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ファンタジジイアドベンチャー!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 前衛のパーティー選別は、まさかの方法で! 編

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第13話 ジジイとジジイの再会!

 夕方、ようやく到着した鉱山の街、

 そこで伝説の勇者エルディス様と、

 この街に住む伝説の戦士ガイア様が再会したのだけれども……


「今日はいつもの、弟子同士の決闘ではない、連絡は行っておろう」

「何を言っておる、お前が手ぶらの訳なかろう、現に一人居るではないか」

「あっ、私はそのっ、あの、実は」「ガイアよ、それがリーダーに言う態度か」


 それに倒し胸を張るガイア様、

 うん、お爺さんにしてはお腹が出ている。


「何おう、いつも最後しか働かず、俺達前衛にばかり任せっきりだったお前が言えるか!」

「ワシのが3つも年上だぞ?!」「それを言ったら冒険者としての登録は俺のが半年先だ!!」

「おいおいコイツら大丈夫か」「エアリー!」「いつもの事です、会うたびに言い合っているお約束ですよ」


 オムイくんのその言葉に安心した、

 なんだ、単なる仲良しさんなのね、

 再会の、いつものご挨拶っていう感じだったと。


「さて、お嬢ちゃん」「はい、大聖女クレア様の弟子、ティナと申します」

「クレアのパーティーメンバー、戦士ガイアだ、クレアの葬式に会ったか?」

「いえ、私は高熱でうなされて寝ていたそうで、お師匠様が灰になったと同時に治ったそうで」


 だからお葬式の記憶もまったく無い、

 ただ、ずっとエアリーが看病してくれていた、

 精霊魔法による回復をかけ続けてくれなければ、死んでいたかも。


(だからエアリーは、私のお母さんみたいなものでもあるわ)


 私が死んだら食事が無くなるって事情もあったでしょうけれども。


「それにしても、最初に逝っちまうのがクレアだとは、もうあれから10年か」

「11年だ」「細かいなお前は、まあ良い、とりあえず中に入れ」「おっ夕食か?」

「日が完全に沈む前に一戦くらいはやれるだろう、そこの坊主」「あっはい」「相手はいつもので良いな?」


 あっ、坊主呼ばわりされたオムイくんが、はにかんでる!

 そして何やら私たちとは別の方へ、馬の引手さんは更に別の部屋へ、

 馬車はもう明日朝には王都へ帰っちゃうらしい、最後にお礼くらい言いたいな。


(中は綺麗な部屋、いかにも来客用だわ)


 おまけにテーブルにはお菓子が!


「さあ嬢ちゃん、くつろいでくれ」

「あっはい、これ、国王陛下からの手紙です」

「確かに受け取った、さあ、この街じゃなかなか出回らないお菓子だ、果物もあるぞ」


 紅茶まで淹れて貰う、

 熟女メイドさんに……うん、美味しい。


「ガイア、相変わらず聖女様にはやさしいなオイ」

「後衛には親切にしておいた方が良いってだけだ」

「その割には弓使いには厳しかったな」「アイツらは別だ、いわば後ろに居る前衛だ」


 何かあったんでしょうね、何か。


(こっそり果物、これビワだわ、に浄化魔法をかけてテーブルの下へ……)


 私のおへその方から潜って行ったエアリー。


「んぐっ、んまいんまい」


 小さな声は私しか聞こえないはず、

 妖精は基本、ある程度の認識阻害を使えるから、

 よほど目立つ行為をしない限りは自然とみんなスルーする。


「それでガイア様、私は新たな魔王討伐の旅に出るために、戦士を探しております」

「わかっておる、ティナのために明日、ウチで魔王討伐パーティーに参加したいという者でトーナメントを行う」

「そんなに居らっしゃるのですか」「今日までで32人に絞った、午前中に8人まで絞り込む、午前は見なくても良いぞ」


 本当に実力主義で決めるのかしら。


「あの、私との相性とかは」

「そのあたり、連携が最低限できる者しか最初から選んでおらん」

「そ、そうでしたか」「このあたりは俺を信用してくれ、そして最後に『念のため』もある」


 こうしてちょっとしたお茶会? を楽しんでいると、

 戦士さん、お弟子さんかな、が入って来てガイア様にご報告。


「決闘の準備が出来たそうです!」

「わかった、これで何度目かの、坊主がウチのアレクス負けるのは」

「負け確定なのですか」「実力差があり過ぎる」「これに関してはワシはなんも言えねえ」


 エルディス様が匙を投げるレベル……

 こうしてお屋敷の隣にある闘技場コロシアムへ、

 客席に座ると夕日が綺麗、そして場内では先に剣を腰につけて待つオムイくん。


(やっぱり、緊張した表情ね)


 さあ、やってくるオムイくんのライバル、

 その姿が……背が高い、白い鎧を身にまとった……え、ええっ?!


「待たせたな」


 この声、あの姿は、

 ひょっとしてひょっとしたら……女性?!

 ええ間違いないわ、これはかっこいいタイプの女性戦士!!


「アレクスさん、今日こそは、勝ちます!」

「そうか、もし私が負けたらオムイのものになろう、だがラストチャンスだ」

「ぼ、僕が冒険者として旅立つからですか」「いや違う、私が……嫁に出るからだ」「えええっっ?!?!」


 まさかまさかの展開が!!!

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