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 冒険者達は町へ旅立った。脳筋からは謝ってもらったし薬も購入してもらった。相場より少し安めだったらしくお礼言われた。おまけに湿布プレゼント。背中グリグリしたからね。謝らんけどさ。

 村の鍛冶屋で罠とナイフの整備をしてもらう。明日引取になったので出発も明日だな。ここでは金を払って必要なものを補充。町に行けば獲物の素材も買い取ってくれるそうなので少しずつ在庫処分しよう。

 部屋の中で食材の仕訳と下処理をして、ちまちまと針を動かして服の修繕等旅支度をする。ごった煮のようなシチューを美味しく食べて風呂を堪能して就寝。

 朝食後龜の水を入れ替えてもらって罠を引き取り緑達をお迎えに行く。ご機嫌でした。良いことだ。さあ、出発だ。



 まだ明るいうちにテントを張る。薫製を作るためです。赤鹿の肉に程よく塩が浸透しているのでハムと薫製を作るのだ。これ以上は腐る。

 燻製機にチップを入れバラ肉を柵切りにしセット。弱火でお願いすると細い煙突と隙間からモクモクと煙が立ち上る。モモ肉とロースは成形し鍋でゆっくり火を通す。他の肉はスライスして煙突の上にセットしてある網に並べて干し肉燻製軽めで仕上げる。

 他にも兎と猪も熟成が終わってるので豆味噌やタレに浸けたり塩とハーブで揉んだりして日持ちさせる。無駄にはしません、森の恵みです。

 夕飯は空豆と鶏肉の煮込み、鶏レバーと香味野菜の炒め物とパンでいただきます。



 夜テントの中で種まき。プランター栽培だよねこれ。いずれはどこか畑の出来るところに落ち着かないとなぁと思いながら植えてると、なんかきたよー、ちっさいよー、よわいよ、しぬかも?ってな報告が。何来たよ。

 挿し木したばかりの箱に乗り上げるようにして小さい塊がいた。いや待ってそれまだ根付いてないやつ!



 慌てて持ち上げるとナアーゥと鳴かれた。猫?に見えるけど顔は子供だ。このサイズで子供ってことはこいつは大型種。ってことは山猫ですか?子猫見たことない。けどなんか違うような。足太いなあー毛もふわっふわだ。そしてガリガリ。うん、死にそうって納得した。親に捨てられたかはぐれたか親が死んだかだな、ここまで痩せてると。近くに親はいないだろう。さて、どうすべ。



 自然界で生き残れない弱い個体だ。他の獣の餌になるのがこの子猫の運命だろう。それを可哀想とは思ってはいない。それが自然のルールだからだ。弱いものは強いものの糧になる。そうして色々なものが巡っていく。俺もその中の1つだ。

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