表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ファンタジジイアドベンチャー!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第三章 連れて行く最強の魔法使いは、誰だ?! 編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

32/37

第30話 今回ばかりはジジイに感謝!

「エアリー、大丈夫?」

「こんなに人間に見られたのは初めてだよ……」

「ゲンナリしてるわね、ごめんね」「でも、こんなことめったにないからボク、ちょっと新鮮」


 浄化したすだちを絞ってあげると美味しそうに飲んでいる、

 私たちに宛がわれた寝室、窓の無い部屋はあえて外から狙われないようにでしょうね、

 魔女用の巨大お風呂であえてスクウィーク様のハーレムが一緒に入ってくれたのは寂しくないようにかな。


(スクウィーク様はスクウィーク様でエルディス様やガイア様と入ったそうで)


 普段はハーレムと一緒に入るので新鮮だって、

 スクウィークさんもお風呂上がりに言っていたわ。


「明日からはちゃんと隠れる?」

「そうしようかな、でも出てる時もあのジジイがしっかり護ってくれてたし」

「今回ばかりは感謝ね、いつもは世話してあげているけど、やはり勇者様戦士様は頼りになるわ」「ジジイだけどな!」


 そう考えると、スクウィーク様のハーレムが一緒に入浴したのは、

 エアリーの護衛もあったのかも知れないわね、さすがにそこは考えすぎ?

 あとジェディさん、水属性マレフィさんのひ孫ね、も一緒に入ってその恵体に『ぐぬぬ』となったのは秘密で。


「それにしてもティナ、明日は本格的な、ちゃんとしたダンジョンだけど大丈夫?」

「エルディス様の所みたいな訓練用じゃないものね、多分大丈夫よ、エアリーが居てくれれば」

「ボクもティナが居てくれているから生きていられるんだ、ティナのために頑張るよ」「ふふ、ありがと」


 とはいえ毒舌はセーブさせた方が良いのかな、

 認識阻害があるとはいえ、たまに私の心の声として認識されちゃう。


「じゃあ寝るなら結界張るよ?」

「そうね、念のためにベッドの周囲だけ」

「明日、良い仲間が見つかるといいな!」


 あの4人のひ孫さん達、

 実力は確かに見えるけれども、

 組んでみないとわからないこともあるでしょうから……。

 

「そのためにもしっかり眠りましょう、エアリー、おやすみ」

「ティナ、おやすみっ! 灯り消すよ、結界張るよ、ティナの上で寝るから潰さないでねっ!」

「うん……んっ……zzzZZZ……」



 そして翌朝、教会前にて。


「ティナ嬢よ、皆も来たようだな」「おはようございますスクウィーク様」

「スクウィーク、先に出たと聞いていたが」「エルディスよ、先に面接しておいてやったぞ」

「俺達のパーティー志願者か?!」「そうだガイア、6人まで絞っておいた」「まあそれは、ありがとうございます」


 そんなにたくさん来ていたのかしら?

 おそらく妖精エアリー目的を弾いてくれた?!

 そしてひ孫さん4人もきちんと揃っている、前もっての準備、これも感謝だわ。


「さてエルディスよ」「おうスクウィーク」

「これからダンジョンだが、まさか前衛をガイアひとりにやらせる訳ではあるまいな?」

「いやいや俺はもしもの時にリーダーとしてだな」「……そう思ってランダから借りてきておる」


 その言葉にズシンズシンやってきたのは、

 石人形であるゴーレムだ、エルディス様より少し大きい。


「ティムモンスターでしょうか」

「サモンだな、ランダが造り出した、ひ孫のラドカンが操れる」

「僕の魔力ではひい婆様ほど素早くはできないでしょうがタンクくらいなら」「ババアに感謝だな!」「こらエアリー」


 ということで馬車が2台。

 リーダーらしくエルディス様が仕切ってくれるみたいね。


「では前の馬車はワシらが、後ろは公募の冒険者諸君だ」

「待て、最終テストをしよう」「スクウィーク、まだあるのか」

「そこへ並べ……ふんっ!!」「ぐあっ」「な、なんだ?」「動けないっ?!」


 無詠唱で麻痺魔法をかけたっぽいわね。


「それを自力で解いて馬車に乗れ、乗れなかった者は自力でダンジョンまで来るように、以上である」


 なかなか鬼畜な最終テスト、

 でも皆さん魔法使いだから、

 これくらいは出来て貰わないとね。


「では乗ろう、ティナ、最初に入れ」「あっはい」

「次はジェディだ」「ありがとうございます勇者様」

「ラドカンはゴーレムがおるゆえ後ろの馬車にせよ」「はいひいお爺様」「この場は師匠と呼べ」「はい師匠」


 結局、せっかく集まってくれた新パーティーメンバー希望の冒険者は、

 誰一人として乗せませんでした、来たレベルが低かったのかスクウィーク様の魔法が強すぎたのか、

 これ途中合流も望み薄ね、教会の邪魔にならないと良いのだけれども……と馬車は出発、結局、空いたためお孫さんたちは全員後ろの馬車に。


「それにしても今更だが、スクウィークも来るのか」「当然」

「俺達3人揃ってダンジョンとか懐かしいな!」「酒でも呑むか」

「ちょ、エルディス様、まだ行きですよ?」「なあに、どうせ後ろの若い連中に任せる」


 こうして事実上、

 スクウィーク様のひ孫4人から選ばれる事になる勇者パーティーの選別、

 ダンジョン調査をしながら……果たしてどのような結果になるのでしょうか?


(あのパターンだけは、やめてー!!)


 二度あることは三度あるか、

 三度めの正直になるのか、その結果やいかに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ