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第二の人生を得たので、自由に暮らしていこうと思います  作者: コル


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戻る手段

「おはようございます!」


「えっと、貴女は昨日の・・・・・・」


「大天使の******です」


「えっ?」


口は動いていたので名乗ってはいたのだろうが、何故か聞き取れなかった。


「もう1回教えて貰っていいですか?」


「はい?******です」


「やっぱり聞き取れないです」


「あっ!そうでした下界では発音出来ないんでした」


天界独自の言語あるのかそんな事を言う。


「こちらの発音ですと、ケフィリアです」


「それで昨日帰ったはずですよね?」


「落下した場所に戻ったのですが・・・・・・塞がれてました」


「あー、なるほど。それで戻れないと」


「はい。ですので、こちらに居る邪神グリートに用事があるのです」


「グリートが起きるのはまだまだなので、ひとまず中にどうぞ」


「お邪魔しま・・・・・・そう言えば昨日壊してしまった所を直しますね」


急にそう言い出し、墜落して抉れた地面に手をかざすとモリモリと土が現れて元に戻る。

更には壊した壁にも同じ事をして完全に修復される。


「焦っていたとはいえ大天使にあるまじき行為でした。申し訳ございません」


「直してくれたので大丈夫です」


魔法陣は出ていなかったので魔法とはまた別の力を使っているのか疑問に思いつつ、改めて家の中に招き入れる。


「あら?昨日の天使様ですか?」


リビングにはアリーと他数名が居た。


「大天使ケフィリアです!」


「もしかして帰れなかったのでしょうか」


「そうみたい。穴が塞がってたんだって」


「それでグリートはどこでしょうか!」


「まだ寝てますね」


「叩き起こしてくるので部屋を教えて下さい」


「あー、その前に朝食はいかがでしょうか?」


アリーが話を逸らす。

その理由はグリートは無理矢理起こされると機嫌が悪くなるからだ。


「いや、私は食事を必要としない体なので」


「ですが味は分かりますよね」


「確かにそうですが・・・・・・」


「それならどうぞどうぞ」


相手に考える隙を与えさせずにダイニングに向かわせる。


「えっとそれじゃあ、いただきます」


パクッと一口食べると口角が上がり目を輝かせる。


「美味しい!」


アンとリビアが作ったから当然ですと、アリーの表情からそんなセリフが聞こえる。


「さぁ、もっといっぱい食べて良いですよ」


他の料理も勧めるのであった。


「ふぅ〜、美味しかったです。料理と言うのも悪くないですね」


「お粗末さまでした」


「しかし、何か忘れている様な・・・・・・」


「そうです。ケフィリアさんの事を色々教えて欲しいです」


「私の事ですか?」


「例えば出身ですとか」


「天界出身です!」


それはそうだろう。


「趣味とかはあるんでしょうか?」


「趣味はありませんが近いものですと、お祈りですかね?」


今度は質問攻めにされてグリートの事を考えさせない作戦に出る。


10時30分。

グリートが2階からようやく降りて来る。


「寝起きから嫌な気配がすると思えば」


「・・・・・・あっ!」


顔を見て自分の目的を思い出す。


「何でここに居るかは予想はつくぞ?どうせ穴が閉じられていたんだろ」


「恥を忍んで聞きますが、貴女は帰る方法を知っているのですか?」


「さぁ〜?」


ニヤニヤするグリートに、ケフィリアさんはグッと堪える。


「人に教えを乞う時はどうするのかな?」


「お、お願いします」


「ハッハッハッ、あの大天使が私に頭を下げるとは良いだろう教えてやる」


ここぞとばかりに煽るが一応教える気はあった様だ。


「空に向かって強力な力を放ち天界との次元の狭間を作るんだよ。まぁ、大天使のお前には無理な事だがな」


「そ、そんな・・・・・・」


「さっきから気になってたんだけど、大天使って天使とは違うの?」


「天使にも序列があるんだよ。全部で9つあって下から天使、大天使、権天使と続いて1番上は熾天使と言われる」


「へぇ、それじゃあ元天使のグリートは下っ端でケフィリアさんよりも格下なんだ」


「っ、昔はそうだったかもしれんが今は違うに決まっているだろう」


邪神になった事で力は増していると言いたい様だ。


「最低でも5番目の力天使級じゃないと無理だな」


「貴女の力では無理なんですか?」


「当時程の力が無い私では無理だ。お得意の神にでも祈っていればいつか通じるかもな?ははは」


「神・・・・・・はっ!そういう事ですか!」


ポンッと手を叩くとこう言い出す。


「神は私に試練をお与えになったのですね。この悪逆なるこの邪神を導いた時、天界への道が開かれるのですね」


「はぁ?」


グリートはイラついた表情と声になる。


「どうでしょうか?ここに住まわせて下さい!何なら庭に置いてもらうだけでもいいですから!」


「いや、待て待て!そんなの私が認めn」


「良いんじゃないですか?」


サラッと言うアリー。


「本当ですか!神が如き優しさです!」


「いや、そいつは神と言うか悪m」


「ふふ、何か?」


「・・・・・・チッ」


グリートは外へと出て行った。


「そう言う訳で改めて、大天使ケフィリアです。天界に帰れる様に皆様にも少しお手伝いよろしくお願いします!」


こうして、大天使ケフィリアが暮らし始めるのであった。



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