↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】明日からモンスターまみれの世界〜剣道家たちが世界を救う〜神からもらった能力がチートすぎた件  作者: opocho


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
54/87

日米露との協議



新天地に家町総理と三賢者、カーター大統領、イワンコフ大統領とそれぞれの参謀が集まり、Xデーの会議が始まった。


以前からお部屋リゾートで行ってきた定例の会議である。

今ではそれなりに立派な会議室も作ってある。


『ここからモンスターの様子がモニターで見られるんだな』

「ええ、魔狼のほかはゴブリン、コボルト、オークが住んでます」

『様子はどうだ?』

「来たばかりですからまだおとなしく固まってます。しばらくは様子見ですね」


新天地に転移したモンスターは1種100人……匹か? いや体かな。


それぞれが離れたエリアに住んでいる。

川や湖があり、平屋の家もたくさん並べてある。

家の近くには果樹園もたくさんあるので食事には困らないだろう。

どんな生活をするのかしっかり調べておきたい。


Xデーについての話が始まる。


「各国それなりに準備は整っているようでひとまずは安心してます」

『覚醒者たちの戦力はそれなりに整っているよ。既存戦力についても反射吸収の盾と魔弾が使えるのがデカいな』

『とはいえ何が起きるのかがわからないから楽観はできないがね』


そう。

大事なのは「何が起きるのか」だ。


『濃厚なのは全世界に一斉に歪みが起きてモンスターが溢れかえる、だな』

『日本のように順を追ってくれればいいんだが。提供してくれたデータもあるからそれなら対処可能だ』

「向こうにも文明はあるはずだ。それらが出てくるということもあり得る」

『対話が成立すればいいんだがな』

『何が起きるのかさえわかればな』

「神様もあとほんの少し時間をくれてたらよかったのに」


みんなの会話が止まる。


『どういうことだ?』

「あれ、話してませんでしたっけ? 最初に神様と会った時、明らかに時間切れで対話が終わったんですよね」

『なんだそれ』

「あとはナビィに聞けってぶん投げられました」


みんなでナビィを見る。


「知らないよぅ♪ そもそも前のときは Xデーにモンスターが現れたんだから♪」

「今回でいうと違う点はなんだ?」

「最初から魔法が使えること♪ 前はXデーにモンスターが初めて出現するときまで魔法は使えなかった♪」


チートの底上げをしたのと同じ理由で魔法を使えるようにしたのか、モンスターがXデーの前から出るから魔法が解禁されてるのか。


「ん? 魔素が少ないからゾンビがまだ出てくるんだよな?」

「そうだよ♪」

「なんでオレたちこんなにガンガン魔法使えてるんだ?」

「ナツくんの魔力がデカいから。普通は外の魔素から魔力を使うけど、ナツくん体内の魔力だけであれだけやらかしてるのが異常だからね♪」

「そういうことか」


収納を経由したオレの魔力共有がなきゃみんなも過度な魔法は成立しない。


「ということはモンスターの中で魔法を使うやつがいてもこっちでは使えないってこと?」

「少なくとも体内の魔力が無くなれば使えなくなるよ♪」


それも大事な情報だな。


「ヤバいヤツが来てもこの世界に魔素が潤沢になければ体内の魔力が切れたらもう魔法は使えないってことか」

「体力バカみたいなのはそうだね♪ でも知性のあるヤツは魔力効率にも優れているからそうとも限らないよ♪」


なるほど。

簡単にはいかないな。


その後もあらゆるケースを想定して議論した。


国民については今の都市を維持できるのか、避難させるのかを早急に判断しなければいけない。

避難所は十分に用意してあるし、数が揃っているからコピーも効率よく増産できる。


文明維持のためには残すもの……例えば石油の精製工場や繊維工場、農業など多くの課題がある。

この判断はすぐにでもしなければいくらクリエイトやコピーを駆使したとてオレ一人の作業では追いつかない。


課題山積のまま残りは2週間だ。


会議が終わり、部活に顔を出した。

結局、世界剣道選手権大会はこの騒動で延期が決定し、私たちは強化指定選手から外れた。

というか強化指定自体が一旦解散となった。


全剣連の安倍さんたちの落胆も大きかったそうだ。


「せっかくナツくんたちの活躍で潮目が変わったところだったのに申し訳ない」というのは安倍さんからのメッセージだったが、実際はオレが当事者だ。

謝るのも変なのだがそんな気持ちにもなる。


剣道中心にアキとモンスター。

この3つをバランスよく楽しみたかったのに、剣道が真っ先に落ちた。

毎日稽古はしてるけど。


人生のど真ん中にあったものが添え物みたいになるとは思わなかったな。

いや気持ちはもちろん今でもど真ん中なんだけどな。


『そろそろ今日の歪みの時間か?』

「あ、そうですね」

『ヒロシ、今日はどんなシフトなんだ?』

「新種は渋谷です。データのないモンスターなのでナツが出ます」

『計測不能か。神獣の可能性があるんだな』

「ナビィ曰くヒョウ……氷狼がイレギュラーなのでもう神獣は出ないだろうといのことです」

『となると強敵の可能性もあるんだな』

「だとしてもナツの相手になるようなモンスターがそもそもいないそうですけどね」


ほかはレギュラーなので強弱に合わせて師匠たちが振り分けられてる感じだ。


アキももはや無敵なので、最近は単独で動いてもらっているのだが、計測不能となるとこっちに来ると言い出すだろうな。


「じゃあいってきます!」

『『『「頼んだぞ」』』』


世界のトップたちに見送られて転移する。


久しぶりの「計測不能」だ。

油断せず対処しよう。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。