第19話 雪山での戦闘
ま に あ っ た !
「そうだぬるぽさん。他のモンスターはどこなんだ?」
ぬるぽさんが連れているのはソウコウゴブリンが1体だけ。
もう一体連れてきているが現在は哨戒中らしい。
「研究室に置いてきたよ。魔石に入り切らないし、残りは雪山での行動に適さないからね」
そうなのか。
やがてもう一体のソウコウゴブリンも戻ってきた。
さっきのに比べて刃が細長い。
「さ、行こうか」
向かった先は洞窟だった。
中には明かりや腰ぐらいの高さのドアが取り付けられていて、まさに簡易拠点といった雰囲気だ。
ここで休憩を取る。
俺は店で買っておいた雪山装備に着替える。グレイウルフの毛皮を使っているらしい。
今の俺のレベルも確認する。
メインクラス 聖職者 レベル23
サブクラス1 ウォーリアー レベル19
サブクラス2 エンチャンター レベル20
サブクラス3 ランナー レベル18
サブクラス4 ハイキッカー レベル4
合計 レベル84
あまりレベルが上がっていなかった。
エンチャンターでは『マジックアシスト』という魔法の効果が高くなる魔法を習得した。
この効果は付与師系統の魔法にも効果があるが、付与師系統の魔法だけは効果が高くなるのではなく燃費がよくなるらしい。他の付与魔法を3つも掛ければ元が取れるんだとか。
「今のうちにアイテムについて決めなきゃね」
「そうだな」
「考えたんだけど、魔石は全て僕のもので日当5000クロスを払うってのはどうだい?
それ以外は個々で相談するとして」
ふむ…俺としては悪くないが。
「日当は2500クロスで魔石はそれぞれの大きさごとに半分だ。<アイスクリーム>所属としては1つのギルドに魔石を独占させたくはない」
「それで良いよ」
交渉がまとまり狩りに出る。
ビュン
「危ない!」
俺はぬるぽを押し倒す。
飛んできたのは雪玉だが、中に石が仕込んであった。雪合戦か!
実際有効な手段だろう。雪山では雪玉を視認することは困難だ。
俺達は岩の陰まで退避する。
岩の陰はなおさら気温が低い。
「そうだタツ君。これはいるかい?」
「これは?」
「魔石カイロさ。市場価格は1時間続いて200クロス」
「3つくれ」
「いいよ。1つ398クロスの1194クロスさ」
「高い!2倍じゃないか!」
「はは、いらないのなら買わなければいい。それと正確には2倍じゃなくて1.99倍さ」
こいつ…足元を見やがって!
しかし無いことには始まらないので渋々2個購入する。
<ファニー製造>の購買部で売っているらしい。帰ったら購入せねば!
「…それと、気付いているよね」
「ああ、北と東に1体ずつ。移動速度が早いのはソリでも使ってんのか?」
「どっちに行く?」
「俺は北で」
俺は身軽なので斜面を登る必要がある北に行く。
『マジックアシスト』『ムーブアシスト』『スピードアシスト』『ヒールⅡ』を掛ける。
魔法系クラスを2つしか待っていないので、MPの7割弱を持ってかれた。
「ぐっ!」
斜面は雪が多く雪玉を避けられない。
『ダッシュ』を使い距離を詰める。
雪玉をもう2発食らう。
雪玉を投げていたのは案の定、平たい石のソリと一体化した大きな石だった。
石には魔石があるが、小石に囲まれている。
他にいるのは石を集めるための犬型ゴーレムと…
ブン!
攻撃を後ろに避ける。
間に割り込んできたのは
顔が胴体についた大きな人型ゴーレムだ。
魔石は顔の中の空洞にある。
俺は小太刀を取り出し『アタックアシスト』を掛け、構えを取る。
さあて、どうやって倒そうか…
俺は間合いを測りつつ距離を詰める。
ブン!
右腕の攻撃を斜めに避け、
「やっ!」
目の穴に右の小太刀を突き刺すが魔石に避けられた。
右の小太刀から手を離す。
カン!
戻ってきた右腕の攻撃を左の小太刀で受け、
左腕の攻撃を避けて距離を取る。
このゴーレム、強いな。
ソウコウゴブリン
作中の通り。安く強いのでぬるぽの現在のお気に入り
将来は噛ませ犬になることが確定している
前から見ると少し中二病
これは裸エプロンですか?はいそうですが、いいえちがいます
雪投げゴーレム
ソリを使う事で雪山では高い機動力と遠くへの強い火力を手に入れる
山を登るときは4足歩行するので少しシュール
犬型ゴーレム
雪投げゴーレムの運搬と石の補給を行う。2-4体ほどで雪投げゴーレムのお供をする
今回は2匹で1匹は石の収集中
胸に顔があるゴーレム
感覚としては、機○車トーマスの顔にド○えもんの手足を生やした感じ
強い(確信)
ぬるぽの研究室
<アカデミー>本部のギルドマスター室も兼ねている(むしろ本来はこっち)
魔石カイロ
開発<アカデミー>、製造販売<ファニー製造>
需要が出てきたら<アイスクリーム>にも並ぶ予定
丈夫な布さえあれば化学カイロに取って代わられるかも




