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【完結】明日からモンスターまみれの世界〜剣道家たちが世界を救う〜神からもらった能力がチートすぎた件  作者: opocho


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三戦目



今回歪むエリアは仙台、横浜、高知で時間は今晩21時。


まずはそれぞれのポイントを確認する。

仙台は青葉城。

横浜は駅のド真ん中だった。

高知は桂浜。


「横浜駅、青葉城、桂浜の順だな」

「いいと思う♪」

「じゃあテストするか」


まずはここ桂浜から横浜に有効かどうか。

横浜の安ホテルを予約してそこにアキに残ってもらったので、ここに呼び出せるかを試してみる。

アキにラインを送り、今から呼ぶことを伝えると了解と返事が届いた。


魔法はイメージ。

アキを想い、ここに転移するように願う。


次の瞬間、アキが目の前にいた。


「わーい! 成功だ!」


アキがオレに抱きついてくる。


「すごいな。780キロだぞ」

「愛の力だね!」

「あ♪」

「なんだ?」

「それ、大いに関係あるかも♪」

「まじ?」

「アキちゃんだと参考にならない♪」


思い浮かべるイメージの違いは大きく影響あるらしい。

そう言われれば確かにな。

明らかに執着してるし、引き寄せる力はゾンビの比べ物になるはずもない。


「絆が強すぎるのね。なんか嬉しい」

「どうでもいいものでやり直しだな」


流木が目についたのでそれを対象にすることにした。

次はここにアキに残ってもらい、オレが横浜のホテルに転移する。


桂浜にあった流木をイメージ。

呼び出してみたが流木は届かなかった。


桂浜に転移で戻る。


「ダメだな。遠距離転移は特別なもの二しか使えない」

「残念♪」

「私は特別なんだね!」

「それはそうだな。一応、アキをどこまで呼べるかテストしておくか」


結果、アキはどこにでも呼び出せた。

北海道〜沖縄間も有効だったのでおそらく距離は不問だろう。


「すごいわね♪」

「愛だな」

「愛だね」


それはそれとして。

ゾンビの殲滅場所を各所に作らないといけない。


桂浜はそのまま浜辺でいいだろう。

真夏だが潮が荒くそもそもが海水浴は禁止のエリアらしいので、昼間は観光客はいるだろうが人はそこまで多くないと思われる。

更に今回は時間が21時だから誰もいないだろう。


仙台は青葉城がポイントになっていた。

ここは公園なので24時間出入りができる。

その点は前回よりも面倒だったが、近くには人が入れないようなエリアが広がっていたのでそこに蓋付きの落とし穴を掘ることにした。


問題は横浜だ。

どこも栄えているので適当な場所が見つからない。

対象への想いが影響するならゾンビなどは遠くには飛ばせないと思う。

せいぜいが視界にはいるくらいだと思ったほうがよさそうだ。

今思えばうまく出来た札幌も数百メートルとかだった。


考えた結果、近くの川に放り込むことにした。

周りからは目につくが、例の撮影阻害のモヤと、ゾンビ全体に認識阻害をかければなんとかなるはずだ。


対策は決定した。

あとは夜を待つのみだ。


――――――


1時間前。


まずは横浜で待機をする。

今回はアキも連れてきた。

ゾンビは見せたくなかったが、戦い自体にはなんの心配もないことを伝えることにした。


ここは駅とゾンビを集める川が眼下に見下ろせるデパートの一角。

どこかの屋上を使うことも考えたが、オレが不在中に警備員にでも見つかったら面倒なので、ここにした。

間違ってもゾンビが発生することはない距離感だ。


「終わったらオレはすぐに仙台に飛ぶ。向こうから転移で呼ぶからね。認識阻害はかけてあるけど、一応、人のいないところで待っててくれな」

「うん。気をつけてね」

「本当に安全だから。それを伝えるために今日は連れてきたんだ」

「わかった。頑張ってね」


さて、もうすぐ時間になる。

自身にも認識阻害を強くかけて歪みの中心点の上空で待機する。


時間だ。


やがて空間に違和感が生じて白いモヤが発生する。

合わせてブラックホール原理のモヤも散布する。

突然の濃霧に周りがにわかに騒々しくなる。

マップにゾンビの反応が出た瞬間、時間を停止する。

あたりがグレーに変わる中、敵の一斉選択をして強制転移をかける。

時間の再起動と同時にゾンビとオレは川へ転移をして、瞬時に時間停止をかけて次はサイレント雷撃の一斉選択。  

再起動と同時にソンビを殲滅したのだった。


素早く仙台へ転移する。

まだモヤは晴れてない。

アキを強制転移で呼び出して抱き上げて空へ舞い上がる。

準備していた落とし穴にゾンビを飛ばして無音雷撃。

殲滅を確認したらレストアで穴を戻した。


「すごい」

「次だ」


続いて一緒に桂浜へ転移する。


こちらはすでにモヤが晴れており、いたるところにゾンビが湧き出していた。


と、アキが何かに気づく。


「ナツくん! あそこ!」


直後、少し離れたところに打ち上がる小さな花火。


それに惹かれてソンビが動き始める。


慌ててマップを広げると緑の点が5つ!


急いで時間停止をかけてから、ゾンビを強制転移させる準備を済ませた。


花火をしていた人たちはゾンビに気づいてないようだった。


「人がいたとはな。無事でよかった」


かなり離れた砂浜に深い穴を掘り、ゾンビを放り込む。

無音の雷撃で瞬時に殲滅して穴を戻した。


「ふぁー、疲れた」

「おつかれー♪」

「花火の人は大丈夫だった!?」

「気づいてなかったよ」

「よかった」

「油断した」

「桂浜公園は花火禁止なのに!」

「こういう奴らはいるもんだ。直前にチェックすべきだった」


次もひとつ増えるならそろそろキツい。

本気で対策を考えないとな。




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