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【完結】明日からモンスターまみれの世界〜剣道家たちが世界を救う〜神からもらった能力がチートすぎた件  作者: opocho


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攻略、攻略



バーベキュー終わりにオレとアキはドロップアイテムの確認をする。


・ハイポーション

・MPポーション

・天使の雫

・宝石

・武器

・防具

・転移石

・素材各種

・魔石各種


見慣れぬ天使の雫というのはエリクサーだった。

あらゆるケガを瞬時に治してくれるし、なんと病気にも効く。

これは世界を変えるものだな。

出しどころはともかくも大量コピー対象だ。


他のものもさすがに深層とあって価値のあるものばかり。

この時点で鑑定によれば卸値は1000億を超えていた。


修行から戻ったウートを温泉に放り込んで一時間ほど休ませてから城に戻す。


「鬼かーーっ!」


叫ぶ国王を執務室に強制転移させてオレたちは攻略の続きだ。


まずは70階層に転移。

まだボスはリポップしてなかったので、そのまま71階層へ降りるとそこは砂漠のステージだった。


マップを開くとあちこちに赤点がある。

とりあえず消しておくか。


一斉選択からの雷撃。

全ての赤点が黒点に変わる。


「敵も確認せずに……」

「どうせ巨大ミミズか巨大サソリだ」

「あーね」


その後もマップ雷撃のコンボで次々と先に進む。


砂漠の敵は結局一度も見ることがなかった。


80層のボス部屋に入る前に、ウートを呼び出してみた。


「待たせすぎだ!」

「執務は終わったの?」

「実はなんかチョロかった。仕事の処理能力もスピードアップしたっぽいぞ」

「「「おお」」」

「ん? ここはどこだ?」

「80階層のボス部屋」

「もう70階層を?」

「マップでササッとな」

「どんな敵だったのだ?」

「……見てないな」

「ナツ。あのな、ダンジョン研究をしている奴らが泣くぞ?」

「そうだった。ごめん」


ダンジョン研究家たちがこの踏破計画に大喜びでいろんな研究データを共有してくれていたのだ。

代わりにオレたちも情報を持ち帰る約束をしていたのだった。


「ちょっと見てくるか」


仕方なくみんなで一度戻る。

ボスフロアの直前は大抵これまでのモンスターが再登場する。

79階だけやり直しでいいだろう。


出てきたのは巨大ワーム、巨大サソリ、そしてミイラだった。

それぞれの亜種……ホフ、ハイ、キングなどが存在しており、一通りはチェックしておく。

ついでにドロップアイテムもゲットした。


そして改めて80階層だ。

中にいたのはキングデスワーム。

キングにデスが付いてきた。


「デカいな!」

「うむ」

「キモい」


20メートルはあろうかというデカい体に、くまなく無数の穴が空いている。

これが一層キモさを際立たせている。


「なんか吹き出すのかな」

「あー、そんな感じだ」

「いやだなあ」

「もういいよ。倒そう」


速攻で雷撃を落として倒してしまった。

倒れた体からなにやら液体が溢れて周りのものが石になっていた。


「石化のようだな」

「ヤバいやつだなー」

「どれくらい吹き出すかによるよね」

「こいつは瞬殺推奨だな」

「オレたち以外に誰ができるんだよ」


ボスを倒すと次のフロアの扉が開く。

だがそこはこれまでとは違う作りになっていた。


「階段がないな」

「ねえ、なんか大きな石があるよ」


奥の方にうっすらと光を出している巨大な透明のクリスタルが浮いている。


「お、ここが最下層だな。あれがダンジョンコアだ」

「へえ!きれいだな!」

「壊すの勿体ないね」

「壊すけどな。いいか?」


ウートが殴るとダンジョンコアは粉々に砕け散った。

ダンジョンはその瞬間に停止したようで明らかにその空気感が変わった。


部屋の奥に宝箱が出現する。


「どうせまた宝石だろ」

「ボス部屋、宝石ばっかりだったもんね」

「開けてみるか」


なんの仕掛けもないようなのでそのまま宝箱を開ける。


なかには拳大の石が一つ。


「なんだこれ……あ、賢者の石だってさ」

「んなあっ!?」 

「ウート、変な声出たぞ」

「賢者の石だぞ?」

「よく聞くやつだよな。こっちにも伝承があるぞ」

「何をのんきな! 錬金ができたり、エリクサーが作れるのだぞ。あらゆる魔法の根源を持つとも言われている!」

「いや、クリエイトあるし、オレ全属性持ちだし」

「あーね」

「さすがは主」

「そうだよねー♪」

「そうだったな。なんかテンション上げてるワシがバカみたいではないか」

「ウートにあげるよそれ。コピーしとくから何個ほしい?」

「なんか伝説の価値が……」


とりあえず一つもらっておいて、ウートには100個あげた。


部屋にあった扉を開けると入り口に戻れた。

これは他のボス部屋と同じだ。


オレたちが姿を見せると警備の兵士たちが驚いて出迎える。


「こんなに早く、何かトラブルでもありましたか!?」

「いや、踏破した」


途端に大歓声を上げる兵士たち。

同時にダンジョンが大きく揺れ出す。

踏破者が外に出たら仕様が変わるようだ。

これでこのダンジョンはレベルを落として再起動を待つことになる。


まずは一つか。

魔王の痕跡もなかったな。

当たりを引くまでやるしかない。




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