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賭けと幸運

「それじゃあ、勝負といきますか・・どんな勝負を希望かな?これでも忙しい身、あんまり時間がかかるものは困るんだけどね・・」

リリアーヌさんはこっちの内心も知らずさっさと話を進める。どうする?勝率は高いほどいい、なおかつ短時間ですんで相手には公平だと思われるそんな都合のいい勝負は・・・あ、あった。捨て身のアタックではあるが・・・

「賭けの一発勝負ってのは?」

「あら、早くて助かるわ。でもいったい何に賭けるの?」

「・・・・・・・・・俺が野郎か淑女(レディー)か・・ていうのはどうだ!」

あ、なんかいろいろ失った気がする。なんかうちの船員どももコレなら勝てる!と希望に満ちた顔をする。おまえら・・・あとでぶん殴る!

「え?・・え?・・・・ええ・・・・!?どういう、あ、なるほど、いや、あはははは・・・」

何度か目を大きく見開いたリリアーヌさん。ま、まさか気づいた!?さっきまで坊やって言ってたから大丈夫だよね!?

「わかったわ。でも困ったわね。どうやって確認すればいいのかしら?」

しまった。何も考えていなかった。考えろ私!がんばれ私!!

「そちらから誰かが俺の体を触ればいいだろ?」

思いつかなかった私・・・いやまて!

「ただし、誰かひとりだ!」

「あら、残念~」

危なかった・・・もみくちゃにされたらかなわない。

「しょうがないわね。私が賭けるんだから私自ら触ってあげましょう」

「・・・じゃあ聞こう。俺は野郎か、それとも淑女(レディー)か?」

「女(ビク)といいたいけど男に賭けるわ(ホッ)。それじゃあ、確かめさせてもらうね?」

「・・・わかった」

「大丈夫!お姉さんに任せなさい」

両手を広げてくる姿は猛禽類を彷彿とさせた。


!いきなり胸を触ってきた。

「まだまだ小ぶりね」小声で言ってきたリリアーヌさん!え、まさかわざと!!

「背も小っちゃいっし、お持ち帰りしたいわね」これも小声で、しかもその間もずっと両手で胸を揉んでる!

「あ、肝心なところを確認していなかったわ」といきなり右手をズボンに突っ込まれる!

「どこかしら?なかなか見つからないわね。本当は女の子だったのかしら?」ニヤニヤと笑いながら体をまさぐり続けるリリアーヌさん!まさか、これが百合というやつでは!

「う~ん、確信が持てないわね」いつの間にか背後に回られている。耳元でささやくように

「かわいい」ゾク!あ、アンタ絶対確信犯や!やばい!!開けてはいけない扉を開けようとしている気がする!?

「も、もう、ヤメ・・・」

「あら、賭けを無効にするの?私は貴女を男か女か判断していないのですよ?」

鬼や、鬼がおる・・・・



20分間に及んだ確認作業は私の体力気力を根こそぎ奪っていった。

「残念。賭けは負けね。約束通りあなた方を解放します」

少しも残念そうではない、なぜかつやつやした様子で船員たちの拘束を解いていく。

「あ、そうだ。坊や、じゃなかったお嬢ちゃん」

「・・・・・(ビクッ)・・な、なんですか・・・?」

かなりおびえております。

「名前、まだ聞いてなかったわ」

「・・・。レイ、レイ・エヴァン」

「レイちゃんね。覚えたわ。また機会があったら会いましょうね」

リリアーヌさんは獰猛な女豹のような目でニヤっと笑いながら言った。

「今度は容赦しないわ」

「こちらのセリフです!!」

私は負けじと言い返した。

「あはははは、そういうところがかわいいわ。気に入った。これをあげるわ」

そういうと胸の間から黄金色のブローチを取り出して私に向かって投げる。

「それはお守りよ、大切になさい。きっとあなたに幸運を呼ぶわ」

「ありがとうございます。大切にします」

年上のちょっと性格には難があるがきれいな一流の航海士に認められたことは素直にうれしかった。見たことはないがこれが私の最初の勲章となった。


拘束を解かれた船はどんどん離れていく。私は可潜艦 黒鉄号が水平線の向こうに消えるまで手を振り続けた。胸には黄金色のブローチをして・・・・

拙い文章だな。と作者自身思います

それでも読んでくださる皆さんには感謝を!

気付いたら累計200アクセス超えていました。 まだ一週間ちょっと・・・凄いかどうかわかりませんが感謝にたえません

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