私の部屋
祝!総合評価140越え!
説明役の人は首を横に振り、否定した。黒ローブはその反応を見て戸惑っている。私もだけど。このまま誰かと組んで派遣コースだと思ってた。
「流石に何の研修も無しに外に放り出せないわよ。まだ国が整っていない時代に新人を派遣して、権力を振りかざす馬鹿がいたの。それ以来、新人研修は半年かけてすることが法によって定められたのよ」
そんな逸話があったのか。知らなかった。国なんて一筋縄ではいかないよね。でも、半年も研修なんて、長すぎるような気がする。
「次、いくわね。ローブや甲冑についてね。付与されている魔法は知っているでしょうから省くわ。金の刺繍や装飾があるのが師団長や団長。銀の刺繍や装飾は副師団長と副団長。紫は一般団員よ」
説明の途中で説明役の人が呼ばれてしまい、あとは自分達で確認してくれ、と言われてしまった。なんか、適当だなあ。あとは軍の規律とマギラ王国の影響力についてだよね。
軍の規律はざっくり言うと、とにかく命令遵守、以上。マギラの影響力は、この大陸なら大抵通用する。基本、この国から出る予定はないから関係ないね。
「すみません、亡命者のお二人はこちらに来ていただけますか?」
軍部の人間ではない人から呼び出しを受けた。私と女騎士は私達を呼び出した人に案内されるがまま、王宮の二階に上がった。二階に上がる時、階段ではなく、時空魔法の魔法陣で転移させられた。わお、便利。ちなみに私達を案内してくれている人は総務省の方。外務省の担当かと思ったけど、雑務は全て総務省に回されるのだとか、愚痴ってた。
二階は荷物置き場や亡命者の部屋がある。三階が使用人部屋や厨房、四階が王族の住まいや執務室。五階が国賓の部屋や宝物庫。そして、庭園。大抵が一階に集約されている。私達が利用できる一般食堂も一階にあり、三階から送られてくる。
この国は十一省で構成されている。軍部省、外交省、農林水産省、神殿省、財務省、法務省、魔法省、労働省、文部省、交通省、総務省。神殿省は神殿の監視をしている。魔法省は魔法の研究が中心だ。
「あ、レインさん、ですか?こちらの部屋になりますね。軍部が発行した国家軍部カードをこのドアノブの下に翳してもらえれば開きますので。では、もう一人の方はこちらに・・・・・・」
総務省の方と騎士と別れ、部屋のロックを解除する。カードを翳すと、ピッと音が鳴り、ドアを開けることができた。
ドアを開けると、ベッド、デスク、椅子、本棚、クローゼット、冷蔵庫が既に備え付けられていた。入って右にはトイレ、左にお風呂と洗濯機があった。一人暮らしにはちょうどいい広さ。ただ、もう一つ部屋が欲しい。研究室が。私は魔法に関する研究が好きだ。基本、魔法薬や魔道具は自作するし、杖のメンテナンスも自分でやる。確か、申請すれば月大銀貨一枚で部屋を借りられるって言ってたなあ、さっきの人。
「総務省に申請するか。ちょうど隣の部屋、空いてたし」
明日から新人研修が始まるらしいから、体を休めることにした。
「それでは、今日から研修を始める。最初はお前達の実力を見せてもらおう」
今、私は第七が使っている訓練場にいる。ここは特に強度が高いらしい。理由は簡単で、第七に所属する人達は総じて強い者が多い。それこそ、冒険者ランクで言えば一番上のSランクがゴロゴロいるほどだ。私は依頼をそれほど多く受けられなかったから、ランク自体は低い方だ。だけど、第七に配属されたということはもっと上のランクだと自惚れていいはず。
おしえて、レインちゃん!
?「神殿って監視されてるんだね」
レ「特別待遇をしてあげてるんだから、裏切るなよって圧力ね。まあ、実際は連絡係なんだけど」
?「あーなるほど」




