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優夜と花  作者: 瑞代 杏
7/18

6.学校での会話とお留守番の花

この話から10までマジック・ザ・ギャザリング関連の単語が多く出てきます。

MTGを知らない方は「あ、カードゲームかー」くらいに思いながらお読みになるか、苦手な方はお戻りください。




「高岡、今いいか?」

 ――今は授業の間の休み時間、机に突っ伏してたらクラスメイトが話しかけてきた。

「ああ、山本か。なんだ?」

 ……ねみぃ。

 コイツは山本達哉やまもとたつや、俺のダチでカードゲーム仲間ってところだ。

「お前……いつも眠そうだよな。夜更かしでもしてんのか?」

 山本の奴が呆れたように聞いてくる。

「そんなつもりはないんだが……体質的な問題かねぇ」

 昨日も早めに寝たし、寝不足ってことはないだろう。

 まぁ、起きたら花が俺のベッドに潜り込んでたのにはビックリしたが……。

「まぁいいや。明日学校休みだろ?」

「? ああ……」

 確か、明日は祝日だったな。

 当然、学校も休みだぜヒャッハー!!

 あまりの嬉しさに世紀末モヒカン集団の真似をする俺。

「疋田が、久々にデュエルやらねぇ? って言ってんだわ。んで、お前ン家空いてね?」

「俺ン家かー。空いてなくもねぇんだが……」

 今、花がいるしなー。

 どうしたものかねぇ……。

「ん? 誰か来てんのか?」

「まぁな。今、従兄妹が来てんだわ」

「従兄妹か」

 まぁ、まだガキだしオーケーということにしておこう。

 何がオーケーかは分からないけどな!

「ま、大丈夫だろ? いいぜ、スタンか? エクテンか?」

「エクテンでやろうぜ。スタンだと面白くねぇし」

「オーケー、明日までにデッキ調整しておくわ。今度は負けねぇからな!」

「フッ、またフルボッコにしてやんよ!」

「ほざいてろ。それにしても、疋田の奴が主催なんて珍しいな」

 普通、こういった誘いごとは山本がしてくることが多い。

 疋田は少し硬いところがあるからなぁ……。

「ああ、なんでも新しくデッキ作ったんだってよ」

「ほう? 今度はなんだ? カウンター・オースでも作ったか?」

「いや……チラッと見たが『トレイリアのアカデミー』が――」

「おい! それ禁止カードだろ!?」

 しかも、アカデミーが入るってことは99%MoMaだろうが!?

 俺ぁ、そんなクソデッキとなんざやりたくねぇよ!!

「まぁ、疋田には俺から言っとくわ」

「ああ、頼むわ」

 とりあえず、家帰ったらデッキの調整するべぇ。

 この後俺は、今日もダラダラと進む授業を半分だけ聞いていた。


 ――一方その頃、優夜の家では。

「花はひまです……」

 優夜は学校に行ってしまいましたし、テレビも面白いのやってません。

 お外はまだよく分からなくて少しこわいので、お家の中で遊ばないといけないのですが、なにをしましょうか……。

「んー? そうだ、優夜のお部屋をたんけんしましょう」

 はい、そうと決めたらすぐ行きましょう。

 よいしょよいしょと階段を上がって優夜のお部屋に行きます。

「おじゃまします」

 やっぱり、優夜のお部屋は広いです。

 リビングと同じくらいの広さがあります、ほかの人のお部屋とくらべてもかなり広いんじゃないでしょうか?

「さて、どこからさがしましょうか」

 そういえば、男の人のベッドの下にはその……いかがわしい本がかくされている、と聞いたような気がします。

 では、さっそくベッドの下をさがしてみましょう。

 ごそごそ、ごそごそ……

 んー、ざんねんながらいかがわしい本はありませんでした。

 次は、どこをさがしましょうか。

「あ、そろそろお昼ですね」

 お昼ごはんの時間なので、たんけんはここまでです。

 優夜が「昼飯は、コンビニで買っておいたパンを食ってくれ」と言ってましたので、リビングで食べることにしましょう。

 食べ終わったら、優夜のお部屋のパソコンの中にある『えみゅ』というもので遊びましょう(遊び方は優夜から聞いておいたのでばっちりです)




「ただいまー」

「あ、優夜。おかえりなさい」

 とてとてとてとて……

「おう、ただいま、花」

 なでなで……

「優夜、聞いてください」

「ん、どした?」

「さっき、えみゅで『1943』というゲームを初めてやって、のーこんてぃにゅーでクリアできました。花はすごいですか?」

「嘘ぉ!?」

 花……恐ろしい子っ!!

当時のスタン→5thからUDまで

当時のエクテン→3rdからUDまで


分からない方はスルーしてOKです。

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