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魔力量が半端ないっす  作者: 九条
第2章 miaka~再会~
37/51

井戸端会議です

 遅くなってすみません〜(>_<)

 お待たせしました(汗)


 あ、待ってないというツッコミはなしの方向でお願いします(笑)



 *本編の時間がちょっと飛んでいます。ご注意下さい。



 「ふぁぁ、おはよ〜」


 早朝、まだ誰も来てないだろうとは思ったけど挨拶しながら部屋に入った。

 にしても眠い。うーん、魔導師長がこんなにも肉体&精神労働が激しいものだったとは。メルルイ様に言われたんだから王命なわけだけど、ちょっと早まったかも。

 そんなことを考えてたら部屋に人がいると気付くのが遅れてしまった。


 「あっ、カストさん、いたんだ。おはよう、朝早いのに偉いなあ。メルルイ様からもうちょい給料ぶんどってもいいと思うよ。」



 「おはようございます。ミアカ魔導師長こそいつもより早いですよ?いくら仕事に慣れたからといっても無茶しないで下さいね。」


 「そんなこと言われてもこれまで皆に迷惑掛けっぱなしだったわけだし。アホみたいに仕事はあるんだから少しは片付けないとね。大丈夫、多少無理はしてもぶっ倒れたりなんかしないから。カストさんこそ無理しちゃダメだよ?」


 一番1人で溜め込む人だからなー、この人。魔導師団の大黒柱なんだから倒れられたりした暁には目もあてられない状況になってしまう。

まあ、本当は私が大黒柱になんなきゃなんだけどそんな器じゃないしねー。カストさんには頑張ってもらわなくては。

 しばらく二人で黙って書類と黙って戦っているとガジュが入ってきた。


 「う〜、眠ぃ。お、ミアカ、カストもう来てたんかよ。早ぇなお前ら、いつ寝てんだ?」


 「そんなのガジュが遅いだけでしょ。あ、そうだ今日の予定って何かある?」


 実は性格に反してガジュがスケジュール調整みたいなことをしている。ほんと意外だよね、そういう細やかな気遣いをすることはカストさんがやりそうなのに。

 いや、ガジュがやってるからこそ死にそうなハードスケジュールになるのか。納得。


 「‥‥‥お前、今失礼なこと考えてたろ。まあいい、今日の予定はそうだな‥‥特に会談はないか――っと、陛下がお呼びしてたわ。あっぶねぇ、忘れるとこだった。」


 ガジュよ、忘れてたら打ち首になるとこだったって笑ってるけど笑い事じゃないぞ。


 「ん、了解。じゃあ今日会うお偉いさんはメルルイ様だけね。」


 よかったー、メルルイ様は一国一城の主とは思えないぐらい気さくだし。ここのお貴族様もそうだけど皆お上品すぎて苦手なんだよな。仕事だからしょうがないけど。会談だろうがアラヤダウフフなお茶会にも出席するけど。

 ま、あんまりにも疲れそうな(面倒臭いとも言わなくもない)お貴族様だと副官と称してサフィスがフォローしてくれたり‥‥‥って、あれ?


 「ねぇ、そういえばサフィスは?いつもより大分遅いし何かあったのかな?」


 「ああ、言われてみれば今日はまだ見かけてませんね。彼女の性格的に寝坊は考えられませんが‥‥」


 そこでチラッとガジュを見るあたりカストさんも結構腹黒だな。まあ目を逸らすほど心当りがあるガジュもガジュだけど。

 ちょっと心配になってきて巡回してる兵士さんにサフィスを見かけてないか訊ねてみようとなったところに扉が乱暴に開かれた。


 「はぁッ、はぁッ‥‥‥ちょ、皆聞いて‥‥だ、いニュースが‥‥ぜぇぜぇ」


 「どうしたんです、サフィス。こんなに慌てるなんて貴女らしくないですよ?まずは落ち着いて下さい。」


 乱暴に開かれた扉から入ってきたのはサフィスだった。しかも息を切らしてかなり慌てている。とりあえずカストさんが落ち着かせて水を渡した。おお、さすがMr.紳士。


 「ぷはぁ‥‥カストありがと。それで皆聞いて!父から内緒で聞いたんだけど、もしかしたら魔王が‥‥‥」


 そこで何故か躊躇うサフィス。てか魔王って‥‥お伽噺の世界の生き物じゃなかったの?こっちの世界は確かに精霊とかいるけど魔王は聞いたことがない。それこそお伽噺としてはお母様に読んでもらったかもだけどね。こっ恥ずかしかったのも今じゃいい思い出です。


 「‥‥魔王が復活するかもって。占い師達が皆不吉な予言ばかりしてるの。だから本当に‥‥」


 沈痛な顔でうつむくサフィス。他の二人はまだ狐に化かされたような顔をしてる。てか、カストさんのその顔はかなりレア。

 ちなみに占い師っていうのは、まんま未来を占う者のこと。ただ地球と違って恋愛運だの金運だのをみるわけじゃないし、手相みたいな方法でもない。どうするかっていうと神様から声や映像が送られてくるらしい。まあ神官みたいなモン?ああ、それと占い師達は目が見えないか弱視が多いんだって。噂だけど。未来を知る代償に奪われるらしい。そこらへんイタコさんに似てるけど。あれ、違った?


 「‥‥でもよ、いくら占い師達が不吉な予言をしてたってそれが魔王誕生には繋がらないんじゃねーか?そもそも魔王はお伽噺だろ?」


 あ、やっぱりガジュも魔王には疑問持ってるんだ。確かに人に害をなす魔物はいても倒せないレベルのヤツはそうそう村や街まで出張ってこないしなぁ。ああもしかして魔王ってのは超強い魔物ってこと?


 「うん。確かにお伽噺だったよ。でも現れたの‥‥魔王としか呼べないような進化した魔物が。」


 「普通魔物って喋れないし団体で襲うぐらいの頭はあっても指揮統制なんかとてもじゃないけど取れてないでしょ?それが魔王にはできるらしいの。おまけに言語だって操るし人間と同じ――もしかしたらそれ以上に知恵があるんだって。」


 すげぇ、流石魔王。ちなみに我が家のメイドさんことナギさん(年齢はひ・み・つ♪)は怒ると魔王って呼ばれんだけど、あれとはどう違うですかね?あの方絶対魔王だよ?誰も勝てないし。

 ああ、それと今何でサフィスが誰も知らないような情報を知ってるかっていうとサフィスのお父さんに関係がある。サフィスのお父さんは何故か喫茶店をやる傍ら情報屋をやっているのだ。なんでかは知らないけど。民間企業てか一般人なのにドコからネタを仕入れてくるのかなんて怖くて聞けないっす。

 そんなこともあって、この魔導師兵団の幹部(?)の各役割としてはガジュが人事、サフィスが情報、カストさんが事務、私がお貴族様の接待‥‥って言うと語弊があるから接客?って感じかな。あとはカストさんの事務の手伝い。(魔導師長)にしか決裁できない書類もあるし。


 脳内でだんだん話がズレてってしまっていたら、我に返ったらしいカストさんの手を叩く音で気が付いた。


 「‥‥確かに興味深いことですが大事が起きれば私達が国民を守るまでです。そうでしょう?それよりもこのまま井戸端会議をしていたら仕事が溜まってしまいます。さあ、働きますよ!」


 皆に気合いを入れて自分も書類の山と戦い始めてしまった。兄貴、かっけーわ。

 すると漸く仕事し始めたガジュに声を掛けられた。


 「あーミアカ、もう約束の時間まで後10分だしそろそろ陛下んとこ行った方がいいわ。急いでな」


 はあ!?

 王宮広いしこっからメルルイ様んとこまで、クネクネ行ったら20分はかかんですけど?

 あ゛ー、こりゃ周りに眉を顰められてもダッシュで行くしかないわ。


 「もっと早く言え!」


 そうガジュに言い捨てると私は魔導師兵総本部(笑)を飛び出した。

 あっーもう、魔王の話なんかしてんじゃなかったわ‥‥‥





一応補足で書きますと前話から1年後の話になってます。

この間から時間が飛んでばっかしですがもうないとは‥‥思います。多分←


分かりにくくってすみません(+_+)

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