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男子半年会わざれば

最近は3日に1回投稿できており感激です、書きたいことが出るわ出るわ。


ただ、やっぱり文章ちからが無いものでね、最も上を目指しつつ1日1回投稿できる日を妄想しておきます


 暇を持て余すのはやることがあまりないダンジョンマスターの特権だと俺は思っている。


 俺の持つ権限の中でも随一の性能を持っているのかもしれないな、なんつって。


 とまあ下らない事を考えながらもマスタールームへとのんびりと怠ける為に戻ってきた。


「ん? ラビィは留守か」


 いつもはその辺のモニターを見ながら俺以上に堕落して日がな1日ダラダラ過ごしている怠け者絶壁少女ラビィちゃんは、大変珍しく外出してしまったらしい。


 まぁラビィは俺とは違い明るく活発だからな、社会適応力は高そうだしダンジョンの皆とも仲良くしているから遊びに行っているのだろう。


 もしかするとその内あまり外を出歩かない俺は皆に忘れられたりして……ははは、笑えねぇ。


 あ、そうだ。ここ最近は忙しかったし、権限の解放とかあまり見てなかったな。アナウンスは聞こえてたけど一々確認している暇は無かった。


 ダンジョンの1つの階層造るのって結構時間食われちゃうからな、断じて確認するのが面倒だったと言うことではない、断じてだ。


 最後に見たときは確かだの階層とか魔導書なんかのDP変換に割引がされる奴だったし、ひょっとしたらもっと割安になっているかもしれない。


 早速確認だな。




権限

 メニュー

 『カタログ』

 『ヘルプ』

 『ダンジョン』


 モニター

 階層転移

 階層念話

 スキル付与


【一部のDP消費量減少(微)】

【一部のDP消費量減少(弱)】


 魔法

 最下級火魔法【火種】

 最下級水魔法【水玉】

 最下級風魔法【扇風】

 最下級土魔法【土壌】

 最下級光魔法【提灯】

 最下級闇魔法【暗転】


 スキル:【魔物化】




 とまあこれが半年前の権限だな。


権限

 メニュー

 『カタログ』

 『ヘルプ』

 『ダンジョン』


 モニター

 階層転移

 階層念話

 スキル付与


【一部のDP消費量減少(極大)】

【階層の機能DP消費量減少(極大)



 魔法

 最下級火魔法【火種】

 最下級水魔法【水玉】

 最下級風魔法【扇風】

 最下級土魔法【土壌】

 最下級光魔法【提灯】

 最下級闇魔法【暗転】


 スキル:【魔物化】


 

 随分とスッキリした感じになってしまったがそれだけ性能が上がったと言うことだ。魔法やスキルは変わってはないけどな、俺自身が戦うわけじゃないしその辺はなんの問題もない。



【一部のDP消費量減少(極大)】

 階層の増加、召喚などの消費量が50%減少する。


 このスキルはダンジョンの階層増加や魔導書の入手、魔物の召喚に補正がかかる能力と言うか、割引してくれる権限だ。


 入手条件としては召喚した魔物にスキルを付与する数によって解放され、50%割引を越えたあとからはどんなに付与しても権限は解放されなかった。


 つまりはこれが最大値何だろうな、甘い話は無いわけだ。何か抜け道があれば良いかもしれないな。


 これを取得するために十勇士の配下スライム達にもスキルを付与しまくった。そのお陰で大体のスライムがオンリーワンな性能を持っていてダンジョンがより悪辣な物になった気がしてらならない。


 後悔は一切ないけどな。



【階層のDP消費量減少(極大)】

 階層の内装や罠、アイテムなどの消費DP減少。


 ダンジョン内の細かい機能を弄る為のDPの消費量が減る権限だ、具体的には50%ほど。


 最初の奴と似て非なるものって奴だな、宝箱とかその中に入れるポーションとかが安く手に入るので、DPの節約になる。


 それにエリアの内装も安く弄る様になったのは結構大きいぞ、地味にDPを食うからなあれ。


 ともあれ、よりダンジョンを強化出来るようになった訳で罠の種類も召喚出来る魔物も増えていた。


 これまで全く魔物を召喚していなかったからカタログの魔物のカテゴリーはガン無視していたんだが、これのお陰も相まって色々召喚してみたりもしている。


 階層の中身の環境を弄れる幅も広がっている。


 半年前までは日の光や風の強さ、雨などの天候までは弄る事が出来たのだが、あからさまに季節を変更することは出来なかった。


 村エリアだけはとても過ごしやすい温度で設定しており四季はない、常に春みたいなもので快適なのだ。

 

 環境や気候を弄れるのも大変ありがたい、簡単に言えば真夏のエリアを抜け出したと思えば次の階層は凍土になっていると言う帰りたくなる要素がてんこ盛りに出来るわけだ。


 折角色々と対策してきて進んだ途端にまたとんぼ返りさせるダンジョン……うーん、不人気間違いなしだな! 安全に暮らせるから良いけど!


 それは流石にやっても構わないのだけどやはり作ったからには攻略を是非目指して欲しいわけで、こう言う変化にも対応できるように宝箱に対策アイテムは入っているので役に立てて欲しいところだよ。


 他にも色々とダンジョンは改造を施しているが機能しているところを見るためにもぜひ冒険者達には頑張って欲しいな。


 ……用意したのに使わないとか可哀想過ぎるからな、マジで頼むぞ。


「クーロトー! 大変だよ!」


 おっと、色々と考えている間に遊びに行っていたラビィが慌てた様子で帰ってきた。


「どうした、そんなに慌てて。トイレなら向かって右だぞ」

「いやー良かった、ギリギリだったんだよね。って違うから! 私トイレとかしないから!」


 どこのアイドルだよお前はと言いたいところだがこれがマジな話である。


 魔物化してはいるがこれはラビィの本体はこのダンジョン自体であり、ここにいるのは……詳しくは知らんが精霊的なあれに当たるっぽい。


 物を食べたりするのも飲み物を飲んだりするものの、実際にはダンジョンに死体などを取り込むのと大差無いんだとか、完全に食べ物は嗜好品扱いだ。


 ダンジョンで1番倒すのが大変なのはラビィなのかもしれない。

 

 それはさておき一体なんの用だろうか。


「どうしたんだ?」

「ミストが退屈だって暴れ始めたの! 何とかしてよ!」

「えぇー……」


 あの癇癪クソガキめ、事あるごとに駄々こねやがって。


「用件は分かった。聞いてないことにしよう」


 さて、今日の夕飯はどうしようか。


 軽く現実逃避をしつつラビィに背を向けて歩き出しながらメニューのカタログから夕食を考えようとするものの、上手くは行かないらしい。


「ほら早く、行くよ」

「分かった、分かったから襟を掴まないでくれ……! 息がっ!」


 そのまま引きずられる様にしてマスタールームを追い出された。

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