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第二の人生を得たので、自由に暮らしていこうと思います  作者: コル


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お別れ

「お主、いつまでおるんじゃ?」


ある日、ティーがスノウに向けてそう言う。


「うっ、そうですよね。居心地が良くて・・・・・・」


元より半年くらいしたら、他の場所を見て回るとの事でその期限が近付いて来ている。


「別にもう戻ってくるなとは言っておらんのじゃし、戻りたくなったら戻ってくるのじゃ」


「うぅ、本当に良いんですか?」


「部屋もそのままにしておくし大丈夫だよ」


「グスッ、ありがとうございます。私、旅立ちます!」


立ち上がるスノウだが、夜で外は真っ暗である。


「明日の方が良さそうだね」


「折角じゃ、お別れパーティーでもやるかの?」


「そうだね。皆んなに呼び掛けておくよ」


「ありがとうございますぅ〜」


〜〜〜〜〜〜


翌日のお昼。

ご馳走を用意し、お別れパーティーが始まる。


「この料理を食べられなくなるだなんて辛いです」


「数日のお弁当を作ってあるので後から渡しますね」


「やったー!」


「おっ、じゃあ私は元気になる薬あげるー」


「お、おぉ?」


イルシーナさんから虹色の怪しい液体を渡され困惑する。


「それは捨てて構いませんよ。私からはこちらを」


メアリーさんが、日本のお守りのような物を手渡す。


「ヒノウラで見つけた旅の安全を願うお守りです。良ければどうぞ」


「わぁ!ありがとうございます!」


「私はお洋服あげるー。旅の最中も見た目には気を使わないとダメだよ」


「素敵です」


「私からは羽を使った特製寝具」


「ぐっすり眠れそうです」


1名を除き各々が、スノウを想った物や役立ちそうな物をプレゼントする。


「最後は私達から」


子供達が描いた似顔絵を渡されると、


「うわぁーん!ありがとうございますー!」


スノウは寂しさと嬉しさからか大泣きしてしまった。


〜〜〜〜〜〜


「ぐすっ、ぐすっ」


「別に今生の別れじゃあるまいし、そろそろ泣き止んだらどうじゃ」


「うぅ、でもぉ〜」


旅立つ時間になっても、スノウはまだ涙を浮かべている。


「ほれ、さっさと行かんと暗くなるぞ」


「分かりましたぁ〜」


スノウはドラゴンの姿へと変身する。


「皆さん、短い間でしたがお世話になりました」


ペコリと頭を下げる。


「立派なドラゴンになって、また必ず戻って来ます!」


「気を付けての」


「はい!」


元気に返事をしたスノウは翼をバタつかせ空へと飛び上がる。


「またねー!」


「お元気でー!」


皆の見送りを聞いてからそのまま飛び去って行った。


「寂しくなるね」


「そうじゃな」


家に戻ろうとした時、


「あれ?なんか戻って来てるよ?」


オルフェさんが気付く。


「ご、ごめんなさい!今朝の洗濯物を持ってくの忘れてました!」


「お主のう、締まらんわい」


ティーがため息を吐いて皆が笑い、生乾き状態の洗濯物を魔法ですぐに乾かして渡し、今度こそ飛び去って見えなくなるのだった。



これにて今年の投稿は最後となります。


今年は評価をしてくださる方やブックマークをしてくださる方がかなり増えてとても嬉しかったです。


1年間ありがとうございました!


新年の1回目の投稿は1月3日の予定になりますので、来年もよろしくお願いします!


それでは、良いお年を〜

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