96瓶 3色の…
ニーリー や リガさんが 協力してくれて、安全に‥森を散策 出来た。
珍しい植物を、いろ いろ見れたし‥採取 楽しかった!
さてと、カラカテ様の‥好物でも‥作るか・・・。
昼過ぎには、宿の個室に戻り‥錬成を開始する。
まずは、カラカテに渡す予定の‥石碑に書かれた文言を、確認しようかな。
・・えっと・・。
『‥そなたにだけは、教えよう。カラカテの好物は‥』
緑で、フキアの入った汁物…。
フキアって、海藻‥よね・・。
白い‥モーグーが使われた‥スープ。
モーグーで白い‥って、マッシュルームな見ための、雑誌の名前みたいな茸や、カルバンチェッロとか、フラン‥ムリーナとかって言うの‥とか‥だね。
・・それから・・青いのが、カエルレウス州で採取 出来る‥薬草の汁‥らしい。
ただ、その薬草 自体は・・その時は無かったけど。
青いのはランク高い傷薬なら、勝手に青くなる。
だから、それで 良いかな と 思ってた。
まぁ、今日‥見つけたから、これだけで‥ひとまず錬成っと。
おぉ。これもランク高いし‥えぇ⁉
ヤバ‥大声が‥出る所だった。危ない。
【 リモン神薬 】薬
体力 と 魔力を 同時に 同量を回復させる効果の薬。魔力量が高い薬草を、混ぜ合わせる事で 光 輝く薬となる。状態の良い物は、いかなる状態 異常や 病 すら癒す。作成者・リモン
・・驚いたのは、その 色。
光輝く・・・金色!!
‥何が、どうして‥こうなったの?? 謎 過ぎるし、名前も仰々しい!
相変わらずだけど‥混ぜ合わせてません!! 1つで、これって。
‥リガさんに、1つ渡そう。今日の お礼も兼ねて。
当たってるかは、分からないけど・・。金色だし・・。
印の‥関係してる・・かも・・・。
はぁ‥ びっくりした。
よし・・気を取り直して‥。
カラカテという魔獣だろうが、飲ませる事より・・。
気に入ってもらう事が、大事な訳‥よね?
お願いを‥聞いてくれたら良いけど‥。
それも、どこまで‥どう、叶うかすら・・分からない。
‥石碑を信じて・・・作ってみよう。
緑は、海藻だけじゃなく‥緑系の野菜 や 傷薬の汁も混ぜる。
・・まぁ、野菜 と 海藻スープ・・みたいなイメージ。
いつもの野菜ジュースにも、傷薬 入れてる。
‥最近‥納品 場所が無くて、余り気味なので。
味は、果物で‥さっぱりした味になってるんで、気づかれにくい。
まぁ、ニーリーも‥リガさんも、美味しいとは言わなかったけど‥。
気付いて無かったみたいだもの。ふふふ・・
傷薬の汁部分だけを絞って‥入れてる。
・・見ためが『青汁』になる けどね・・・。
白いのも、モーグーだけじゃ‥その色には な ら な い 。
・・白‥しろ・・。やっぱ、ガムジャ!
ポタージュみたいなイメージ‥かな。
青は‥薬草の青さ‥だから、錬成じゃなく‥。
お風呂で使う時のように、水の状態に‥そのまま入れるしか ないね・・。
それと、薬草を使った傷薬の・・青いのを使おう。
‥この、ヒール草の水や‥水静石の入ってた‥池の水・・。
これらを・・合わせ‥。 おっと・・。少し‥休憩しないと。
・・片付け‥して。寝よう・・。
明るい内から・・ベッドに‥バタンッと倒れて・・寝た。
ぐぅうぅぅぅ・・・ お腹 空いた。
そうだ!‥コンシャヨーンを錬成で・・美味しそうなって‥あちちっ
料理は‥火傷しそうになるんだよね。
でもま、すぐ治せるから問題 無し!‥たぶん。
いっただきまーす! ぱくっ もぐ もぐ 美味い!
い つ ま で も 味わえる‥もぐ もぐ‥おいしさ・・。
片付けして‥。
明日から・・お祭り‥か。
・・城くらいデカいって話のカラカテ…。どんな姿なんだか・・。
大瓶に‥緑 と 白・・それに、青も‥用意はした。
・・味見もした。人間としては・・・普通に、美味しいと思う。
カラカテの味覚とか、分からないから・・これで良いのかどうか・・。
団長さん達・・用意が出来てるか…明日、確認しよう。ふわぁ‥
お腹いっぱいになって、眠い・・。
そういえば、この宿・・お風呂は・・・・無かったね。
・・明日、お泊りの時・・・借りれ・・・る…かな・・・くぅ…すぅ・・
・・なんか、賑やかな‥声や音がする・・・?
『カラカテ様を招くぞーーーー!!』
・・・遠くで、声がする。カラカテ様を‥? 招く・・・。
ハッ!
勢いよく起きた! もう けっこう、日が高い。
・・急いで着替える。宿屋の人に、鍵を返して‥飛び出す!
浜辺・・までの道に・・沢山の飾りが・・。
早朝に、飾り付けたのかな? それとも、見えて無かっただけで‥夜、もう飾り付けられてたのかな??とか、考えながら 走った。
たくさんの人・・観光客かな? 見慣れない恰好の人も、混ざってる。
あ・・団長さん達・・居た!
「おはようございます‥」はぁ はぁ‥疲れた‥。
「よう!リモン。走って来たのか?」はい・・ふぅ
「まだ、これから呼ぶらしいぞ」ぉお‥間に合った。
「では、これよりカラカテ様を お招きする。来ても、すぐには近づかないように‥お願い申し上げる」危ないから・・だよね。
後ろで「何で?」って言ってるディロスさんに、ルインさんが「危ないからだろ、上級 魔獣だし」という‥やり取りが聞こえた。
小さな・・鈴?のような音を響かせ・・あ・・ニーリーの お父さんだ!
・・神主・・みたいな衣装を着てる。
『 セクンドゥム ドゥクドゥム へロイス ” オクレント ” クム パクトー ブリオーレ アド ハンク テッラム ヴォカーレ! 』
‥ん? 地響き‥のような振動が‥来る。
「おい!」え?! 海の上・・何か向かって来るような‥水の山が‥出来てる。
「来るぞ‥来るぞ・・・」周りで、もう見慣れた光景のように、待ち構えてる人が居たり、逆に‥驚き過ぎて、腰を抜かしてる人も居る。
浜辺の半分ほどまで・・石碑の有った辺りまで・・水が届き・・・。
それは…姿を現した!! おじさん・・。
言ってたのより、かなり大きいじゃん!!
「城かよ・・」と・・ディロスさんの声が聞こえた。
同感。ホント・・大きい・・。足が‥1・2…5‥8?
【 カラカテ 】上級・魔獣・大型・海
肌は赤く、足は8本。ブロック フィスクの変異体で魔物化した生物。普段は、深い海の底を漂っており、海上に姿を現すのは 一部 地域のみ と言われる。謎に包まれた魔獣。年々 大きくなるとの報告もあり、どこまで大きくなるのかは不明。倒せた者は 今の所 居ない為、素材 情報は無い。
・・まぁ、上級で‥いつもは海底なら・・倒せる人は、居ないだろうね。
倒せるとしたら、同じくらい大型とか上級じゃないと‥。
『カラカテ様~!!』登場するや否や‥周囲は、大盛り上がり‥。
顔って・・どこよ? くらいの‥分からなさ。
『キュッ キュッ!』ん? 足元を見ると、両手を伸ばしてる・・ルーラが居た。
「どうしたの?」『キュキュ‥』
・・・もしかして、カラカテ様・・見たいの?
触って・・良いかな?
『キュッ』 がしっ と両手で持ち・・帽子の上に乗せてあげる。
「はい・・見える?」私の背丈は…そんなに高く無いと思うけど・・。
カラカテが大きいし・・見えると思う。地面から見るよりかは・・だけど。
『キュキューー!!』興奮してる。見えてるみたいだね。
「‥おい・・リモン」はい?
『キュ‥』あ、ごめんね。振り返ろうとしたから、見れないね・・。
「振り返れないんで、このまま聞きます。何ですか?」
「そいつ、頭に乗せてるのか?」はい。見たかったみたいなので。
「…」なんだろうか?
見えてないけど、何とも言えない表情になってそう・・と思った。
「おぉ!今回は、6つか!!」
「誰が選ばれるんだ?!」
「そういえば、団長さん・・」
「なんだ?‥って、何だそりゃ・・」
「ルーラちゃんの事は、気にしなくて良いです。それより用意、出来てますか?」
「3日間の内に、用意しとけば良いんだろ?」
「ある程度は、用意 出来てるよ‥リモン」
リガさんが言うなら、大丈夫そうだね。
「俺だと、信用 低いの・・何だ?」
え?いえ・・そんな事は無いですよ‥うん。
「リガさんには、何かと お世話になってるので」
夜に運ばれたり・・森に同行して貰ったりさ。
「団長さんにも、お世話になってます」宿代とか‥。
「‥分かってるなら、良い」
お祭りらしく、屋台が・・いくつも出来てた。
頭にルーラを乗せたまま‥屋台へ 近づこうとしたら、長い足で、頬を触られ‥びっくりした。
「え?!何??」
『キュッキュ』‥えーと? 上を見上げると・・。
もう1本の白い足で・・カラカテの方へ 行け・・・みたいな感じ。
えっと・・近づくのは‥危険だから、ダメとか言わなかったかなぁ・・。
「リモン!」あ・・ニーリー‥良かった。
「なんで、おまえの上に コイツが 乗ってるんだ?!」
「あぁ、地面の所で見たい‥って、両手 伸ばしてたから」
あの姿 見たら、弟の小さい頃を思い出した。凛の方の弟ね。
・・正直、リモーネの弟の記憶は‥無いんだよね。
小さな子が、だっこー‥って両手を伸ばしてる時のように‥見えた。
小さいし・・私も背が高い方じゃないから、帽子の上に乗せたんだよね。
『キュッキュッ』
「あぁ、カラカテ様の所に行きたいのか?」そうなのね・・やっぱり。
「ちょっと、聞いて来るから・・ここで、待っててくれ」分かった。
『キュー…』
「ちょっと、待ってようね」『キュ』
おじさんに、聞きに行ってくれたのか‥ニーリーが、走って戻って来た。
‥後ろから数人の漁師の人達も、一緒に来た。
「俺らの輪の中に入れ、坊主」
「俺らは、村の者だ。襲われない」
「お願いします。ルーラちゃん、行くよ」『キュッ!』
私が、中心に‥おじさん3人が 前 と 左右。後ろに ニーリー。
その状態で、1歩1歩・・ゆっくり進んでる。
途中・・ギロリ‥と、こっち見てるの‥分かって、怖い!
ひぃぃ‥
『キュキュー!!』え・・ぁ・・飛んだ!
ぴょーーーん・・と、飛んだルーラは、カラカテの足・・大人‥何人分だか知らないくらいに太い脚?に、ピタッと張り付いた。
・・・大丈夫?
『キュキュキュー』
‥カラカテの足に‥ルーラが、すり すりしてる・・。
か わ い い 。
私達は、ルーラが飛んだ時に‥足を止めた。
『キュッキュキュ‥』『‥‥・・』何か‥声?音??
聴こえる気がするけど…分からない。
『キュ‥キュッキュ』ん?
なんか、こっちに足を延ばしてない? 気のせい‥?
直後、ルーラの張り付いてる脚が動いた! え?!
「ヤバい!離れるぞ!」『はい!!』
屋台の所まで、戻った・・。
ちょっとでも当たったら・・・。
吹き飛ばされてただろう…って、おじさん達が‥。危なっ!
「ニーリー、よく‥我慢したな!偉いぞ!」
「成長したなぁ、おまえ~」と褒められてる。
「ありがとう、ニーリー」
「‥うん」おじさん達に褒められたせいか、照れてる。ふふっ
『キュッ!キュー!!』何?
・・ルーラの方を向くと…まだ、何か やってる・・。
何だろう?
「もう、近づくなよ‥」ぁ…はい。
・・ルーラちゃん、今日は‥もう、そっちには行けないんだ。ごめんね。
自力で戻って来て‥と、心の中で念じた。
「リモン、屋台は‥金かかるけど・・どうする?」
「あるから、大丈夫だよ。ありがと。一緒に 行こうよ!」
「‥うん! 行こうぜ!」
「おじさん達も、ありがとうございました」お辞儀して‥。
ニーリーと 一緒に、駆け出した。
村の家 近くから‥沢山の屋台が出来てる。
普通の市場に近い印象だったけど、売ってるのは‥珍しい陶器の食器類や‥カラフルで、艶やかな服‥それと、料理の数々‥。
「珍しいのは、他から来た行商の人らが、店を開いてるからなんだ」なるほど。
「‥今からでも、申請 出せば‥店、出せるけど、どうする?」は?
‥あぁ、私? えっと・・売る物なんて、薬くらいだよ?
「この間の、野菜・・じゅーす‥とかってのは?」
えー・・暖かい所で、冷たくない物 出したくなーい。
首を ぷる ぷる 振る。
「‥良いかと思ったのに・・」ありがと、ニーリー。
‥私って、行商人にも・・向かないかも。
だけど…作り過ぎの‥アレは、売るっていうか・・。
サービスで、提供しても良いけど‥。
今は、お祭り・・楽しみたい。
「お店が少なくなるのは、いつ?」
「え・・。えっと、2日の午後から3日めかな」
みなさん、カラカテに選んで貰う為の準備で、店を片付けてしまうみたい。
「じゃあ、少なくなったら・・にする」
「申請書は、早く出さないと」そうなの?
‥という事で、村長の家へ
※フキア = ワカメのような海藻
※カルバンチェッロ = エリンギ ・ フランムリーナ = エノキダケ
【神薬】※しんやく・・だと、新しい薬の方をイメージしてしまうのでコレに。
カエルレウス州の薬草1枚で、体力・魔力 共に100回復の薬。金色をしている。ついでに状態 異常 や病も治す万能薬。普通は魔力量の高い薬草を 数枚 合わせて作られる薬。誰でも作れる物ではない。
※お祭りでのカラカテを呼ぶ役は、漁師長で声も よく響くニーリーの父親が担当している。
※カラカテを迎える為の言葉『セクンドゥム ドゥクドゥム へロイス ” オクレント ” クム パクトー ブリオーレ アド ハンク テッラム ヴォカーレ!』(ラテン語・『英雄 オクレントの導きに従い、過去の盟約と共に この地へ 招かん』を AIで直訳)
【カラカテ】上級・海洋・大型 魔獣 変異体
外側は赤い肌をしていて、吸盤などのある内側は白い。基本的 構造はタコに近い。年々大きくなっているらしい。大事そうに透明な小鉢を持ち 声と音 により浮上した。急激に浮上しても平気。
※この世界で 海の底まで潜れた者は 居ない。魔法を使えば‥出来なくは無さそうだが 誰もやらない。海には危険な生物や魔物・魔獣が居る為。
※リモンの鞄は 鮮度は 入れた瞬間で止まり、変化しない ものの‥。冷やしたりは出来ない。冷やす為の素材も無い。
次回・・初のお祭りを‥ニーリーと・・・




