小瓶7札 それぞれの思惑
※今回は 複数人 の 各 キャラ エピソードです。
※計 7千ちょいの 文字数です。
※一応『 _ 』で 区切って あります。
※時期は 2部に 入ってから の 話となります。
※読みたくなったら 読めば良いものです。
「お母様、もう体調は‥よろしいのですか?」
「えぇ。カミリア‥」
私が、マナリジェクト症という病に かかり‥。
夫の治癒魔法ですら‥治らぬものと知り‥途方に暮れていた‥あの頃。
帰宅した夫と、娘のカミリアに言われるまで‥気づかなかったなんて。
娘の‥カミリアの妹、リモーネが‥家を飛び出して行ったと・・。
末の息子、アチェロが服を貸して‥出かけるのを止められなかったと。
あぁ‥リモーネ・・・。私の病は‥治せないのよ。
そう 私は‥諦めていましたのに・・・。
何か月も・・心配で 心配で、仕方なかったわ。
私は、動ける体では無かったから‥探しにも行けず…。
夫 や 長男のガロファノ、長女‥ミュゲの旦那様や、家族にも‥探して貰ったけれど、見つけられなかった。
日差しが暖かくなって、暑くなるわね‥と 思う頃・・・。
リモーネは、帰って来てくれた。手には、見慣れない薬の瓶を持って。
・・久しぶりに見た娘の姿は、以前の…勢いだけで行動するような子には、見えなかった。今まで‥どんな 苦労が あったのでしょう…。
「この薬を、飲んで下さい」
渡された薬を‥効果が無くても仕方ないと思って‥飲み干した。
娘の努力の結晶だもの。母としては、それだけで 嬉しいわ。
ところが・・それは、本当に『良く 効く薬』のようで・・すぐに効果が。
今まで…魔法を出そうとするだけで、息苦しくなっていたのに…。
す ん な り 、魔法を使えましたわ。
‥魔力を体内に…感じるなんて・・久しぶりのこと。
なんという事でしょう‥。ありがとう・・リモーネ。
数日も過ぎれば、昔のように‥何も憂い無く‥過ごせるようになりましたの。
病なんて、起こって無かったかのように…。
ですが・・リモーネを見る度に‥病はあったし、あの子が居なかった時が…あった事を思い出すわ。たくましく成長したようで、何よりだけれど・・・。
もう、そんな苦労とは‥離れさせるべきね。もう少しで‥15になる‥あの子。
・・・婚約者も‥早く 見つけて あげなければ・・。
再 教育が必要かと、考えていたけれど…。
どうやら世間で学んだのか、しっかりとした 受け 答えを、するようになっていたのには驚いたわ、礼儀作法も‥問題 無さそうね。
‥あとは、奥方になる為の‥修行を させなくては。
家族とも‥普通に仲良くしてるし・・ロチェスとも、普通に会話が出来てるもの。
‥以前は カミリアのように、縮こまってるような会話しか‥してなかったのに。
ご近所の皆様との交流も再開したし‥。出来れば‥軍 関係の方で、優秀な‥。
「奥様、お聞きになりまして?」あら、何かしら?
「最近、隣国から使節団が 来る そうですわよ」
「まぁ‥珍しい。どちらから、来られるのかしら?」
…ロフォス国から‥そう。
そういえば、確か候補の中に・・・あったわ。
少し‥年齢が 高い けれど、リモーネの婚約者に良さそうね。
・・能力は、申し分 無いし。大事にして下さる方なら・・良いけれど‥。
それは、会ってみない事には‥ね。
連絡してみましょう。あの子が‥気に入れば、問題 無いわね。
旅をしてる中で、騎士団の方々に‥お世話になったという話を聞いたから、お相手も‥やはり、騎士団の方が‥良さそうね。
・・・でも、まさか‥カミリアの話に出て来た『商人リモン』が、娘…リモーネの事だったなんて。噂に、尾ひれが 付いてるとは‥よく言ったものね。
リモーネは「そんな大した事は してません」と 言うから、そうなのだと思っていたけれど…。ロチェスは「本当に、凄い偉業だぞ」と‥。
ど ち ら が‥ 本当 なのかしら?
騎士団 経由で、送って頂くわ。夫にも‥言っておかなくてはね。
・・お迎えの準備も…しておかなくては。メイド達や シェフにも・・あぁ・・忙しくなるわっ。
リモーネの修行での先生は、どなたが良いかしら?
やはり、チアーラ先生が 良いわね。
「ツェーン‥。こちらを、騎士団に届けて頂戴」
「かしこまりました。奥様‥いってまいります」
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はぁ~~‥‥溜息を ついても‥どうにも ならんのだが・・。
どうしたものか・・・。
ウィオラに、ど う 伝えるか‥だ。問題は…はぁ~
早朝の軍議で『商人リモンの行方を探せ』と、言われてしまった。
よもや、娘が‥とも言えず。どこに居る‥とも言えずに‥困った。
ウィオラは、数か月‥居なかった娘・リモーネを心配するあまり‥。
庭先にも、出さない有様で‥。しかし それでは‥と 言ったのだが‥。
これで、軍団長に言われたからと‥リモーネを『リモン』として、外に出すのは・・私も躊躇いが…ある。家に、居て欲しい。
・・もう、どこにも 行かないでくれ‥と、毎日 思っている。
それなのに…。
軍で、とある計画の為に‥情報を集める必要がある。
教えた記憶も無いし、家にも‥そのような本は…1冊も無い・・はずだが。
『商人リモンは、古代語が読める』と、認知されていた。
どういう事なのか‥よく分からんが・・。あれか?
旅立った直後に落下して、記憶が曖昧だ‥とか言ってた事に…関係が あるのか⁈
・・その時の衝撃で‥そういう能力に目覚めた‥とかか??
分からんが‥本人に聞くしか無かろう。
帰宅し、リモーネが 出迎える事に‥安堵する。
ウィオラも交えて、リモーネに‥軍団長から言われた事を…伝えた。
・・本当は、嫌だが‥仕方ない。
世間は『リモン』を、必要としている。
しかし、そうだな・・。ここからでは‥まずいな。
昔 使っていた・・ここに比べれば簡素な家が、ランケアに在ったな。
不思議な魔石品で、魔法も使わず 転移が 可能とは・・便利な物を…。
それで飛べるからと、部屋の中で着替えてから、飛べと言って‥別荘を貸す事とした。後日、リモンとして商館などに連絡したらしく、軍団長より呼び出される。
「その方の別荘に 居る というのは、本当か?」はい。
どの家だ?と、聞かれ‥ランケアの‥と。
どうやら‥未だに、使われてたようだ。そうとは知らず‥え・・はい・・。
研究資料 と 石碑は『 運ぶ 』‥は。これは 伝えねばな…。
担当する班が、どこになるかは分からんが‥。なるべく 身内 にして頂ける事になった。研究室の物など・・そういえば、放置していたな…。
家に連絡して、別荘を掃除するように伝えておこう。
確か・・ガロファノは‥非番だったな。快く承諾してくれると良いが‥。
数日後‥ 一旦は、破棄となった依頼が、正式に来てしまった。
私も、見るのは初めてだが‥そのような色なのだな・・・。
石碑を各州で 読 ま せ る と・・。あぁ・・ウィオラ‥泣くな‥。
少しの間だけだ・・・。分かっている。私だって娘とは、離れたくない。
しかし、これも必要な事なのだ。頼む‥。
そうして・・5日ほど‥出かける事になり、家の中では『花嫁修業』で、別宅に行く事になった。
実際には、そこから別荘に飛んでもらい、リモンとして‥旅に・・うぅ。
護衛には、赤を選んで下さるという言葉に、少々‥安堵した。
どうか・・無事に戻ってくれ・・・。
ホントは、読めなくても 良いのだ。
5日間は・・リモーネの居ない玄関が、酷く‥寒々しいものになっていた。
・・ちゃんと、眠れてるのか? 食べているのか?・・・心配だ。
ウィオラも‥心配しているが、子供達の前では‥いつもの穏やかな笑顔だな。
私も‥見習わねば。はぁ~‥リモーネ・・。早く戻って来てくれ…。
「‥あなたっ!」ウィオラが、手紙を持って来た‥。
リモーネからの‥邸宅に戻った?! 分かった! すぐ 迎えに行って来る!
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「班長・・最近、リモン殿の噂を 聞きませんね」
彼女は、我が 物資班の班員、ジェニーだ。
「そうだな」
母君の『 薬を 作って貰ったので 帰ります 』‥という話を聞いてから‥数日 程度は、経っているが・・。
・・家から、出して貰えてないのだろう。当然と言えば、当然だな。
親としては・・息子を危険な目に、あわせたい とは 思うまい。
「ダスク!」‥リーダー‥どうされたので?
「…以前、納品された‥リモン殿の薬は・・まだ あるか⁈」
「だいぶ少なくなってきましたが、まだ十分に あるかと」
「そうか。普通の訓練ならば‥問題 無かろう」はい。
・・どう されたのだろうか?
「何か・・問題でも?」
「いや…近々、ロフォスより1部隊 編成で、軍が来る予定なのだ・・知ってるだろう?」‥今朝の朝礼でも、言ってましたね。それが?
「そこの軍団長が『商人リモンの薬を、使ってみたいから取っておけ』とか言ってるらしい…」なるほど。
・・・しかし、ロフォスの軍団長と言えば・・あの方・・ですよね?
「そう。最強の‥黒」
全国1位が、同列で存在している・・片方。
『 黒 の アヴィド 』だ。名前は‥全国に轟いている。
まだ、お若いというのに・・凄い方だ。
以前‥会った時は、まだ青になりたてだったのにな。
まあ‥私の事など・・覚えても居ないでしょうが。
「それに、軍団長が聞いた話では‥ロフォスに戻る際には、リモン殿の薬を‥持って帰りたいらしい」・・・。
「それは…依頼として、リモン殿に出される方が、よろしいかと」
「それも そうだな‥。なるべく‥使わずに、残しておいてくれ」
分かりました。
物資班 総括のリーダー‥レント殿が、去って行ったのを見送った。
リモン殿・・お元気で あれば…良いのですが。
「そういえば…ソル殿が 少し前に‥リモン殿に、会ったそうですよ」
「そうなのか?」
・・どうやら、あの計画が‥動き出そうとしてるのですね。
その為に、石碑が読めるリモン殿が‥駆り出されたのでしょう。
「護衛には、誰が居たとか‥聞きましたか?」
「‥どうやら、トラン殿のようです」
トラン殿‥先の実践 訓練時に‥仲間を庇って負傷した・・。
もう、動けるようになったのですか‥何よりですね。
「トラン殿が一緒ならば、問題無いでしょう。さぁ、続きを片付けようか」
『はい!!』
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とある実践 訓練で‥負傷し・・しばらく、休む事になると 思っていた。
いつもなら、都度‥治癒魔法を受ける予定で・・。
しかし、負傷した直後‥最初に、何やら粒のような物を 食 べ ろ …と。
「効果が高いし 即効性が あるぞ!」
・・こんな薬、いつ・・出来たのだ?
粒を口に入れ・・噛むと…中の液体が、瞬時に傷を治していく・・。
驚いていると、仲間に笑われた‥納得いかない。
「怒るなって‥トラン。みんな、最初は 驚くんだよ」
彼は、アッフェ。私の友人だ。
私は、赤のマントになったが‥彼は、青のままだった。
この 数日後‥。
以前から計画として‥伝えられてきた話に関して‥‥呼び出された。
何事だろうか? 自分が呼び出される事など、しばらく無いと考えていたが。
「よく来た‥トラン。怪我は…良くなったか?」
「もう、復帰 出来ます」意気込んでも‥復帰は させてくれまい。
・・何か、簡単な仕事で‥復帰 出来ると、認めさせない限りは。
「その方に、良い仕事がある‥護衛だ」は!
「…それで‥どなたの護衛に就けば・・」
そこで、よもや・・『商人リモン』の名を、耳にするとは思わなかった。
「なぜ、その者なのでしょうか?」
「リモン殿は、古代語が読める方だ。粗相の無いようにな」はい。
しかし、この話は‥ 一旦・・破棄となり‥流れ‥復帰が 遠 の い た。
どうやら依頼として出す紙を、間違えたらしい・・しっかりしてくれ。
「しっかし、良いよなー」
何が? 仕事が 無くなった のだぞ?
「そうじゃなくて、商人リモンと‥同行 出来る事だよ~」
・・たかが14の子供商人だろう? 何が良いのか‥。
「トランは、噂を知らないのか?」知らん。
「商人リモンは、様々な新しい薬を作ったり、カイチェットの森を‥緑溢れるボトルグの森に、戻してくれたり‥」
「礼儀正しいけど、子供らしい所もあって‥。古代語は読めるし、中級の魔物と戦えるし・・」中級と?!
「‥商人・・だろ?」
「そう。『商人』だ。しかも・・子供のな」
「だけど…中級のワシャクと、互角に戦うのを見た奴が、何人も居るんだ」
・・子供商人で・・ワシャクと?
普通の‥見習い兵士よりも、強いのではないか??
「きっと、また護衛の仕事が来るよ。軍は リモン殿に、読んで貰いたいみたいだからな」・・そう、ノッテが言っていたが・・。
本当に‥再び 護衛を・・頼まれた。
前回の護衛を受けた際に、石碑の場所は粗方・・道順まで覚えた。
今回‥再び、行動する頃には‥たぶん・・残り全部、覚えられる。
リモン殿には、通達済で‥依頼も受けると聞いた。
「念の為に、古代語 研究班から1名・・同行する」それと‥と 話は続き、リモン殿の人となりなど‥見て来るように・・と、言われてしまった。
自分は、皆の噂など‥子供の商人だからと、過大評価しているのだと考えていた。…実際に会うと、こんな小柄な少年が?と 余計 疑問に思った。
しかし、日を追うごとに‥確かに‥皆の言ってた通りと、思ったのだ。
途中‥研究班員の勝手な行動で・・。同行 拒否は受理された。
・・砦に向かう為の護衛にと 追加 申請を出すと・・。
普段は、貴族の護衛をしているレックス殿が…来た事に驚いた。
しかし、それよりも・・リモン殿と面識が あるとは・・。
・・そういえば、紺 以上の知り合い兵士の名を・・教えて頂いた際も・・能力に、申し分 無い方々ばかりで、驚いた・・。本当に、驚いてばかりだった。
不甲斐ない。
戦いでも、体の動かし方や‥武器の扱い、回避の仕方など‥気を揉む必要も無かった。逆に‥ベルダー殿の敵まで リモン殿が、倒してたから驚いた。
ただ‥つい つい・・自分達と同じ兵士…という 感覚に なってしまう。
見ためは、まだ まだ‥魔法も使えない・・14の少年なのに。
レックス殿の‥当時 同行してた時の話も・・面白かった。
何より、途中で頂くサンドが‥美味かった。レックス殿も、食べるのは『初めて』と 言っていたが‥。その割には‥リモン殿へ の 態度が・・気になった。
・・気にし過ぎ‥だろうか?
全域を巡り、報告の為・・記入して頂いた手帳や 見つけた宝箱を 受け取り…。
リモン殿の事を‥ご家族が 心配されてるだろうと思い、施設前で帰す事にした。
その後、軍団長に報告に行った。その際、借りてた手帳も‥お返しした。
翌日の早朝には‥リモン殿へ の 報酬を受け取り、ランケアに移動。
・・灯りを確認し、リモン殿に会い・・。
報酬を‥持てませんか‥。
「では、こちらに」置きますね‥。
それで、挨拶をして帰るだけの‥は ず だった。
「これ、貰って下さい」はい?
・・・明らかに・・武器が入っていそうですが…?
いえ・・自分は‥そんな事は・・しかし・・‥あの‥。
自分が貰うのは「何だか、申し訳ない気分になります」
「いろ いろ 助かったし、トランさんから‥道中で 頂いた魔物の素材も、使ったんですよ」‥そこまで、仰るなら・・有難く‥。
リモン殿に 礼をし・・目に良さそうな色の袋を抱え‥戻った。
中を見ると、立派な・・大剣が…入っていた。高そうだ・・。
仲間からも、軍団長さえ‥羨ましがる始末・・。
「それも、同行者の特権だよなー‥。良いなぁ‥トラン‥」
そうなのか? 大事に‥扱おう。感謝します‥リモン殿。
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「浮かない顔してるな」ん?・・あぁ・・はい。
チェントロ国への‥遠征は、良いのです。
しかし‥同時に、婚約者となる お嬢さんと…会うのですよ・・。
「そんな顔してたら、怖がられるだけだぞ」
軽やかに・・隣で笑ってるのは‥我が国 最強の‥。
「俺は!‥1位なんだぞ! この国どころか、全国で最強だっ!」はい はい…。
「分かってますよ‥心の声まで、拾わないで下さい」
‥軍団長は、黒髪で 紫の瞳という特殊な方。
黒髪 や 黒目の方は…魔力が低く、中には魔法が…使えない方も 居るとか。
不遜・大胆・強欲‥という言葉に相応しい性格で…痛いっ
「おまえの顔に、全部‥出てるぞ‥俺へ の 悪口が!」
本当の事では ありませんか・・。
「おまえも、俺には及ばないが‥チェントロ国 程度なら、容易く 服従させれるだろ?」‥物騒な事を、口に 出さないで下さい。
‥婚約者に‥なって下さるかも知れない方が 居る国に、乱暴な発言は・・。
「ふんっ」
この方は、ロフォス国・・総括の軍団長であり、私の上司。
「おまえを 副官に置いておくと、いろ いろ 楽で いい」…。
面倒事は、全て私に‥や ら せ る のですから‥そうでしょう・・。
この方は、他国からも『黒のアヴィド』と、恐れられていますからね。
・・チェントロ国も‥例外では‥無いでしょうね…。
「よりにもよって、今度の婚約者が・・まだ、14なんだろ?」ええ。
「将来を見越して・・って事なんだろうが…」
「私は‥」それでも…
「失礼します!軍団長!・・準備、整いました!」
「おう!‥じゃ、そろ そろ・・行くか?」…はぁ~
心配です。軍団長の行動も ですが、自分も・・受け入れて頂けるか…。
ロフォス国内では、もう‥私を選んで下さる所が‥在りません。
・・チェントロ国からの打診を受けた時は、喜びました。
何より‥両親も納得した、貴族の ヤトゥロス家とは・・。
問題は、自分が…23なので・・9歳差・・。
あぁ・・心配です。
「そんなもん、どうとでも出来るだろっ」
・・団長は、そうでしょうとも・・・。
こんな、全身 黒づくめで、不遜な態度で‥唯我独尊な方なのに、女性に人気なのが・・謎です。
「…カルム・・・」!・・いえ・・何でも‥ございません。
怒らせると、本当に怖いので・・この辺に しておきましょう。
・・以前 怒られた際は、チェントロ国の国境 近くまで・・投げ飛ばされましたから‥。戻るのが、大 変 だ っ た のを 覚えてます。
こんな黒い鎧を好んで着てるのも、この方だけのようですから。
「目立って良いだろ?‥『俺』って、すぐ分かるしな!」
・・そんな理由なのですか‥と、当時は 呆れましたが。
もう…実力を知りましたので、何も言いません。
「よし! 商人リモンとやらに、会いに行くぞ!!」
・・・趣旨が、変わってませんか?
「‥良いんだよ。そいつに会いに行くのが、目的なんだからさ」
土産も ある ことだしな…と。そうですね。
「皆! 只今より‥チェントロ国へ 進軍する!」
『おおぉぉ!!!』
‥空中を移動するので、2日程度で‥到着です。
軍団長は、相手方に‥迷惑を かけないと…良いのですが‥。
※マナリジェクト症 = 魔力の高い人に 発症しやすい病気。治癒魔法では 治らない。発症すると 魔力を使った あらゆる事が 出来なくなり 魔力が 少なくなると体力も 減っていく。定期的に 食事や 薬による魔力の回復をしないと 危険な状態になる。唯一 薬が 作れる薬師の薬なら 治る。発症原因は 未だに謎。
※旅立つ前のリモーネ = 活発で行動力が あった。勢いだけでは 駄目 と 言われた為、考えて行動するようになった。母の為にと 薬 作れる薬師を探す為に時間をかけて準備したり 情報を集めていた。父親に 畏怖を感じていた為、あまり話をした事は無いし 自分からは ほぼ 話かけもしなかった。兄弟姉妹との関係も あまり良く無かった。
※帰って来たリモーネ = 現代の 凛が入った状態だが、これについては 話していない。商人 リモン として 旅をしていた事は 両親と 弟だけが 知っている。凛は リモーネ や リモンとして振る舞っている。異世界から来た事など 言う必要も 無 い と 考えてる為。
【チアーラ】( ロシア語・ティアラ )
ヤトゥロス家 お抱え教師。長男 ~ 末娘まで 幅広く 教えている。貴族として 人としての常識などから始まり 男性なら女性の扱い方等を。女性なら刺繍などの基礎的な事まで。女 / 40歳 / 既婚者 / 少し 赤みがかったオレンジの髪を 後ろで団子に結っている / 160cm / 細身 / 治癒術が 使える / 一時期 騎士団に所属してた。当時 ウィオラ ( リモーネの母 ) の 後輩として活動してた過去がある。
※ツェーンは、ヤトゥロス家の メイド長
※世間は = 騎士団も ギルドも‥旅人など も・・です。
※ガロファノ = リモーネの兄。騎士団 所属で 唯一 家族の中で 治癒魔法が得意ではない。非番時に ヤトゥロス家のメイドを、ランケアと家を 往復 護衛した。
※ロチェス ( リモーネの父 ) は、騎士団 所属の 緑・治癒術師だが『ピンクの紙』が 何色か 分かって無かった。滅多に使われる事が無い為、知らない者は多い。
※騎士団内での『リーダー』について = 班長は 4 ~ 5人の 班員の リーダーだが、ここで言う『リーダー』は 軍内の 各 色・統括のリーダー。軍団長から全体に指示が ある場合 リーダーに 伝えられる。班長内のリーダーでもある。
※『 黒の アヴィド 』に 関しては、メイン内で 説明します。
【レント】( スペイン語・鈍感 )
ウィリディス州軍 所属・黄。物資班の統括リーダー。軍団長の 指示の意図は読めず「そのまま 伝えろ」と 言われるまま 伝えるようにしている。男 / 40歳 / 既婚者 / 緑の髪 / 緑の瞳 / 180cm / 長剣 / 他州などに 偏見を持っていたが 人数合わせで 駆り出された挙句に 森での上級 討伐時に瀕死となり 後悔してた頃 リモンに救われる。その後 偏見を持たなくなった。
【アッフェ】
エキャルラット州軍 所属の 青。トランの 幼い頃からの友人。実技訓練時に油断し 危ない所をトランに救出され無傷だった。男 / 26歳 / 175cm / 青 / 長剣 / 既婚者 / 赤茶色の髪 / 赤い瞳。騎士団に 入りたての頃は トラン同様に『赤』を目指していたが 結婚してから 青のままで い い ‥と 思って 今に至る。
※怪我した兵士は『 傷が 治った 』と 嘘の報告を する者が多かった為に 簡単な仕事を 無事 こなす事が出来たと 判断されてからでないと 復帰を 許可されない。
【ノッテ】(イタリア語・夜)
エキャルラット州軍 所属の 紺。アッフェの班長。アッフェ 同様 トランの友人。男 / 27歳 / 既婚者 / 紺 / 槍 / 赤い髪 / オレンジの瞳 / 180cm / 既婚者だが アッフェと違い『赤』を 目指している。
※トランは 当初‥リモンを『ただの子供商人』程度と 思っていたが 何も見ずに 古代語の訳を書いてる姿 や 兵士や ギルドの面々との対応や 会話など‥思ってたのと 違う と 気づく度に 考えが変わっていったようです。
※この世界で『黒髪・黒目』は 魔法が 使 え な い と 言われる。しかし どちらか 黒 以外だと 特殊な スキルを持って 生まれる事が多い とも 言われている。だが 片方だけだと 魔力が低くなるので 使える魔法は 限られているそう。( 金・紫・青 系・赤 系・緑 系・黄色 系・他‥の順で 高い魔力※金が高いが王族に多く 一般では少ない )
※チェントロ国では 滅多に 使わないが、騎士団の移動には‥とある『空飛ぶ獣』が 使われる。『進軍』とは言うが 使節団として定期的に 行き来している。他国へ 行く事 を 言ってるだけ。
小瓶は、各 キャラクター視点でのエピソードでした。




