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無理VS了

 どこからが無理で、どこからが無理ではないのか。その境がわからないまま、無理をする人はいるだろう。どこまでが、無理かわからないのだから『無理をするな』と言われても、どうすることもしないのである。


 だって――なにもわかっていなのだから。


 だから、無理はするし、無理をしないのだろう。誰かはそれを、無理だと言うし『無理はしても無茶はするな』というかもしれない。そんな言葉で、なにが伝わるのだろう、と疑問に思うが。


 無理だと思っていたことが、無理ではなかったことはある。だから、無理も、無理ではないということはある。無理だと思っておても、結果的に無理ではなかったということだ。でも、無理はあまりよろしい状態ではないだろう。無理をしている人には、過度な負荷がかかっているだろう。


 誰かはそれを、無理ではないと言うし、誰かは、それを無理だと言う。ぼくは、無理じゃないと言うけど、誰かは、それは無理だという。無理をするな、という。その余裕があれば、無理も、無理ではなくなる。


 無理は無理にしなくてもいいと思うけど、その無理は、自分が一番よくわかっているはずだ。どのくらいの無理なのか、疲れ果ててしまうほどの無理であれば、もう寝たほうがいいだろう。


 ぼくは――眠りにつこうと思う。


 ぼくは、やつと戦った。無理には、どうしても勝てない。勝てないからこそ、無理なのだ。最大火力でブッパなしても、無意味なのだ。無理には、なにも効かない。


 なんだか疲れてきたぼくは、まず、敷布団の上に横になる。そして、眠気で重い瞼をゆっくりと閉じて、そうして、ようやっと、眠りについた。


 ぼくは無理に――負けた。眠気にも負けたが、無理にも負けた。無理になんて敵うわけがない。そんな言葉の概念に、ぼくごときが勝てるわけがないじゃないか。


 そもそも世界ランカーになるために、なぜ、無理と戦わないとけないのかがわからない。なんでだ。なんで、ぼくはこんなことをしている。眠りについているはずなのに、ぼくはキーボードでタイピングしている。おかしい。明らかな矛盾だ。


 なにが無理で、なにが無理ではないのか。そんな境をわかる人がいるのだろうか。わかったところで、それは、わかっていないということをわかっていないということでしかない。


 無理だけど――無理じゃない。そんなわけがわからない世界で、ぼくはなんとなくここにいた。寝室にいた。敷布団の上にいた。もう、無理だ。眠気に負けてしまう。いや、もう、負けた。

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