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「はい。初めましてアイリスです」



「初めましてマニーといいます。依頼は魔石の付与でよろしいかな?」



「はい、この石です。ギルドからもう1つ購入して7つになります」



「預かってますよ、この石で宜しいか?」



 ついでに持ってきてくれたのか。同じ大きさだ。



「はい、これでお願いします」



「了解しましたよ。では付与しますからの、アイリスさんはその可愛い子が石で遊ばないように押さえておいて下さいな」



 フフフっと笑って見つめる先には、お髭を前に向けて石を見つめるネオ。

 やーめーてー。



「我は請う、大地の力持つ聖霊よ、我の魔力を糧に汝の力を分け与えたもう」



 出た、呪文。魔方陣が書かれた紙の上に石を置いて呪文を唱えてます。

 俺がやると拗ねられるんだよな。それに俺は魔石に請うんだけど、付与する時は聖霊に請うんだな。初めて知ったよ。



 聖霊いるんだ。



 属性って聖霊なのね。ゲームや物語によく出てくる精霊とは別物なのかな。

 大地の聖霊は結界だそうな。透き通った黒色の魔石は乳白色に変わった。火は赤、水は青、風は黄緑色に。



「これで付与されましたな。念のために此処で小さな魔法を発動させてもらえますかな?」



「わかりました。なら火から」



 まず全部の魔石を握って、これからよろしくねと挨拶。香炉を出して小さく火を出してとお願い。ポッとライターみたいに火がついた。風は少し風を出してもらうと、そよっと柔らかい風が。水は掌に少し出してもらうと溢れない程度に水が出た。ネオが舐めました。

 結界はネオに張ってもらってコップを軽く投げてみたらきちんと防御出来た。



「ありがとうございました。全て発動しました!」



「………なんで呪文も唱えんのに発動するんじゃろうなぁ」



 あ、見たことある顔。何だっけ、ほら。チベットスナギツネだ!

 違う!そっくりだけどそこじゃない俺!呪文唱えるのが普通なんだっけ。



「えっとですね、俺は呪文を「お待ち!結界を張りなされ」…」



 テーブル席まるっと結界張りました。



「俺は呪文を唱えると逆に効果が落ちるんです」



「発動する方法はどうしとるんだ?」



「魔力を流しながらお願いを唱えてます。こうして欲しいなって感じで」



 顔を押さえてブツブツ言ってる。じいさんもやってたな。懐かしい。

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