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【完結】明日からモンスターまみれの世界〜剣道家たちが世界を救う〜神からもらった能力がチートすぎた件  作者: opocho


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事後対応



仕掛けとは街の破壊である。


街の破壊といっても、そこまで大げさなものではない。

国保有の建物をいくか魔法で部分破壊するのだ。


今後も歪みによっては民間の緊急退避の手法は使い続けることになる。

毎回「何もなかった」では危機意識が薄れて散漫になる。

ある程度の危機感も演出しながら国民の国防、防災意識を維持していくのが狙いだそうだ。


「本当にいいんですか?」

「ああ頼むよ」


頼まれたのは渋谷にある警察署と、国営放送のテレビ局への攻撃である。


どちらも当然まだ使うので、修繕したかったエリアを軽く破壊する程度にとどめてほしいとのこと。


これくらいの距離なら同時に撃てるので、ごくごく控えめな出力で雷撃を落とした。


……思ってたよりちょっと壊れた。 


―――――――


「2カ所への攻撃は許しましたが、大規模テロ自体は阻止できました」


吉野官房長官の説明に、メディアから質問が飛ぶ。

指名された記者が質問をする。 


「テロの計画全容は把握しているのでしょうか」


「かなりの規模だったとだけ。機密事項に抵触するので今はまだお答えすることができません。追って公式発表をするのでお待ちください」


どよめきとともに次の質問に移る。


「テログループは捕まえたのですか?」


「はい。犯人グループは合計20名を確保しました。1次情報ですが、全員の確保ができたと思われます。現在、速やかに身柄をロシアへ移送中です」


「ロシアへの移送が早すぎませんか?」


「今回は既報通り、日米露の合同作戦でした。このような措置を取ることは事前に確定していた事項です」


「緊急事態宣言はいつ解除となりますか」


「現在、総理がアメリカ、ロシアと協議中です。安全確認を最優先とし、以降のテロがないことを確認した上で解除の目処が決まります。国民の皆様にはご不便をおかけしますがもう少しご辛抱ください」


いい具合だな。


手早く会見を切り上げて吉野さんが裏閣議に戻ってきた。


「おつかれさまです」

「シナリオ通りだから簡単なものだよ。アキちゃんのような心に訴えるスピーチをいつかしたいものだよ」

「やめてください〜」


和やかに裏閣議が進む。


「収納専用のジッパーをお渡ししておきますね。とりあえず10個です。足りなければおっしゃってください。今は追加のポーションなんかを収納してあります」

「ありがとう!」

「これはすべて同じ拡張部屋に繋がってます。とりあえずは東京ドームくらいの広さにしていますから他にも秘匿したい軍備品はここに収納しておくといいですよ」

「助かるよ!」

「あ。隊員が携帯できない大きな武器や車両を取り出せる別のジッパーがあると便利かもしれませんね」   


風間さんが手を叩く。


「それは助かる。隊員が軽装備なら機動力もあがる。予備弾薬も置いておきたい」

「自衛隊基地をジッパーひとつで持ち歩けるようなものだぞ。これはあまりに画期的だな」


確かに。


「病院も収納しておきますか」


オレの言葉に全員が絶句したのだった。

でも採用になった。

医療関係者の「知る者」の選定を進めることになった。



その後はモンスターからのアタックに耐えられる避難場所の確保について話が進む。 


地方に広大な土地を確保して、そこに大規模な収容都市を作る計画だ。

あと2ヶ月で全国にシェルターを作らなければならない。

一つ作れればあとはコピーで設置かできる。

場所は別で選定していくとして、スピード重視で、富士の演習場に基本モデルを作ることが決定した。


「人目を気にしない環境にしてもらえたら1日でモデルは作れます。必要な条件をもらえますか? 設計図は読めないので必要機能をメモでもらえたらひとまず作っちゃいますよ。あとあと直していけばいいでしょう」 


全員が呆れ顔だ。


「頼むから倒れないでくれよ。戦闘力よりもその能力を失うことの方が怖すぎる」

全員が総理の言葉に激しく同意するのだった。   


―――――――


裏閣議が終わって、いよいよひかりさんの覚醒である。


手を繋ぎ、譲渡をしようとしたら師匠が怒ったけど仕方ないだろ。

みんなに呆れられてしょんぼりしていた。

かわいいよな、師匠。


旭川ひかり

HP→100

MP→300

攻撃 →120(+300)

防御 →150(+400)

魔法→200

スピード→150

運→99

魔法属性 水、炎、土

◯【肉体強化】

◯【予知】

◯【収納】 

◯【語学】

●【飛行】


「なんかオレより強くね?」


篠田が驚いている。


「師匠からの影響なんだろうな」

「エグい」

「てかエロい?」

「やめなさいアキ」


実は秘密にしているが男女のアレコレは体内の魔力循環にとても効果がある。

ということでアキの能力もものすごい勢いで伸びている。

通い同棲というハンデがありながら、ベースとなるオレの魔力が尋常じゃないので師匠&ひかりが……なんというかどれほどがんばっても相手にならない。


これは彼女がいない篠田には言えないな。


―――――――


2日後、緊急事態宣言は解除された。


人々は徐々に元の生活に戻る準備をしていた。 

 

そしてオレは富士の演習場で楽しいクリエイトタイムを満喫して、モデル第一号を仲間にお披露目していた。


「これはやりすぎだろ」(篠)

「テーマパークじゃん」(ア)

「エンタメ要素、強すぎませんか」(ひ)

「家町に怒られるんじゃないか?」(師)

「最高〜♪」(ナ)  


賛否はあるが楽しかったからいい。

怒られたら直せばいいのだ。


さあ、ツアーを始めるぞー!



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