人違い、ですよね?
ごめんなさい、色々迷って考えてたらグチャグチャになって遅くなりました(´・ω・`)
内容も結局うまく纏まんなかったですけどお読み下さい!<(_ _*)>
―――翌日
私達は城下見学を満喫していた。
「うお……すげぇな」
「当たり前だけど異国情緒溢れる感じよね」
お城で働く人達を見ていたからこの世界の人間は髪や目の色が豊富だってわかってはいたけど実際に見るとやっぱり圧倒されるというか…。
斗黄も興奮してるみたいだし。やっぱり異世界人としてはこの世界のことはきになるよね。地球とどちらがいいかとか。
「白里殿、この先に市場がありますが行かれますか?昨日興味を示された食材などは大概揃っておりますが。」
市場かぁ、いいかも。確かにこの世界の食材とかは気になってたし。
「私は行ってみたいけど…斗黄はどうする?」
一応アイツの意見も聞いとかないとね。二手行動は流石に無理だろうし。
「んー、いいんじゃねぇの?」
聞いてみると斗黄に異存はないらしい。私達は市場にいくことにした。
「ここが市場です。食べ物から雑貨まで様々な物がありますから楽しめると思いますよ」
そう言って市場を紹介するジギルさんはどことなく誇らしげできっとこの国が大好きなのだろう。
まあジギルさんが誇らしくなるのも分かるぐらいこの市場は立派だけどね。買い物客や商人の人達もみんな楽しそうな顔してるし。それに売ってるものも見たことないような珍しもばっか………ってそれは私が異世界人だからか。
「うわっ……なんだよこれ」
「らっしゃい、ニーチャン。良いもんに目ぇつけたなぁ。こらぁカペラペラポの足でなぁ……調達するまでに半年もかかったとんでもねぇレアなもんよ。」
「カペラペ……ポ?」
てか斗黄がいつの間にか露店のオッチャンと話し込んでるし。私と一緒に異世界に来たのに馴染むの早くないかな?
にしてもどーしよっかな。私も色々見て回りたいけど斗黄はお取り込み中みたいだし。置いてくにしても何か変なもの捕まられそうだからなぁ。ん、そうだ。
「ジギルさん、せっかくの案内を悪いんですが斗黄がもう露店に夢中になってますし自由行動にしませんか?私も色々と見て回りたいですし。」
そう伝えるとジギルさんも了承してくれ各自自由に見て回ることになった。よし、これで誰も気にせず見て回れるわ。さっきからどう考えてもダークマターにしか見えない物体(?)があって気になってたんだよね。食べれんのかしら。
暫くそうしてウインドウショッピングを楽しんでいるとふとある物が目に入った。
モジャモジャしていてどこが目なのか分からないどころかどこが顔なのかさえ分からない生き物でここがファンタジー的場所だと考えていいなら魔物とかそこらへんかな。まあRPGでも初期に出てきてすぐやられるようなザコキャラっぽいけど。
私がそんなザコキャラっぽいものに興味を持ったのには理由がある。美朱がそういったものが大好きだったのだ。
私と斗黄にはその可愛さは分かんなかったけど美朱はそういったキャラクターのぬいぐるみやらキーホルダーをよく集めていた。私も美朱の誕生日にプレゼントしたことがある。私にはモジャモジャにしか見えなくても美朱にはモフモフという新ジャンルだったらしい。
「……………美朱、何で私達の前から居なくなったの?」
たとえ独り言だったとしても理不尽なのは分かってる。美朱は死にたくて死んだわけじゃない。事故死……だったんだから。
だけど私も斗黄も美朱が居なきゃダメだったし多分それは美朱も一緒だったと思う。美朱にだけっていうよりお互いがお互いに依存していたというか……。それがダメだっていうことぐらい分かってたけどでも三人で遊ぶのはすっごい楽しかった。
私が昔の感傷に浸ってる間に結構時間が経ってたらしくモジャモジャの店の前にはし私と同い年くらいの女の子が立っていた。んー、どうしたんだろあの子。まさか……あのモジャモジャ買うとか?なんか店主のオッチャンと揉めてるみたいだし。
それにしても……あの子美朱に似てるわ。後ろ姿しか分からないから単に髪の毛の色が同じなだけかもだけど何というか雰囲気が美朱と似てる気がするんだけど。気のせいかなぁ。
私が女の子ん観察してる間にも店主とのやり取りは難航してるらしい。何か見てるだけなのにヒヤヒヤしてきた。初めてのお使い的な。
「………白里、お前なにやってんだよ」
「初めてのお使いの観察」
「……はあ?」
私がそのまま観察を続けてると斗黄に話しかけられた。何か呆れられてるし。斗黄のくせに生意気な。
「ほら、あそこにいる子見てみなさいよ。何だか美朱に似てない?それで何だか気になっちゃって」
「んあ?……あれ美朱、じゃん」
「似てるでしょ?」
「似てるっつーか……本物じゃね?ほら、あそこの黒子が星形じゃん、あんの美朱にしかないと思うけど。」
「あんた黒子なんてこの距離でよく見えるわね」
「俺、視力いーし」
最早そういう問題じゃない。
「なあ、話しかけてみねぇ?」
「…でも人違いだろうし」
ていうか美朱が死んだっていうのがようやく認識できたけど私にとって未だに美朱関係の話題はタブーだし。
「いいから、何か変な予感がすんだよ」
だけど斗黄には何かの確信でもあるのかノリノリでとうとう話しかけることにした。全くなんでそんなにあの子に興味があるんだか。斗黄にとっても美朱の話はタブーだろうに。バカだから野生の勘でも働くのかな←
………にしても、どうやって話しかけようかな。とりあえず店主と揉めてるみたいだし救援する、とか?
「ねぇ、私が代わりに買ってあげるんじゃダメ?」
店主と美朱似の子の会話に割り込むように言ったけど……かなり緊張していた。何でかは分からなかったけどもしかしたら期待でもしてたのかもしれない。美朱が死んだって頭で分かっていても信じれてはいなかったから。
だからその子が振り返った時には心臓が止まるかと思った。振り向いたその子は雰囲気だけでなく顔までもが美朱とあんまりにも似ていたから。
「……み、美朱?」
だから美朱がこの世界に転生てもしたんじゃないかっていう馬鹿らしいことを思い付くぐらいパニックなってしまったんだと思う。
うん、私は悪くない。




