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第二の人生を得たので、自由に暮らしていこうと思います  作者: コル


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ラストダンジョン④

「さて次の黄色の扉だが」


「白色の扉の様に休憩スペースの可能性はありますかね?」


「そもそもあそこが休憩スペースだったかも怪しいがな」


「何が出ても大丈夫でしょ。さっ、いこいこ」


6つ目の黄色の扉を開いて中に入ると、白い扉と同様に真っ白な部屋に出た。


「やっぱり3つ目は休憩スペースなんでしょうか?」


敵らしき者は見当たらない。


「敵が居ないならさっさと行くわよ」


ホープは飽きてきたのか、ドアを見つけて先に出て行き他の人達も追従する。


「くふふ」


「うわっ、なんか笑ってる。キモッ」


「なんだ貴様」


何故か笑いをこぼすグリートにオルフェさんがツッコむ。


「急に笑い出したらそらゃキモイでしょ」


「いや何、お前達の滑稽さが面白くてな」


「やっぱり何か隠してるでしょ」


「当たり前だろ」


「コタケ君、聖剣で1発やっちゃおう」


「私が何かした訳じゃないから無実だぞ?お前は無実の者を斬るのか?」


「後からアリーにいっぱいお説教して貰うから、今は思い通りにさせてあげよ」


「そ〜だね〜」


「おい、何でアイツに言うんだ!」


追求される前にそそくさと扉を潜る。


「遅かったな」


「ちょっと話してて、それよりもここは・・・・・・」


辺りを見回すと今までの扉は無く、玉座がポツンと置かれていた。


「どうやらここが最後の様ですね」


「あの玉座に本来は魔王が居たのだろうな」


すでに倒された過去の魔王を想像する。


「折角なら私が再現してあげよっか」


オルフェさんがそう言いながら玉座に座る。


「フハハハ!よく来たな勇者ども。私がここで蹴散らしてやろう!」


「二流魔王ですね」


「えぇ、厳しいなぁ」


リッヒさんの厳しい判定に思わず笑う。

その後もひとしきり魔王ごっこをした所で、そろそろ帰ろうかとなるのであったが、


「帰りの扉は何処でしょうか?」


イルートがそう言う。


「実は私も気になっていたんだ。入って来た扉もいつの間にか消えているしな」


「ふははははは」


そこでグリートが爆笑する。


「やっぱり犯人でしたか。倒しましょう」


「さんせ〜」


「おい待て、だからどうしてそうなる」


「日頃の行いだろうな」


「まぁ良い。どうして出れなくなったか教えてやろう。それはな呪いだよ」


「「呪い?」」


「白い部屋を2度通っただろう。あそこで呪いを掛けられたんだ」


「それはどんな呪いなの?」


「この城から出られなくなる物だ。当然術者であろう魔王倒せばどうにか出来るだろうが、なっ?」


その魔王自体既に居ないので、どうしようも出来ないと言う事だ。


「コタケ君の聖剣で何とか出来ない?」


「自分達を斬るのか?コイツにそんな力加減は出来んだろう」


「それはグリートの言う通りかも」


軽く振ってもそのままスパッといってしまいそうだ。


「アリシア様が居れば・・・・・・」


「いくら回復魔法が使えても並の者では無理だ。それこそ聖女レベルじゃないとな」


「ちょうど知り合いに居るじゃん!扉が無いならコタケ君の転移でさ」


「さっきから開こうとしてるんだけど開けないんだよ」


「死してなお、こんな厄介な呪いを残す魔王とは恐れ入った」


「どうしてお前だけはそんな冷静なんだ?」


「私は邪神だぞ。そんな呪い、気付いた時点で跳ね返している」


1番最初の白い部屋で反応したのはそう言う事かと納得する。


「私はお前達を置いて帰るが、まぁ頑張る事だな。何なら神にでもお祈りするか?絶対に助けに来ないだろうがな!」


「助ける気皆無ですよ、あの人」


「家から誰かを連れて来る気配が無いな」


「これは帰ったらもっとキツいお仕置きだね」


「ふはははは!帰れたらの話だがな。私では無くあのアホ天使を連れて来れば問題無かったと言う、」


ドカーン!


グリートが喋っていると急に壁が破壊され。


「呼びましたか!?」


そこにケフィリアの姿があった。


「えっ?何でいるの?」


「用事が終わって空を飛んでいたら。私に助けを求める声が聞こえたのでって、皆さん凄い呪われてますね?何かの遊びですか?」


「いや、出来れば解いて欲しいんだけど」


「お安い御用ですよ!解呪〜!」


ケフィリアの力により呪いが解かれていく。


「はい完了です!」


それと同時に扉が現れる。


「もしかしてそこの邪神のせいですか!」


「うーん、まぁ半分くらいは」


「チッ、余計な事を」


「アリシアさんに言いつけてやるー!」


「貴様もか」


グリートに対する対処法はもうアリーになっている様だ。


「また呪われても嫌だし、さっさと帰ろうか」


開ける様になった転移で帰った後、グリートの行動をオルフェさんやケフィリアが、アリーに伝える。


「では、お仕置きを考えておきますね」


アリーは笑いながら言うのであった。

そして、本来の目的であったホープのダンジョン参考であったが、


「あんなの参考にならないわ」


出て来た敵や呪いを真似する事が出来ず、結局無意味となり次のダンジョンを探しておいてと言われるのであった。



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