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魔力量が半端ないっす  作者: 九条
第2章 miaka~再会~
46/51

トンズラしました

 「み、美朱?」


ええ、そうですけど……そうですけど!

確かに前世は美朱、今世もミアカですけど!何で白里と斗黄がいるの!?

ちょ、ここはしらばっくれた方がいいのかな?だって二人からしたら私は死んでるはずなんだし……。死んでたと思ってた友人と異世界で再会とか私だったら絶対信じらんないし。

……ってそうだ異世界!何で二人ともここにいるの!?ちょ、ここはしらばっくれた方が………(無限ループ)

私が無限ループに陥っているといつの間にか斗黄が近付いていたらしい、肩を掴まれてガクガク揺さぶられた。


「なあ、お前美朱だよな?美朱にきまってるよな?生き返ったんだろ?………また居なくなったりしないだろ?」


そう問いただすように聞く斗黄の顔はぐっちゃぐちゃになっていて、私はただ斗黄に揺さぶられるままになっていた。

………やっぱり斗黄と白里には悪いことしたなぁ。別に私だって好きで死んだわけじゃ無いけど残された方としてはねぇ。もし私だったら色々許せないし。っていうよりやるせないかな。たぶん神様を恨むし憎む。

まあ神様なんて実際に会うまで信じてなかったけど。


「いい加減美朱(仮)から離れなさい。目ぇ回しちゃったらどうするの」


そんなことを考えながら斗黄に揺さぶられるがままになっていたら急に揺れがやんで斗黄が目の前から居なくなった。


…………え、何事?


何が起こったのか分からなくてフリーズしてると白里が心配気に見つめていた。


「ねぇ、大丈夫?目ぇ回しちゃった?」


「や、私は大丈夫たけど……」


うん、私は全然平気なんだけどね……斗黄が今にも死にそうな瀕死の状態でピクピクしてるんですが。……ほんと、あの一瞬に何があったんだろう。白里が殺ったんだろうけど。ちょっと気になるけど怖くて聞けないわ。


「そのー、それでさ。さっきもどっかの馬鹿が言ってたことは置いとくとしても、君と瓜二つの女の子知らない?血の繋がりどころかクローンを疑っちゃうくらいなんだけど。」


うおぅ、どうしよ、何て言おう!?だってはーい私が美朱でーすって言い出してもなんか偽物臭い気がするし。それに……仮に私が美朱だと言ったとしても、この二人だとこのまま此方の世界に残るだとか美朱もむこう一緒に帰ろうとかい言い出しそうだし。別に白里たと居たくないわけじゃないんだけどね。ただ白里たちの先はまだ長いわけだし親だっているんだから向こうに帰った方がいいと思う。それに私だってこっちの世界で生を受けてから十数年間い言い出しそうだしからなぁ。こっちの家族の方が何倍何十倍好きだけど。


「………え、ええっとぉ、そのぉ私がm―――」


「白里殿、斗黄殿こんなところにおられましたか。すみませんが、お二人の安全を守るためにももう城に帰りたいのですが―――っと、申し訳ございません、お話し中でしたか。」


私がおろおろ挙動不審になっていると白里と斗黄の後ろから知的な雰囲気の男性が二人に話しかけた。よかったぁ、 言っちゃうとこだった。二人に会ってからの短時間だけどやっぱり私が美朱だっていうのは言わない方がいいと思うんだよね。だって確かに私は転生してこの世界で生きてる訳だけだけど、前世の私とは確かに違うだろうし。それに地球の私は死んだんだからあくまで『美朱という人間に瓜二つな赤の他人』として接しようと思う。

うん、ってことで誰だか分かんないけど、せっかくのチャンスだしこのままトンズラしちゃおっと♪

アディオス!(ゝω・´★)


「―――わかりました、もうすぐで帰ります。……ってあの子は!?」


「くそっ、トンズラされたか」


「斗黄、やっぱりあの子って………」


「ああ、確かに似てる。生き返ったみたいにな」


「じゃあ、また3人でいられるのかな?」


「アイツ、俺達のこと仮に他人だとしても避けてたよな……次会った時には絶対逃がさない。」


「ちょっと変態ぽくて引くけど……確かにそうね。」


異世界から来た勇者様は静かに微笑みあった。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「ふぅー、もう平気かな」


白里と斗黄から逃げてから暫く、ようやく私は気を弛めた。いやー、あの二人って本気になるとむっちゃ怖いからなぁ。ほんとリアル鬼ゴッコばりに追いかけてきそうだし。


「ミアカ様!ここにいらしたんですか!?」


「ふぇいっ!!!!???」


後ろを振り向くとメイドさんがいた。うわー、すっごいビビったわ。リアル鬼ゴッコ考えたてた直後だから余計に。


「まったく、心配しました。お願いですからもう迷子なんてならないでくださいよ。」


ああ、そっか。そういえば私迷子になってたんだわ。斗黄と白里に会ったのが衝撃的すぎて忘れてた。


「さ、もうすぐで日も沈んでいきますし宿に帰りますか。あ、そう言えばミアカ様、朗報です。今日この市場が勇者様確認されたんだそうです。話によると勇者様は二人いて御付きの人が一人だったらしいです。もしかしたら接触できるかもですね。」


へぇ、そうなんだ。でも私今それどころじゃ……って、え?

今日?この市場で?二人?

そう言えば白里と斗黄に話しかけた人が敬語使ってたような……。それに斗黄と白里は異世界人で『二人』………。


え、え?も、もしかして異世界から来た勇者様って白里と斗黄のことなの!?






他の作家様の作品を読んでばっかいたら執筆が遅れました(=ω=;)。


すみませんorz

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