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ファンタジジイアドベンチャー!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 前衛のパーティー選別は、まさかの方法で! 編

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第21話 ジジイはやっぱり強かった!

「そこまで、勝者ガイア!」

「なぜだ、なぜだーーー?!?!」

「甘い、同じ手でいかぬと思わせてまた同じ手、というのは読めていたぞ」


 本当の決勝戦、

 つまりそてれまでのトーナメントは師匠への挑戦者決定戦だったのね、

 弟子代表のドルガが最初は真面目に攻防をしていたが、それは砂が溜まっている場所へおびき寄せるためだった。


(見事に作戦がハマった、風に見えたのだけれども……)


 ガイア様はさすが伝説の戦士、

 アレクスさんよりもかなり多く、

 しかも強く砂埃を浴びたのに、何事も無いようにトライデントでガイアを殴った。


「師匠、弟子を流血させるのは、酷くありませんか?!」

「突かなかっただけありがたく思え、本来なら顔か頭に穴が2つ開いていたぞ」

「ティナ、あれは治療しなくて良いのか?」「あっエアリー、そうね、行ってきましょう」


 アレクスさんにあんなことをした人といえど、

 怪我人病人は平等に癒すのが聖女の務めと教えられている、

 その教えを授けて下さった聖女様は浮気した旦那を血だらけにしていたけど。


(あ、聖女だからって純潔ではないと駄目とかないです、魔力は遺伝もあるので)


 って私は誰に言い訳をしているのでしょうか、

 ということで少し割れた頭骨を無詠唱で完治っと、

 実際は精霊魔法、あとで余った果物を浄化して食べさせないと。


「す、すまない」

「いえいえ、しかしこれで優勝者はナシですか?」

「俺だ、この俺ガイアが優勝だ」「では同行して頂けるのは」「俺だ!!」


 えええええぇぇぇぇぇ……


「じじい2人目かよ!」

「……んっほん、思わず声が変な風に裏返ってしまいましたわ」

「それよりアレクスは、嫁に貰うはずの」「ドルガ、お前はたった今、俺に負けただろう」


 あっ、いつのまにか濡れたタオルで顔とか拭いたみたいでさっぱりしている!


「ドルガ殿、あくまでも約束は『優勝したら』だ、そして真の優勝は師匠だ」

「で、ではアレクスは、ガイア師匠と」「俺の嫁は息子の屋敷にちゃんとおるだろ」

「しかし、長年の別居で関係はもう冷え冷えと」「今度こそ突いて穴を開けるぞ、3つ」


 アレクスさんはなんだか周囲を見回している。


「さあ、優勝者が私ではなく、婚約者でもなくなった、

 本来なら私は侯爵家の息子に嫁入りだ、それで本当に良いのか?!」

「あれくすうううううううう!!」「抱きつこうとするのはまだ早い!」「ぐげぇ」


 あっ、足の裏で蹴った!

 坊ちゃんの自業自得とはいえ、

 ちょっと可哀想、でも治癒魔法をかけてあげる程のダメージじゃないよね?


(それこそ逆さにして振れば治るでしょ)


 トカゲの魔物は心配そうに顔を舐めてる。

 その一方で、入場門の影からオドオドと出てきたオムイくん。


「あ、あっ、アレクスさん、本当に、いいの?!」

「闘うことか、私を求める戦士が優勝したのならそれが優先される、

 だが今回は想定外だ、ガイア師匠の勝利、なのでここは……」「えっ、ガイア様と?!」


 それはさすがに可哀想では。


「だから俺は嫁がいると、今でも一応は愛しているていだ」

「師匠、80歳を過ぎていても、それを聞いたら奥方はおそらく傷つくのでは」

「とにかく何でも良いから、ちゃっちゃっと済ませてくれ、俺は魔王討伐の旅の準備がしたい」


 本当についてくるのかしら、このジジイいやお爺ちゃん。


「ではオムイ」はいっ」

「私を賭けて、この侯爵家のご子息と決闘だ」

「い、いいんですかあああ?!」「そ、そんな、そんなの無理に決まっておるだろう!!」


 あーあ、

 何にもしてないのに腰を抜かしている坊ちゃん、

 トカゲの魔物を抱えて顔を隠している、いやそれで隠れたつもり?!


(トカゲも困り顔だわ)


 と、いうことは……


「ではオムイの不戦勝か」

「じゃ、じゃあ、それじゃ、それでは」

「……いやまだだ、戦わずして手に入ると思うな、私と改めて決闘だ」


 ですよねーっていう、

 私はエルディス様の隣に戻る、

 って今度は干した柿を食べているわね、浄化してエアリーにあげようっと。


「これで、これで僕が勝ったら、今度こそ」

「ああ、オムイの嫁にでも、何でもなってやろう」

「また、あの昔の、やさしいアレクスに」「私は私だ、今も昔も変わっていない」


 さて、ここでようやくだわ、

 アレクスさんは今日、連戦に連戦を続けしかも1度負けている、

 一方でオムイくんは今日の初戦、とはいえ2人の差はそんなもので損得が発生するかどうか……


(あっ、衛兵さんが引き続き審判をしてくれるみたい」


 対峙するアレクスさんとオムイくん、

 改めて両方とも真剣な表情ね、おそらくは、

 これが最後の闘いになるでしょうから……さて、どうなるかしら?


「互いに礼!」

「オムイ、私は絶対に手は抜かない」

「はい、僕だって、本気で倒しに行きます!」


 さあ教理を取って、

 それぞれを審判の衛兵さんが見て、

 ついに、いよいよ、決着の時……来たる!


「では、はじめっっ!!」


 その結果はーーー?!?!?!

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