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 怪我と簡単な症状位なら何とかって感じですよーと言ったら引っ張り込まれた。

 ベットの下で寝そべってる狼くん。でっかいな!



「餌は食べるんだが体力が続かなくて、次第にぐったりしだしてな。怪我もないし変なものも食べてないはずなんだ。そう躾てあるから」



 毛艶も悪くはないけど。飼い主と一緒に顔の前へ。唸ることもないのでゆっくり座ってみる。こっち見てるけど唸らないな。そっと手を鼻に近づけるとフンフンしてちろっと舐めた。しんどい時こそ警戒心が強くなるから大人しい性格なんだな。

 触るよーと言いながら顎の下から顔、頭まで撫でても怒らない。尻尾がパタッと揺れただけ。そのまま全身を触っていく。流石に筋肉質だ。浮腫もないし腫れてる所もない。肉球も大丈夫だし手足を握っても反応なし、付け根も大丈夫。お腹も触診したけど特に変な所はない。



「餌はどれくらい食べます?」



「肉の塊をこのくらいならペロッと食べるんだ。だから困ってる、内臓が悪いとは思えなくて」



「水は?」



「結構飲むな。夏場と同じくらいは。催促するし」



「排泄は何を何回くらい、どんな状態で?」



「便は1~2回普段と同じ量を出すな、下痢軟便もなし。2~3回の尿だな」



 んー、普通じゃないか?



「怠そうにしてる他何かないですか?普段と違う行動」



 2人でうーんと考えてたら狼くんが答えをくれた。お座り状態になってお尻をズリズリしながら前進。



「ああ!これ最近するようになったんだった。痒いのかと思ってたんだが」



「あー、違和感あるからするんですよ、これ。排便の状態が正常なら虫が入ったかな」



 ズリズリズリズリ。情けないけど可愛いポーズだよね、実際はそんなこと言ってられん原因があるんだけども。

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