表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第二の人生を得たので、自由に暮らしていこうと思います  作者: コル


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

569/620

暇つぶしに

「へいへい〜、元気してる〜?」


「次にその挨拶したら出禁にします。ウザいので」


お昼過ぎに唐突にやって来たロスさんをリッヒさんが一蹴する。


「とほほ、やって来た途端にこれだよ。ラナちゃんどう思う?」


「リッヒ先輩の言う通りだと思いますよ?」


「ガーン。2人して反抗期だ」


以前保護した犬耳の獣人ラナちゃんも成長して16歳になっている。


「それで今日は何の用ですか?」


「用が無きゃ来たら駄目なの?」


「つまりは暇なんですね」


「そういうこと!何か面白い事ない?」


一体ウチを何だと思っているのか、何かあったと確信した表情である。


「まぁ、天使が1人加わった事でしょうか」


「マジで!?天使って、天使?グリートみたいな偽物じゃない?」


「あ゛あ゛ぁ?」


「すぐ挑発しないで下さい。ラナちゃんが怖がってるじゃないですか」


グリートのドスの効いた声にビクッとしてロスさんの後ろに隠れる。


「ごめん、ごめん。つい反応が良いから」


「私を天使と一緒にするな」


「あっ、怒ってたのそこなんだ。で、その天使さんはどこ?」


「呼ばれた気がします!」


「うわっ!」


急に背後に立たれたロスさんはナイフを取り出して、首のすんでの所で止める。


「ヒェッ」


「あ〜、びっくりしたー!」


「それはこちらのセリフです!」


「人の背後に急に立ったら駄目だよ」


「いきなり人にナイフを向ける方が駄目ですよ!」


「アレ私もやられた事あります」


「リッヒ先輩もですか?私も何回もありました」


2人が話している所で、リッヒさんとラナちゃんも同じ経験があると共感していた。


少しの間言い合って、落ち着いた所で話が元に戻る。


「それで貴女が噂の天使さん?」


「大天使ケフィリアです」


「へー、確かに天使だ」


「ふふん、敬って下さい。ところで貴女方は誰なんですか?」


「私はロスで、この子はラナ。ちなみに私はリッヒちゃんのママです」


「いえ、違います」


「ただの照れ隠しだよ」


「でも貴女から物凄い死の匂いを感じます」


「えぇ〜?なにそれ〜」


「貴女、かなりの人を殺しましたね?」


「そらゃあね。暗殺者だもん」


その言葉を聞いて警戒するケフィリア。


「人が人を断罪する事は許されません」


「あはは、天使っぽい〜。それで?貴女達は何かしてくれたの?」


急に冷ややかな声になり雰囲気が変わる。


「それは・・・・・・」


「なーんてね!冗談、冗談。私はそうやって生きて来たから許して、ほら仲直り」


「いえ私の方こそすみませんでした。リッヒさんやラナさんを助けた善行があるのに」


「助けたって言うか成り行きというか」


「それでも立派だと思います」


「照れますなぁ」


「リッヒ先輩はロス師匠の過去って知ってるんですか?」


「昔聞こうとしたのですが、教えてくれませんでした」


「2人とも私の話聞きたいの?」


いつの間にか背後に忍び寄るロスさんに、2人は驚く事なく話を続ける。


「教えてくれるんですか?」


「いいよー」


「昔はあんなに渋ってたのに」


「時は来た!なんてね。そんな面白い話じゃないけど良いの?」


「良いですけど、ちょっと待って下さい」


そう言ったリッヒさんは、お茶とお菓子を持って来る。


「はいどうぞ」


「わーお、師匠の過去を物語気分で聞くか満々じゃん」


「期待してますね!」


ラナちゃんからもそう言われる。


「えぇーまじかぁ。えっとじゃあ、コホン!あれは私が10歳の頃・・・・・・」


そうして、ロスさんは語り始めるのであった。



次回に続きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ