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 ゴンゴの木。俺には梅干しの木。梅干しみたいな実がなるから。しわしわで酸っぱい。舌の付け根が痛くなるくらい酸っぱい。でも砂糖漬けにすると美味しい。

 本命は種。皮膚病の大概はこれで効く。これに他の薬草とかを混ぜて処方するんだけどね。これ、お高いのです。



「先生、この子のお世話はどうするんですか?」



 いまはなにもいらないよ、とのこと。この子はツンデレです。ツンツンデレ。気難しいけど、きちんと答えてあげればこれでもかって位実をつけてくれる。ご機嫌を損なうと花も咲かないけどね。

 肥料も加減が難しくなかなか栽培には気を使う。



「今は大丈夫だって。必要な時は教えてくれるからその時に教えるね。この子は細かい世話がいるんだよ。

 女の人みたいにねー」



「女の人は細かいお世話をするの?」



「肌の艶とか髪の毛とか体重とか、まあ女の人は大変なんだよ…」



 ふーん?と呟きながらとりあえず撫でてあげるセト君。あら、喜んでるじゃん。緑の手ってこういうことなんだね。俺も撫でておこう。

 なでなで。

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