デン王国国王
扉を開けるとそこは
「「「きゃああああああ」」」」
メイドさんの更衣室でした。ってをい!!
悲鳴を上げながら物陰にかぅれるメイドさん!メイドさんごめんなさい!いきなりこんなにたくさんのむさくるしい男どもが来たら・・
「お嬢様方、突然の侵入、心よりお詫びいたします。すぐに退散いたしますのでお静かにお願いします」
「「「ポッ♡」」」
王子様スマイルであっという間に撃沈するメイドさんたち。ある意味最悪の兵器はジェイドかもしれない。
「さあ急ぎましょう!!」
すぐさま、更衣室を出る面々、何人かが名残惜しそうに更衣室の扉を見ていますがすぐさま連行されていきます。
さすがは1国の後宮、きれい、美人、かっこいい、かわいいがそろっています。ただ、敵国の兵士が侵入しているとは誰も思わなかったらしく、皆、目を丸くして、なにか事情があるのだろうと道を譲ってくれた。なんか・・・・・ごめんなさい!!私は心の中で女官さんたちに謝った。
こういう事情で後宮の入り口にすんなりと到着することができた。後宮はその名の通り、王宮の一番奥にある施設、そのすぐ前には内宮という王族の生活の場がある。つまり、後宮を突破すれば目的のデン王国国王様はすぐ目の前にいるのだ。
「何者だ!止まれ!!」
さすがに後宮の入り口には数人の兵士がいた。圧倒的に少ない人数だとすぐに悟ったのか緊急事態を知らせる呼び笛を吹いた。すぐに数十人の兵士が集まる。しかし、それでも少ない。あっという間に蹴散らされ後には十数人の死体だけが残り、再び侵攻を開始した。
「急いで!!時間との勝負です!」
内宮に突入すると近衛兵といわれる精鋭部隊の抵抗を受ける。しかし、想定外の後宮からの侵攻で浮足立っている。しかも人数が集まり切っていない。すぐさま排除され、さらに奥へ奥へと侵入していく。
部屋のつくりが派手さはなくなってくるがかなり高級な素材をふんだんに使ったものへと変わっていく。私はよくわからないが妙な生活感が出てきた。もしかして・・・
いくつもの扉が開けられ、またすぐさま別の扉が開けられる。数度、繰り返すと
「何者だ!無礼者め!!」
しわがれた高圧的な声響いてきた。
「何者だと聞いておる!!王の前であるぞ!剣を抜き身でおるとは何事だ!」
「失礼ながら、国王様でいらっしゃいますか?」
「ふん!自分の主人の顔も見忘れたか!!この無能者が!!」
・・・そうとうお怒りの様子です。しかし、いい年した老人がわめくというのは見苦しいな。そう思っていると
「彼らの主人は私ですよ。部下の顔くらい覚えられないとは情けない」
すっと彼らの前に進みでるジェイド王子。
「な、貴様は!!」
「ご無沙汰しております。ヴィーナ王国王太子ジェイドです。5年ぶりですね、陛下」
「衛兵!!侵入者じゃ!!とらえい!!」
「それを排除したからここにいるんですよ、陛下」
「・・・・貴様は儂を殺す気か?このデン王国国王たるこの儂を」
きゅうに挙動不審になるデン王国国王。
「まさか、殺しはしませんよ。あなたは捕虜だ」
「捕虜じゃと?この数万の大軍を率いるデン王国国王が、こんな弱小国の王でもない者の捕虜になるじゃと?フハハハハハハ・・・馬鹿を申せ!貴様こそ降伏しろ!!すぐに万の大軍が汝らを殺すであろうからな・・・フフフフッカカカカ・・・」
「・・・・・やはり狂っておられたか・・・」
ジェイドは合図を送ると数人の大男が手に縄や布を持ってデン王国国王の前に立つ
「な、何をする・・・儂は!!」
縛られ、口に猿ぐつわをかまされるデン王国国王。さらに王冠を外されたその姿はただの狂った老人だった。そのまま連行されるように連れて行かれる哀れな老人はそのまま、王宮の表まで連れて行かれた。
現在、次回作を製作中です。あまりにノープラン、書き溜めなしの勢いで書いている反省というか・・・なんかです。
今作もあと数話で完結予定です。後しばらくお付き合いください。




