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【完結】明日からモンスターまみれの世界〜剣道家たちが世界を救う〜神からもらった能力がチートすぎた件  作者: opocho


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開示



次に歪みに混じりだしたのはオーガやトロールだった。


出てくる奴らもずいぶんファンタジー色が濃くなってきた。


本来ならこのあたりで国民に真実を告げるはずだったが、魔狼軍団が爆誕したことでモンスターの殲滅がさらに容易になってしまった。

覚醒した自衛隊特殊班の後発メンバーもかなりの強さになったのでバレずになんとかなってしまうのだ。


「これある意味もう本当のこと言っても大丈夫なんじゃ……」

「確かにな。発表しても瞬殺出来ることが分かればそこまでパニックにならないだろ」

「むしろ、退避に協力的になるな」

「「「うん」」」


ということで、政府関係者との協議となった。

家町総理も概ね賛成だったので「知る者」の意見は比較的速やかにまとまった。


一つだけ、自衛隊と警察には先に開示することが決まった。

特に内閣府特命担当大臣……師匠の管轄する警察はごくごく一部の者しかこのことを知らない。

実はそれは自衛隊も同じで、知っている者の数は増えていたがあくまで特殊班のユニット内だけだ。


そこでまずはその2つの組織には先行開示を行うこととした。


集めた場所は日本武道館。

ここに限られた自衛官、警察関係官が集められた。

限られたとは言ってもその数は10万人超。

日本武道館のキャパを10倍超えている。


だが人々はどんどん収容されている。

そう、拡張を施したのだ。


どうせなら最初からこれがこういう話だとわからせたほうがいいという、ある意味で大胆に開き直った判断だった。


集められた人間もなにかおかしいと思いながらもまさかそんなはずはないとこの状況が理解できない。


結局14万人を収容した状態でセレモニーの開始時間となったのだが、その頃にはざわめきが止まらなくなっていた。

そりゃそうだ。

一万人キャパの日本武道館になぜか14万人が収容できているんだからな。


そこに家町総理と三賢者が登壇する。

歴史の残る第一声はこうだった。


「みなさん、新世界が始まります」


―――――――


その後、2時間をかけて状況が説明された。


全員が言葉を失いながらも一度も席を立つことなく話を真剣に聞いていた。


退出は認められないが30分の休憩時間を挟み、説明が再開された。


そこでは私によるデモンストレーションを行った。

モノを消し、空を飛び、魔法を使い、転移した。

拡張された会場でデモンストレーションを見ればさすがにこれが真実だと理解するしかない。

その上で実際のモンスターとの戦闘の映像を公開した。


このバカげた開示方法をとった目的は三つ。


・とてつもない戦力があること。

・自衛隊の通常装備でも攻撃が通用すること。

この2つで安心をさせる。


そして

・これが、疑う余地もなく真実であること。


無駄な憶測を封じて即時理解させるためだ。

 

そしてそれは狙い通りの効果をもたらした。


そこへ総理と三賢者の熱い言葉が続いた。

いつかのアキを彷彿とさせるような胸を打つ言葉の数々に、自衛官と警察官は心を一つにすることができた。


多少のフォローはしたよ。


初めて【支援】を使ったのでその効果の程はわからないが、どうやら彼らが「命を、未来を守ること」に全てを捧げる覚悟が出来たのは間違いがないようだった。


―――――――――

その一週間後。

全国民に真実が知らされたのだった。

それは世界同時放送だった。


何も隠さず全てを伝えた。

国民は当初大混乱したが、同時にこれまでその全てを瞬殺していることを知り、少しずつ落ち着きを取り戻していった。


そしてそれは12月。

Xデーの新世界を迎える1ヶ月前のことだった。

この知らせを無視した二つの国。

中国と北朝鮮だ。


この2国の暴走が始まるのだった―――。



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