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「おはようございます、先生。寝坊しちゃいました」



「おはよう。いらっしゃい筋肉痛って感じだね」



「痛いよう、足も背中もお腹も痛いよう。これいつなおりますか?」



「3日はかかるよ。そして楽になり始めたら宿に帰るからまた痛いというね。

 筋肉痛が治れば少し体が強くなるから頑張って」



「うぅ~、がんばります~………でも痛い………」



 痛みに耐えて布団から這い出たけど力尽きたのがよくわかる。そのまま寝っ転がってなさい。残りの籠を持って帰り朝食の支度。体を温めるスープとパンでいいか。

 うああぁ~!と悲鳴を聞きながらマッサージとストレッチをして湿布を貼ってあげる。動かした方が治りは早い。耐えろ弟子よ。



「うわあ!おっきい。これがトカゲ?」



「そうです。小さいのから大きいのまでたくさん種類があるよ。これは肉を食べるけど、草だけ食べたり、虫ばっかり食べるのもいる。

 これを解体します。薬師が使うのは内臓と骨です。内臓は綺麗に洗って干して粉にします。骨は砕いて煮詰めて冷やすと固いプルプルになります。この二つが薬の材料になるんだけど、結構貴重なんだ。買ったらとても高い。自分で狩ったらただだけど、危険だし自分の手で殺さないといけない。

 薬の材料としてでも食料としてでも、殺すならなるべく無駄にしてはいけない。生き物の命を奪うのだから。必要以上に命を奪うのは駄目だよ。動物魚植物全て、命をもらって俺達は生かしてもらってることを忘れないで」



「はい」



「でも自分の命が最優先です。襲われたら構わず反撃しなさいね」



 はい!って元気なお返事だけど当分は反撃無理だわな。逃げる一択でよろしく。

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