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同君連合誕生

その後、起きたことははっきりと覚えていても自信が持てないことばかりだ。

残ったデン王国兵士の武装解除と並行して続々と入場してくる各国の騎士団、私兵部隊。よくこんなのが集められたな~と思うくらい、その旗は様々だ。各国騎士団の中にはつい数年前に鉾交えたところもあるようだし、すでに第一線から下がった老騎士部隊も多数みられる。さらには本職の騎士団ではなく軽装の治安部隊らしき姿も見える。不思議に思って傍らで睨み合っているジェイドに聞いてみると

「各国ともデン王国に中枢部、王家や中央官公庁をやられてバラバラの状態でした。私たちはそれらの連絡を取り合うことに協力、さらには敵対勢力との仲介をして一時停戦にこぎつけ、さらに王家が全滅した国での王位の譲位を取り付け各勢力の既得権益の保障に奔走しました。気づいたら各国の王位を委譲されまくりましてね。同君連合の誕生ってわけです」

ちょっと得意げに話してくれました。ちなみに睨み合っているのはジェイドとアガサお姉ちゃんです。

「ふん!!あらかた裏から手をまわして王位を奪っただけでしょうが!」

アガサ姉ちゃんがかみつきます。

「ええ、そうですが、なにか?」

「「な!!」」

断言しちゃったよ!この人!

「まあ、いいじゃないですか!戦乱のもとになっていた各国が統合されて北東部は平和になって。一応、建前では各国とも存続できて誇りや既得権益も侵さない。非常に満足できる内容です」

・・・・・じゃあ、目の前にいる軍隊って・・・全部、ジェイドの部下なの!?

「王旗!国旗上げい!!」

「「は!」」

背後にいたヴィーナ王国の騎士が掲揚台の紐を引っ張る。

「「「「「「おおおおおお!!」」」」」

一斉にどよめきが上がる。一番大きなヴィーナ王国王旗。そして全く同じ大きさの各国国旗、それが王旗を取り囲むように円状に配置されている。

「これより、各国の王はすべてこのジェイドが務める!これよりこの北東部は同君連合国家となる!」

「「「「うをおおおおお!!ジェイド王万歳!!勝利王に栄光あれ!!」」」」

ぷっ!誰だ、勝利王なんて二つ名考えたの!!普段のキャラ知ってるとギャグにしか思えない。

歓声を背後にジェイドは下がる。こっそりと

「緊張しました」とつぶやいた。やっぱり勝利王ってガラじゃない。


その後、各国の有力貴族や旧王家の生き残りたちと山のような会議があると疲れきった顔でつぶやいていましたが、笑いをこらえながら

「勝利王なんでしょ!がんばんなきゃ」

というと爆笑して「それもそうですね」と返してくれた。なんか大変そうだなと思っているとすぐ後から船長に捕まって山ほど雑用を押し付けられた。持ってきた医薬品がバンバンはけているらしい。うん、忙しいことは喜ぶべきことだ。なんやかんやで数週間、滞在することになった。なかなかジェイドに会う機会はなかったが忙しく働いていて全く気にはならなかった。が、向こうはそうではなかったらしい


・・・・・・・これってどういう状況?大きな会議室に拉致られ、ここで待てと言われて一時間半、閉じ込め犯の主犯が姿を現した。

「やあ、久しぶりです。18日ぶりですね」

さっそく、頭を撫でられた。まさか私の頭を撫でたくて呼んだの!と思うくらい念入りに愛しそうに撫でられた。何しに呼んだのと尋ねようと口を開いたとき

『バン』

と扉が乱暴に開けられた。アガサお姉ちゃんだった。

最近、ぐったりしてなかなか筆が進みません・・・・

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