水が、注がれた。


「今度は、あなたの番よ。やってみて」

昨日・・散々練習した・・魔力 放出・・。


 出ろ・・と 念じても、私は出せない。


だけど、カルム様に届けるようなイメージなら・・出る。謎よね。



目を閉じて『・・・』放出!


「まぁ!‥なんという事でしょう・・」ん?

「どうしたのですか?…って、えぇ?!」なんで・・・金色なの??


‥確か・・金って、全属性じゃ・・。私の目・・赤だよ?

普通なら…赤色になるって、話しだったのに‥。


 ミュゲ姉様や、カミリア姉様も‥赤 と 緑だったらしいし。

赤い髪に・・黄緑の瞳だから・・攻撃の赤と、治癒の緑‥。


兄様は・・赤だけだったようだけど。‥私も‥その予定だった。


「‥初めて‥見ましたわ・・どうしましょう」

ど・・どうしましょう・・とは?


「私(わたくし)では‥役不足ですわ」え・・そんな事は‥。

お母様に相談するからと、朝の講義は…早々に終わってしまった。


 転生してきた私に‥関係するの?

   ほら・・俗に言う‥チート…って 事で。


うーーん。分からないから、リモンに代わって‥仕事しよう。



 別荘に到着 早々・・。また・・来てる。


 はい・・武器を作れでしょ? 分かりましたよ‥。

キトゥリノの軍団長は、大剣が好きらしいから・・それで‥って。

・・カエルレウスの軍団長は‥珍しく、長剣だった。


 あれ? カエルレウスの方・・。

なんか、もう1つ‥別の素材でも、長剣を作れって。


 なんで?・・まぁ、いいか・・。これもモカッダス岩がある。



 今の所‥全部『神の武器』になってるから、もう確定なのかな?


 この『モカッダス岩』の魔力量‥どれも、けっこう多い。

欠片でも100 m(メク)ある・・。でも‥どこに在るか‥とか出ない。


ともかく、せっ せっ と作っては、兵士を呼んで‥届けて貰う日々が続いた。




数日後、カルム様から‥お手紙が来た! キレイな青紫?

・・紫陽花のような、青い色味の封筒‥綺麗。


出かける時に持って来た。

  ここのソファで‥ゆっくり読みたい。


___________________________________


 リモーネ へ


いかが、お過ごしでしょうか? 困ってる事など、何か ありませんか?


 あなたと数日 過ごした あの日々を思い出し、時々 寂しくも思います。

お元気で過ごされてるならば 良いのですが。


  あなたに会う口実を作っては‥団長に止められ、歯がゆく思ってます。


 両親から、そちらのご両親へも手紙を出したそうですから、この手紙が届く夜には、条件を聞く事になると思います。


自分も、聞かされてませんので‥お聞きになりましたら、教えて頂きたいです。


では、この辺で。


 あなたのカルムより

_____________________________________


・・何をしてるのでしょうか?カルム様⁇

こんな・・おちゃめな人だった? うーーん?


 条件は、帰ってからだね…きっと。

それよりも‥その・・『あなたの‥』っての・・・。


 それ‥私も、返事の時に書かないと ダ メ ??

  なんか・・恥ずかしい。家で…読むんだった。


はー・・・ウチワが 欲しい。ふぅ



 ラオフェンさん達にも、お返事 書いたし送ったし・・。

妹さんは、遠慮しておいた。リモンで結婚する気は‥全く無いもの。


 ラフェヌさんや ソルさん・・素材だった。また、珍しいのを どうも。


レックスさん からも届いてたし、トランさんからも。

 お二人とも、お元気そうだね。良かった。


・・あれ? 封筒に入ってない‥メモ?


普段・・字を書かないのかな? 子供の・・字みたい。

 字を習い始めの子の‥字。


アチェロは、もっとキレイな字を書くから・・違う。


えっと?『俺は黒くなったぞ・・早く会いに来い・・・』


 ん? もしかして‥ニーリー?!

ははっ 懐かしー‥。元気かなぁ・・ニーリー。


 カラカテ様の お祭り以来だね。明日・・特に何も無ければ‥行こう。

転移 出来るし。たぶん・・ニーリーの家だけど。


やー・・楽しみになってきた。そうだ。お菓子‥持って行こう!


 パサッ ん? また、手紙 来た?


やっぱり来てた。茶色の封筒だから・・ギルドかな?


・・あ、この人も懐かしい。ブロスバさんからだ。珍しいね。

うん?・・遺物 探しに‥協力してくれ??



 違う。遺物じゃなかった『遺産』だ。英雄の・・・。

うーーん。親の許可が出れば‥ね。行けますけど‥。



 でも、気になるのは‥終わり頃のコレ。


『近々 騎士団でも捜索隊を出すらしい。おまえも、巻き込まれるかもな』

・・・嫌だなぁ・・それ。



『も』? え・・既に、巻き込まれてるんですか⁈ ブロスバさん!

あの護衛の2人も‥一緒なのかな? たぶん‥そう。


『リモン様、手紙です』え・・はい。



はぁ~~~… はい。



 転移して‥着替えて、お母様の部屋へ。

すぐに中に招かれると‥お父様も居る。


「今度は、どうしたのですか?」

「また騎士団からの要請が来た。急ぎでは無いとの話だが、急いでるのだろう」


「今度の内容は‥何になりましたの?」

「…本格的に‥捜索が始まる」


何の?・・・あれ・・もしかして。

「英雄の遺産‥探しですか?」

「!?」


「そうだ。勘が鋭いな‥」

「いえ。昔の知り合いの商人からの手紙で、それっぽい話が ありましたので」


「…そうか。もちろん‥リモンだけでなく、他の行商人や冒険者にも声をかけている。大きな作戦なのだ」いつまでの予定なのかな‥見つかるまで?


「それは、いつまでの話ですの?」

「期間としては、来年末までだが‥なるべく、早く見つけたいようだ」


 今年ではなく・・来年末・・・。


「一度、行ってしまったら‥戻って来れないのではないの?!」


そうよね・・。見つかるまでは‥。

 お母様が 心配するように‥帰れないかも。



 英雄の遺産は、計7つ。それ ぞれの力を蓄えた物。

使っていた物が・・多い印象だった。石碑を読んだから‥知ってる。


 その内の1つは、アリスモスが持ってる。

そして、もう1つも‥あと、1つの鍵が分かれば‥開けられる。


そして、英雄の遺産の内の2つは・・確実に、騎士団に存在してるはず。


「お父様、騎士団内でも‥探してるのですか?」

「いや『ガラクスの剣』と『モルドーモの案内鳥』は、在ると知ってる。だが、抜けない上に‥起動しないのだ」そうなの?


「あなたっ! まだ、15なのですよ‥。うぅう…」

あ~ぁ・・また、泣いてしまった。でも‥早く探した方が良い気がする。


「お母様‥。どうすれば、旅立ちを‥許可して下さいますか?」

「‥リモーネ・・あなた‥」


きっと『英雄の遺産』が、必要になるような事が・・・。


 この先に、待ってるんじゃないだろうか?

長老が『急ぎではない』みたいに言ってたけど‥。復活する・・とか?


 騎士団は、きっと‥国の人達を守る為に‥必要なのよ‥。


「…攻撃魔法3つと、回復魔法を1つ‥習得したら‥考えて あげますわ」

「攻撃魔法は、どのような威力くらいでしょうか?」


「それならば、中級を 一撃で 倒せるくらいでないと‥心配だな‥」

お父様・・。


「では、回復魔法は‥」

「リモンの飲薬くらいの効果を発揮する程度で、周囲の10人を 一度に、回復 出来るなら‥言う事は無いが・・」けっこう・・・大変ね。


「そうですわね。そういえば、あなた‥」

「・・うむ。そうか‥治癒ならば、俺が教えられない事も無いが‥」


「では‥お父様から、教わりたいです」

「うむ!」‥そんな、嬉しそうな顔するなんて。


「攻撃に関しては、何を基準に学びたいかしら?」え・・。

私が、使うものだから‥選んで良いんだ…そうだね‥。


「空 と 海・・地中でも、攻撃 出来るものが、良いですね」


「変わった・・選び方だな‥」そうですか?

地上なら、武器で攻撃すれば良いし‥最悪、爆弾もある・・から…うん。


「空・・風と、海は・・そうね‥」

「メチェーリから、氷を教われば良い」


それなら、あとは‥と 話 は 進む。

 1度に色々は、覚えられないと言われ‥まぁ‥そうね。


 まず、お父様の治癒魔法を・・会得する事になった。

その次に‥メチェーリ先生で…と、続くよう。


「お願いします‥」


「‥もう。誕生日が過ぎたばかりだというのに‥旅立つ準備だなんて」

お父様・・お母様を、優しく抱きしめてる。


これも、私が‥リモーネの体で、リモンとして生きて来たから‥なのかも。


 これが・・私が、ここに‥転生した、意味‥なのかも。

分からないけど・・とにかく、今度は‥魔法を覚えないと!


「リモーネ」はい。


え・・あー・・・そうか。


「治癒魔法だけは、こちらでも教えられる」

・・だけど、他の魔法は‥別荘内で‥教えられる事になった。


先生たちには『商人リモンに、魔法を教えて欲しい』と、お願いする形になる。


「‥先生方に報酬の話が出た際・・なるべく、聞いて差し上げなさい」はい。

家からも、お願いの先払い報酬を払うらしいけど・・。


 お父様は、家でも‥別荘でも、教えて下さる・・と。

「注意しなければなりませんよ‥」ん?


・・別荘では『旦那様』と呼ぶように‥って・・・はい。

お父様‥と‥呼ばないように‥。


基本的に、魔法を使う際には・・庭で、やるらしい。


「雨になったら‥室内ですか?」


「室内で行う場合もあるが・・。基本は、中止だな」

そうなのですね。


早速・・明日から。


「一旦は、騎士団に行かねばならぬから」

はい‥戻ってからですね。


 こうして、明日から‥私の魔法習得の‥特訓が始まる!!






‥はずだった。


「お母様でも‥よろしいですよ?」

「まぁ‥リモーネったら。そんなに出かけたいの?」


・・いえ‥英雄の遺産に、私は‥興味無いのですけど・・。


 よもや、ニーリーの家も行けないなんて!!

思ってませんでした。お父様・・戻って来ないし。



もう昼ですよ? 魔法の本・・読みに戻りたい。


 昼食後‥お父様・・軍で、何か指示を出す必要が出来て、抜け出せないらしいと‥連絡が来たみたい。


「ねぇ、ツェーン‥。どうやって、遠く離れた 父様と、お話してるの?」

「これは、魔法による思念伝達の方法で ございます」


・・基礎として、身につけるのだとか。

「私も‥習うの?」


「‥旦那様が、ご帰宅されたら‥お聞きになると宜しいかと」はい。

お母様に挨拶して、リモンとなり・・別荘の‥書庫へ!



「前は、開かなかったけれど‥今度は、どうだろ?」

開く? 開かない?


ぁ・・すんなり・・開いた。初歩の‥魔法?


 魔法‥伝達は? あ・・勝手に、ページが捲(めく)れてく…。

あった。これか・・。


話したい相手の名を呼び、反応してから‥話し出す事・・。

 うん・・で、やり方は?


うーん?? とりあえず、ひとりじゃ無理みたい。


立ったまま読んでて疲れたので、入口の椅子に腰かける。


・・火を点ける魔法・・必要? 道具が無くなったら‥欲しいかも。


 水を生み出したり‥これは、安易に大量に使ったらダメだね。

周囲の水分が無くなるって。干からびる…みたい。怖っ


 風を起こせたり‥それは、セーカで‥いいよ。

雷‥は『火を点ける』の応用らしい。へぇ・・。


 石を浮かせて‥飛ばす・・これも、初歩。


 よくアクション系RPGで、敵の注意を逸(そ)らす為にって、石 投げたり‥鈴 投げたりしたなぁ・・。あんな感じで、使えば良いかも。



 補助の基本魔法・・は‥へぇ・・足とか‥ふーん・・・

【 属性 】

この世界では 色 = 属性 で 見分けている。基本的に適性とは 髪 と 瞳の色で 簡単に判断 出来る。赤 = 熱系・青 = 氷系・緑 = 風系・オレンジ = 土系。金 = 全属性・紫 = 特殊 属性で、黒は 全く魔力や 適性が無い。グレーや 薄い者も 適性が低いと言われている。もっと細かく分けれるが‥今回はココまで。


※魔法 適性 = 主に 瞳の色が魔力系統の基礎の色。髪は 補足とされてるが、実際は 家系の血により 最も多い色が 遺伝として継承される。メチェーリは 瞳が オレンジだが 家系の水色が 強く 水 や 氷が 得意。


※特殊属性 = 紫の瞳を持つ者は、世界に 数える ほどしか居ない。基本的に どの系統も得意になるが、覚え難いとされてる属性も 軽々と扱える。


※リモンが 金色になった理由 = 転生者だから。元々のリモーネは 赤だけ。


※ロフォスに帰った カルムは、チェントロ国に 行く用事を考えては 単身 行こうとして‥その都度、軍団長に止められ‥他の副官に止められ‥来れずに居ます。


次回‥今回 教えて貰え なかったもの を 習うけど・・・

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