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 帰り道に焼き物やさんに寄って注文。タジン鍋を図解して作ってもらう。金物屋さんにも寄ってダッチオーブンも注文。両方とも初めての調理器具だったので興味津々で了解してくれた。春に間に合えばいいですよー。



「ただいまー」



「「お帰りなさーい」」



 女性の声が2つ。マイリアさん来てたかー。



「お話があります。聞いてもらえますか?」



 うわー、真剣な顔だよ、メリンダさんはさっさとお茶だしておねむ姫抱っこして買い物に行った。はえーなおい。



「えーと、兄から聞きました。殴っときました。自分で伝えてはいないので改めて言わせてください。

 アイリスさん、貴方が好きです」



 殴ったんかー。



「ありがとうございます。気持ちは嬉しいです。ですが、その気持ちを受けとることは出来ません。ごめんなさい」



「それは旅先での事を考えてですか?」



「そうです。俺は自分のことで精一杯です。他の人の人生を背負える器はまだないです」



「私のことは少し位は好意を持ってくれてますか?」



「正直に言うと、はいです」



 嬉しそうに、寂しそうに笑った。



「分かりました。ありがとうございました。

 実はね、一泊二日で山中泊してきました」



 ………は?



「男性女性のチームに護衛を頼んで、朝早くから夜遅くまでの一泊二日で行ける登山をしてきました。たいして登れませんでしたけど。

 兄から話を聞いて父が出した条件でした。私のためというよりアイリスさんに迷惑かけないための確認でしたね、あれは」



 いや、なにやってるの。雪降ってないけど寒いよ今。

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