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王都へ

魔道具 古代遺跡の神聖文字をベースに人間たちが開発した魔法ともいうべき品物。光る宝珠だったり、遠くが見える水晶だったり、効果も形状も様々なものがある。総じて高価であり機能がかなり限定さえれた簡易式であっても購入には金貨が必要なほどである。ということで海洋国で仕入れた大量の魔道具の一部を知り合いの商会に持ち込んだだけで金貨の小山ができた。


ここは普通?の港、あのファランク王国の港町ロマネ。私はこんな大金、久しぶりにみたという表情をしてうっとりしていた。(もちろん私が持っているのではなく船長の懐にある)が、しかし船員の給料や船体の修繕、消耗品を買いそろえた時には金貨の小山は姿を消し、金貨が7,8枚という状況になった。


「世知辛い・・・お金が右から左~~に~~♪」

テンションがおかしいですね。はい。まあ、金貨数枚で普通の人の月収くらいだからかなりの大金には違いないのですが。しかもこれで終わりではない。あと数回に分けて魔道具を売り払わないといけないし(そうしないと何処で大量に仕入れたかで揉める)ジェイドに頼まれた手紙をお偉いさんの貴族に届けにゃならない。私と船長は久ぶりのまともな大地に来たのに床を温める間もなく王都に向けて出発しだ。私乗合馬車って少し苦手、おしりは痛くなるし狭いし、少し匂いが気になるからだ。しかし、行かないという選択肢はもうないので気合を入れ直して馬車の待合所に向かう。あ、一応お守りにモンスター除けの呪符は持っていってゆこう。



呪符の効果か、幸運のお守りズの効果か厄介なモンスターに一度もおそわれることなく王都パースについた。感想

「でっか」

あきれるくらい大きな凱旋門が飾ってある街並みはきれいに整えられ、かなり計画されて作られたらしく道もまっすぐに伸びている。人も多く活気と土埃に満ちていた。

「さて、船長、どうします?」

正直、こんなに広い街だとは思わず到着するまでその辺の人に尋ねればわかるくらいにしか考えていなかったのだ。目立ちたくないので下手に警吏や詰所に行きにくいです。

「もうここじゃ、叔父さんで構わんさ。任せろ。ちゃんと考えてきてある」

おお、年長者。頼りになる。

「じゃあ、王宮に行こうか」

ええ~~~!!

声は上げませんでした。目立ちたくないんで



なうほど、こういうことか、と納得です。王宮なんて場所は近づけない場所だと思い込んでいましたが、実際には観光名所、兼お役所です。観光客と地方からの陳情者で結構ごった返しています。まあ、私たちは王宮には用がないんで近くの受付っぽい役人に

「スイマセン、アヌシー伯爵様の屋敷はどちらでしょう」

叔父さんがいかにも地方からの陳情者といった風情で話しかけます。

「ン?領民か。アヌシー伯爵様の屋敷はここから4つ下った通りを右に、突き当たりを左に行ったあたりだその辺で誰かに聞いてくれ」

「ドオモ、ありがとうゴゼイマス」


実際にアヌシー伯爵の屋敷にむかってみると外観はマンションのような建物でそれなりに凝った装飾なんですが屋敷っていうイメージと大分違っていたのでちょっぴりがっかり。

『コンコン』

叔父さんが玄関の扉をたたくと中からこれぞ執事といわんばかりの初老の老人が出てきた。

「どちら様で?」

「ジェイド王太子の使いのものです」

「・・・・失礼ですが何か証拠はございますか?」

え?私と叔父さんは顔を見合わせます。

「ええと、手紙でよろしいですか?」

私は預かっていた手紙を差し出そうとすると

「!!!これは失礼しました。すぐに旦那様、奥様をおよびします」

???なぜかジェイドからの銀のブレスレットを見ると手紙は受け取らず、奥へと招き入れられた。



なぜでしょう。冷たい汗が背中を流れ落ちます。

いやな予感がするのは私だけでしょうか?

適当に空き時間に書いています。気長に付き合ってくれる方 大歓迎です。

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