4
基本俺の狩りはこんな感じ。
緑達との意志疎通やお願いしたらなんとなくそうなる現象をこちらでは魔法の扱いになる。
習ってる時にお願いしたらこーなったって光る石を見せたら、じーさんは呪文をしっかり覚えるように言った。結果、お願いに落ち着いた。
覚えたんだよ。覚えたんだけど呪文を言ったらなんか拗ねたんだよ、石。性格あんのかよビックリだよ石!お願いにしたら進んで頑張ってくれたので、じーさん頭抱えて悩んでたなぁ。
会ったことはないけど世の魔法使いさん達は、あの小難しくこっぱずかしい呪文を真面目に唱えてるのだろう。
丸薬が燃え尽きるまでしっかり煙を吸引させる。
トラバサミは回収。よく耐えてくれたよ、後で手入れするからね。
ロープで足を括って木に吊るす。当然持ち上げてくれる?と頼んでます。
地面に軽く穴掘ってから、眠ったままの鹿の首を切って放血。初めての獲物はウサギ。なかなかとどめをさせなくて可哀想なことをした。
逞しくなったな、俺も。さて解体だ。
心臓と肝臓の一部を残して残りは地面に埋めて少し川に流す。肥料と餌になるらしい。
肉は布に包んで大鍋に塩と水とハーブに浸ける。
冷やしてねーとお願い。そのまま袋にポイ。
ハムと燻製にしよう。楽しみだ。
そしてメインの角。赤鹿だったけど、これだけあれば当分持つ。毒消しに傷薬になんでもござれ!
薬草と混ぜるだけで効果が上がるのだ。
薬師の宝物その1。他にも熊の睾丸とか山猫の脾臓とか黒大イモリとか処方は難しいが手にはいればとても嬉しいものはある。手にいれるのが大変なものばかりだけど。
すっかり夜になったので下山は明日。
残しておいた鹿肉を叩いて塩タレで揉んで焼く。
熟成しないと硬いし淡白だけど新鮮でないと味わえない御馳走でもある。豆味噌で作ったスープと一緒に有り難く頂きます。
テントの中で皮から脂身とかを取り除き、薪の灰で揉み込む。何度も繰り返して川で洗い干してから就寝。




