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ファンタジジイアドベンチャー!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第三章 連れて行く最強の魔法使いは、誰だ?! 編

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第31話 ジジイと一緒にあんな魔物こんな魔物

「このダンジョンか、入口からしてうるさいようだな」

「蟲だらけか、小さいのでも拳ほど、大きいのだと子供くらいの大きさだな」

「エルディス、ガイア、2人で何とかならぬか」「「無理だ」」「やはりのう」


 そう唸るスクウィーク様、うん、量が多すぎるわ、

 ここは範囲魔法で一気に焼くのが御約束セオリーね、

 という事でここは火魔法使いのロモン君を見ると、ゴーレムの後ろに隠れている。


「虫やだ虫こわい虫にがて虫いや虫うるさい虫たすけて虫が虫がああああああ!!!」


 ……私と同い年よね?

 いや私だって虫はそんなに好きじゃないわ、

 教会に居たオルカって同僚みたいな『カマキリを素手で捕まえてくる系女子』までは行かないし。


(でも15歳の男の子で、これは無いわ)


 もう泣いちゃってる、

 むしろ恐怖で焼いちゃえばいいのに。


「ロモンくん、怖いなら近づいてくる前に焼けば?」

「来るの! 火がついたらむしろ、向かってきちゃうううううう」

「ああ、それでそういうトラウマがあるのね」「ボクは虫じゃないからな!」「エアリー、わかっているわよ」


 なんて話しているうちに、

 さっさとロジェくんが風魔法で斬り裂いてくれた、

 バランバランになって地面に落ちる、9歳児ながらこういうのは平気みたい。


「中も片付けてきます!!」


 ちょ、1人で入って行っちゃうのはさすがに!

 慌ててガイア様がついていく、私たちも追わなきゃ、

 泣いてたロモンくんが急にキリッとしてすたすた歩く。


「さあ、行きましょう」「頭に虫が付いてるわよ」「ひいっ!!」


 ……今、言ったのは私じゃないわよ?

 水属性のジェディさん、クールな感じはむしろ氷属性?

 16歳にして何事にも動じなさそう、彼女は立派な候補ね。


「はいライト」


 私がダンジョンの中を照らしてあげると、

 びっくりした虫系の魔物が暴れはじめる、

 しかしロジュくんの竜巻魔法トルネードが、あっさり全滅させる。


(この子、凄いわね魔力といい度胸といい)


 ただ、ほんっとにちっちゃい。


「おい、下への入口だ、地下二階を照らしてくれ」


 ガイア様に言われて照らすと……!!


「ひっ!」「なんだ蛇の魔物か、ジェディも見かけによらず可愛い声を出すな」

「ロモン、さっさと焼いてよ」「どうしよっかなあ」「ロモン、上、上っ!!」

「え? ぎゃああああ蜘蛛おおおおおおおおお」「これで良いですかっ」「えっ?!」


 ロシュくんが風魔法で斬り裂いて、

 バラバラになった巨大蜘蛛の魔物がロモンくんの頭に降り注ぐ!


「ひいいいいいいいいいいい!!!」

「ふふっ、油断してるから」「ジェディさんもですよ」

「えっロシュ、何を言って……きゃあああ?!?!」「後ろを見ないから」


 双頭の蛇、魔物ツインスネークが音もなく忍び寄ってジェディさんを襲う!

 しかしガイアさんの槍とゴーレムの強烈なパンチがそれぞれの頭を攻撃した、

 そしてトドメはロシュくんの風魔法、うん、あっさり輪切りになっちゃったわね。


「ええっとスクウィーク様」

「ティナよ、もう少し様子を見てやってくれぬか」「はあ」

「言いたい事は最後に聞こう」「はい、ではもう少し我慢します」


 ていうかロモンくんとジェディさん、

 まさかこんなところで、いちゃついてるって訳じゃないわよね?

 とかなんとかやっているうちに今度は地下三階へ、そこに居た魔物は……!!


「ケケケケケケケ」

「エルディス様、あれは」

「おうティナ、『バッドバット』悪そうな人型コウモリ、あれはメスだな」


 洞窟ダンジョンの天井で逆さになっている、

 身体を隠していた黒いマントを広げると、うん、

 その部分だけを見ると裸の女ね、目は黄金に光って口から牙が出てるけど。


「……」「おいロシュ、ロシュ!」


 あらら、ロモンくんの声が聞こえてないみたいに見惚れている、

 まさかこんな弱点が彼にあったとは、9歳にしてマセガキだわね、

 こういう時は同性のジェディさんが、ってこっちはオスの身体に見惚れてるわ。


「仕方無いですね、ヴァインキャプチャー!」


 地魔法系のラドカンくんが杖から伸びた植物のツルで魔物を捕獲する!

 いやこれツルが巻き付いてアレだわ、一言で表現するなら「いやらしい」ていうか、

 14歳だっけ、なら仕方ないか、ってあまり子供に見せちゃいけないシーンは早く終わらせないと。


「ファイアートルネード!」


 ロモンくんが、

 あっさり焼きつくしちゃった。


(いやこの子達、連携が良いんだか悪いんだか)


 うん、嫌な予感の方向に、

 どんどん傾いている気がするわね、

 最悪のパターンは避けたいのだけれども……。

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