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【完結】明日からモンスターまみれの世界〜剣道家たちが世界を救う〜神からもらった能力がチートすぎた件  作者: opocho


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テロ



同日、日本政府発案の都内5区の封鎖作戦が始まった。


家町総理からの緊急放送で大型テロの危険性が高まったとして世田谷区と目黒区、渋谷区、中野区、杉並区の即時完全封鎖が発令された。

緊急事態宣言が発令され、すぐに自衛隊、警察が連携して該当区民の退避を進める。


避難区外のホテル空室はすべて国が買い取り、また大型ドームやアリーナ、公園などに避難民の受け入れ体制を整えて対応した。


病院などで移動困難な入院患者については自衛隊が完全ガードする形で病院、施設ごと護衛・保護をする形になった。


「大胆ですね」

「でもこのスケジュールでよく準備しましたよ。もっと混乱を生んでもおかしくなかった」 


もし完全避難ができなかったとて構わない。

結局不在になってほしいのは二つで、そのエリアは100メートルの円形だ。

そこからさらに輪を広げて200メートルくらいの人払いができれば良い。


そしてソンビの対処は万全である。

ケガ人ひとり出すつもりはないし、最悪何かを見られたとしても「未確認の生物を使用したバイオテロ」という筋書きで押し通すつもりだ。


この先、日本は未曾有のテロの脅威に襲われるストーリーになっている。

来たるXデーに備えて、国民の意識を国防、防災に切り替えていく試みもこの作戦には込められている。



殲滅部隊の配置はこうなった。


渋谷 ナツ・アキ

三茶 師匠・篠田・ひかり

山形 自衛隊A

愛媛 自衛隊B

大分 自衛隊C


自衛隊には田舎の3カ所を委ねる。

いずれも山中で人里はなく時間をかけた殲滅で対応可能だ。

モンモニが装備されたので追撃可能だし、撃ち漏らしは無い。


渋谷をいつもの手順で秒殺してから、三茶の支援に向かう。

その後、自衛隊各所の状況に応じて支援に向かう形だ。


そして歪みの起きる当日。


避難は未だ続いているが、人払いをしたかったエリアはすでに無人にすることが出来ている。

あとは粛々と緊急退避を行っていくのみだ。


永田町では最後の秘密閣議が行われていた。


「準備は整ったな」

「3日で動ける人数とエリア規模がこの本気の避難訓練でわかりました」

「いざという時の実践データになる」

「モンモニがあれば大都市が選ばれても民間の退避はなんとかなる目処はついたな」

「あとは退避先の収容だ」

「引き続き大都市周辺への避難場所の確保を進めます」

「うむ。では表の閣議に入ろう」


表の閣議には本来の各省大臣が集まる。

「異世界からの転移」という真実は伏せ、「大型テロ」というワードで国防、防災意識を高めながら民間保護の準備を堂々と進めていく。

進捗に応じては「未確認生物」「バイオテロ」という追加ワードが使用されるところまでが内定している。


共通のリアルな危機を前にすれば、党や派閥は手を握れる。

日本の国防は着々と進むのだった。


そして歪みの時間となる。


いつものように渋谷を即時殲滅してから三茶に転移したが、ここは師匠と篠田がほぼ対処完了していた。


「篠田はどうでした?」

「余裕だったな。もう少し躊躇するかと思ったが最初だけだったぞ」

「おつかれ」

「思ったより動けたよ」


篠田の初戦も問題なかったようだ。


彼に作った剣は軽さが特徴だ。

とにかく早く振り抜きたいということでそこを追求した。

もちろん硬さには間違いがない。

銘は「トモノツルギ」(瞬剣)となっていた。


転移で山形に師匠、愛媛に篠田を送り、大分をオレとアキで支援し、無事にミッションを終えた。


そして吉報が届く。

ついにドロップアイテムが見つかったのだ!


これまでは集めてから一撃で消し飛ばしそのまま埋めていたので見つからなかったのだが、自衛隊が個別撃破していく形となってついにドロップ品を手に入れることができた。


ロシアで出なかったのは異世界のモンスターではなかったからだろう。


少し胸が痛む。


神眼鑑定の結果、見つかったのはポーション(5)、毒ポーション(2)、魔力ポーション(1)だった。

すぐに大量コピーをして数を増やしていく。


ポーションと毒ポーションは取り急ぎ1万個ずつを国に納品した。

我々の手元には1000ずつを収納しておく。

魔力ポーションはまだ我々にしか無用のものなので一旦はこちらの管理とした。


毒ポーションがあればゾンビ化は防げる。

自衛隊には万が一ゾンビに傷を負わされた場合はオレに緊急通報をすることにしていたが、これでその手間はなくなり、自衛隊特殊班の生存率は限りなく高くなった。


今後、進捗によって自衛隊と警官全体、そして民間にも必ず必要になるので、引き続き大量コピーをして適時納品していくことにした。

いずれ世界にも必要となるものだ。

今日から倍々で増やし続けていこう。


事後の裏閣議はそれらの運用を決めて終了となった。

緊急事態宣言については即時終了とはせず、ある仕掛けをすることが決まった。


明日の朝、改めて協議して作戦を遂行することとして裏閣議は終了となった。


ホームに戻りひと息つく。

時間も遅いので今日はこのまま解散、就寝だ。


強引な手だったし、緊急退避させられた人たちは大変な目に合わせてしまったが、ひとまず、大型作戦となった五戦目も無事にミッションクリアだ。




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