6.学校での会話とお留守番の花
この話から10までマジック・ザ・ギャザリング関連の単語が多く出てきます。
MTGを知らない方は「あ、カードゲームかー」くらいに思いながらお読みになるか、苦手な方はお戻りください。
「高岡、今いいか?」
――今は授業の間の休み時間、机に突っ伏してたらクラスメイトが話しかけてきた。
「ああ、山本か。なんだ?」
……ねみぃ。
コイツは山本達哉、俺のダチでカードゲーム仲間ってところだ。
「お前……いつも眠そうだよな。夜更かしでもしてんのか?」
山本の奴が呆れたように聞いてくる。
「そんなつもりはないんだが……体質的な問題かねぇ」
昨日も早めに寝たし、寝不足ってことはないだろう。
まぁ、起きたら花が俺のベッドに潜り込んでたのにはビックリしたが……。
「まぁいいや。明日学校休みだろ?」
「? ああ……」
確か、明日は祝日だったな。
当然、学校も休みだぜヒャッハー!!
あまりの嬉しさに世紀末モヒカン集団の真似をする俺。
「疋田が、久々にデュエルやらねぇ? って言ってんだわ。んで、お前ン家空いてね?」
「俺ン家かー。空いてなくもねぇんだが……」
今、花がいるしなー。
どうしたものかねぇ……。
「ん? 誰か来てんのか?」
「まぁな。今、従兄妹が来てんだわ」
「従兄妹か」
まぁ、まだガキだしオーケーということにしておこう。
何がオーケーかは分からないけどな!
「ま、大丈夫だろ? いいぜ、スタンか? エクテンか?」
「エクテンでやろうぜ。スタンだと面白くねぇし」
「オーケー、明日までにデッキ調整しておくわ。今度は負けねぇからな!」
「フッ、またフルボッコにしてやんよ!」
「ほざいてろ。それにしても、疋田の奴が主催なんて珍しいな」
普通、こういった誘いごとは山本がしてくることが多い。
疋田は少し硬いところがあるからなぁ……。
「ああ、なんでも新しくデッキ作ったんだってよ」
「ほう? 今度はなんだ? カウンター・オースでも作ったか?」
「いや……チラッと見たが『トレイリアのアカデミー』が――」
「おい! それ禁止カードだろ!?」
しかも、アカデミーが入るってことは99%MoMaだろうが!?
俺ぁ、そんなクソデッキとなんざやりたくねぇよ!!
「まぁ、疋田には俺から言っとくわ」
「ああ、頼むわ」
とりあえず、家帰ったらデッキの調整するべぇ。
この後俺は、今日もダラダラと進む授業を半分だけ聞いていた。
――一方その頃、優夜の家では。
「花はひまです……」
優夜は学校に行ってしまいましたし、テレビも面白いのやってません。
お外はまだよく分からなくて少しこわいので、お家の中で遊ばないといけないのですが、なにをしましょうか……。
「んー? そうだ、優夜のお部屋をたんけんしましょう」
はい、そうと決めたらすぐ行きましょう。
よいしょよいしょと階段を上がって優夜のお部屋に行きます。
「おじゃまします」
やっぱり、優夜のお部屋は広いです。
リビングと同じくらいの広さがあります、ほかの人のお部屋とくらべてもかなり広いんじゃないでしょうか?
「さて、どこからさがしましょうか」
そういえば、男の人のベッドの下にはその……いかがわしい本がかくされている、と聞いたような気がします。
では、さっそくベッドの下をさがしてみましょう。
ごそごそ、ごそごそ……
んー、ざんねんながらいかがわしい本はありませんでした。
次は、どこをさがしましょうか。
「あ、そろそろお昼ですね」
お昼ごはんの時間なので、たんけんはここまでです。
優夜が「昼飯は、コンビニで買っておいたパンを食ってくれ」と言ってましたので、リビングで食べることにしましょう。
食べ終わったら、優夜のお部屋のパソコンの中にある『えみゅ』というもので遊びましょう(遊び方は優夜から聞いておいたのでばっちりです)
「ただいまー」
「あ、優夜。おかえりなさい」
とてとてとてとて……
「おう、ただいま、花」
なでなで……
「優夜、聞いてください」
「ん、どした?」
「さっき、えみゅで『1943』というゲームを初めてやって、のーこんてぃにゅーでクリアできました。花はすごいですか?」
「嘘ぉ!?」
花……恐ろしい子っ!!
当時のスタン→5thからUDまで
当時のエクテン→3rdからUDまで
分からない方はスルーしてOKです。




