表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この世界の管理を任されたら!?  作者: ちぼりん
本章「初代異能者の軌跡」
14/19

阻止作戦⑨

基地の外にでると、辺りは炎の海に包まれている。

基地の外を監視していた異能者達が逃げ惑い、それを狩るかのようにビームらしきものを出して殺傷していく政府の異能者らしきものが視認できる。


「貴様っ!よくもー!」


即座にアレクサンドルはその異能者に向けて火球を放つ。

だが、その異能者は体を光子化させ、攻撃を回避し、そして通常の姿に戻るー。


「あら、ようやくお出ましね。待ちくたびれたわ。」


「お…おのれぇっ!どこまで俺たちを追い回せば気が済む!?」


「ふうー、ですから政府の命なのよ。貴方に恨みがあるわけではないけど消えてもらうわ。」


火球とビームの応戦が始まるー。


あの女も相当な異能の持ち主である。光と炎。そして戦闘スタイル。

単純なパワーでいえば、アレクサンドルがかなり上回っているが、相性が悪いな。

攻撃当たらない上に、向こうの攻撃は当たりやすい。

当たってもアレクサンドルならダメージは低いだろうが、チリも積もれば山とやらだ。


少し離れた距離から観察していたキンメリーは戦闘状況を分析しながら次の手を打つ。


(ふむ。この女に指示した人を割り出せれば芋づる式に政府の思惑がわかるだろうな。人工知能よ。この女の素性分かるか?)


(サーチ開始します……少々お待ちください。)


「ーくっ!」


「何度やっても無駄よ。貴方の攻撃は当たらないわ。前は街中だったから取り逃しちゃったけど…、今回は逃がさないわ。」


「ほざけ!当たらないならばー、面制圧するまでよ!」


アレクサンドルが異能をさらに解放し、辺り数十メートルを一気に焼き尽くす。

だが、敵の異能者はすぐに遠くに離れ、攻撃自体は当たっていない。


「ーうざってえ!」


すぐに敵の異能者が距離を縮め、アレクサンドルに光子の弾を浴びせる。

アレクサンドルにはあまりダメージになってないが、やはり消耗している。


アレクサンドルに反撃させて、力尽きたところを狙う作戦だな。

ふむ、少々手助けするとするか。


キンメリーの異能で辺りを霧で少しずつ覆っていく。


「ー!霧!?」


霧の中であれば光系のものはかなり威力が落ちる。

アレクサンドルも炎系だが、支障はない範囲だろう。

そして、私との戦闘ではアレクサンドルには熱源探知をする能力もあることはわかっていた。


「ふん、邪魔はするなと言ったのに…。だが、不利な相手に対するチャンス!」


「ーくっ!」


霧を形成できる異能者がいるなんて聞いてないわ。

ここはすぐに撤退をー。


急に劣勢に立たされた敵の異能者。


そこにアレクサンドルが距離を縮め、消し炭にしない程度に一撃を見舞うー。

回避したくても霧の中では身体中を光子化することもできないー。


「ーがっ!」


(……サーチ完了しました。フランス出身のベローナという異能者のようです。ここ数年内にアメリカに渡っているようです。)


(アメリカ、ロシアの次にフランスか。何か陰謀のようなものを感じるな。)


敵の異能者は気絶し、倒れこむ。


「ふう。コイツには散々煮え湯飲まされてきたんだ。さっきの霧はお前だろう?気に食わないが借りがまたできてしまったな。」


「損得勘定は何も考えてない。気にするな。」


気絶した異能者を拘束し、基地内に連れ込む。

この位置は既にバレている可能性があったが、撤収するにしても人数が多すぎて、なかなか準備が進んでなかった。


その間に敵の異能者であるベローナを尋問することにしていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ