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拾い物

 指を弱々しく噛んでくる。腹減ってんだろう、必死だ。ガリガリだけどまだ温かい体。こいつを保護すれば死ぬまで側に置かないといけない。こいつは肉食獣だから、元気にして森に放しても人を襲う可能性が高い。どうすべー。

 噛むのを諦めて舐め始めた、ナーウナーウ鳴きながら。

 どうしようと悩みながらもテントに入っていく自分は、やっぱり寂しかったのだと改めて自覚した。



 人肌温度のミルクを飲ませ狼肉のミンチを食べさせる。ぬるま湯で何度も体を洗い乾かして布団の上に寝かす。丸まって寝てる姿は猫です。尻尾も長い。よし、腹くくろう。そして俺も就寝。



 グルグルと目覚まし時計が鳴ってる。んなわけあるかと目を覚ますと首元に白い塊が。こいつ居たんだった。

 グルグルのせいで二度寝した。

 2日この場所から動かず緑達と子猫の世話をした。遊ぶ元気はないけど隙あらば膝に乗ってくる。かわいいなー。

 名前なんにするか。白いんだけど毛の内側に黒い斑点模様があることに気付く。やっぱ山猫か?白いけど。

 兎の毛皮を使って首輪とハーネス擬きを作る。紐着けないと元気になったら大変だし。名前なんにしよう。尻尾ユラユラ。掴んだらその先だけユラユラ。かわいいなー。



 自分にネーミングセンスがないことがわかった。ちなみに俺の名前はじーさんの初恋の人らしい。それもどうよ。。子猫はネオに進化しました。

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