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やっと独りだー。道からは見えない森の浅いところに緑達を並べてお世話。ついでに腐葉土をそこら辺から失敬して箱の土の入れ替え。根腐れチェックして戻す。挿し木出来そうなのは株を増やす。
みんなからいいかんじーってお言葉を貰い、周りに結界石をセット。この村から出るまではここで過ごしてもらおう。毎日様子見にくるからねー、はーい、とご機嫌さんだ。
さて、探索。なんかないかなー。
さ迷いながら昼時になったのでミルクとハチミツとチーズを乗せたパンで腹を満たす。さっきからこっちーこっちー、と聴こえるんだよなぁ。どっちだよ。
食べ終わって声の主を探す。遠ざかるとちがうーと訂正が入るので簡単に見つかった。まだ若い木だよなぁ。喋る木とそうでない木の違いがわからん。そして枝が1本引っ張られてた。
とってーいらないのー、これとってー、と訴えてきた。うん、邪魔だろうなその蔓。地面から伸びた蔓が一番近い枝に巻き付いて木の成長を邪魔していた。
蜘蛛退治のご褒美かな、その蔓めっちゃ欲しい。ハートの形をした赤紫色の葉っぱは解毒作用のある、見つけたらラッキーアイテムな蔓だった。秋には小さい実が鈴なりに成って甘くて美味しい。でもなかなか自生してくれなくて見つからない薬草なのだ。
いそいそと袋の中からスコップと植え木鉢を取りだし蔓を外してから移植する。この辺の土は腐葉土の下は少し粘土質だから、これからはそれを目安に世話しないと枯れるかも。いいものが見つかった、こいつもいずれ喋るんだろうな。枯れ枝落ちてないかな、支柱にしないと文句言われる。
夕方には宿に戻り夕食を食べて、調合の続きをして風呂入って就寝。
早朝から森の探索再開。けして脳筋に会いたくないから早く出たわけではない。
地面いっぱいに広がる白い花を咲かせる雑草発見。単なる雑草だけど、これを摘むと雨が降るって言い伝えがある。降らないけどね。でも良い匂い。干したら胃痛に効く果実がなっていたので枝を揺らして採取。取りすぎ厳禁、森の生き物達も食べるから。
薬草も少しずつ採取。繁殖させるためとこの村の薬師のため。大分奥に行くと蜂が飛んでた。ちらほらと。
たぶん蜜蜂だな。巣見つかるかな、まだ春だから巣蜜は少ないだろうし貰ったら可哀想かもしれん。諦めよう。
肉食蜂なら遠慮なく攻撃するんだけどね。人も襲われるし蜂は繁殖力あるから見つけたら全滅コースです。幼虫は美味しい。慣れってすごいね。




