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事の始めは彼女が弟子入りしてる薬師さんの店で、収支が合わないことだった。
怒鳴り混んできたのが年長で補佐をしている青年、次がベティーナ。店番は他の若い弟子がやっていて、一日の売り上げを締めるのが上の二人だったけど、青年が一月分纏めたときに購入した材料と合わないことが分かり、店番の計算間違いと判断して指導、店番に簡単な帳簿を付けさせる事にして青年がチェックする事にしたらしい。
そしたら帳簿は合ってるのに金額が合わない。そこからベティーナを疑問に思ったそうだ。弟子とはいえある程度任されるようになると少ないが賃金が貰える。最近アクセサリーや服が増えた。貯金からかと思ったけど一度疑ったらおかしいことばかりに気が付き調べたんだと。
どうも男に付きまとってる、貢いでもいるらしい。貰ってる賃金では賄えない事が判明して師匠に相談、憲兵さんに動いてもらうことになった。そっから色々あってお金を抜くのが危ないと思ったのか金額が足りなかったのか、一番高価な薬の内臓の干物を盗み売ったそうな。バレる前に補充すれば大丈夫だと思ったんだろうかね。そっからあの騒ぎへ続くと。んでバレて取っ捕まったとな。
「はー、やるなあ彼女」
「薬を持ち出したのは師匠が隣町へ出掛ける間に戻せば大丈夫だと行動したそうですよ。まあ実際はこの街の知り合いの家で過ごしてたんですがね。罠に引っ掛かったんですよ」
「あらら。窃盗は分かりましたけど恐喝って?というか今更なんですけど俺聞いて良い話です?」
「関係者ですから報告してこいと。拘束してしまいましたしね。貢いでいた男に恋人がいたんですよ。男も貢がれて困っていて断ったり返品したりしていました。その恋人に別れろと迫っていたようですな。脅しも交えて。恋人から被害届が出たもので罪が増えました」
はー、女って怖い。横恋慕して恋敵を脅すかぁ。男でもあるか。
「こういう犯罪に巻き込まれたことはないのでよく知らないんですが、犯罪者は収容所に入れられるんですね」
「罪の重さと年齢によりますね。重罪なら奴隷として過酷な労働下で働きます。それ以外は収容所で決められた月日か金額が納められるまで監視の元労働です。
未成年は専用の孤児院で働かせます。彼女は17歳でしたのでね」
こっちの成人早いからなぁ。日本じゃ高校生だ。




