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魔力量が半端ないっす  作者: 九条
第2章 miaka~再会~
35/51

正体不明です


 ごめんなさい、全く進みませんでしたorz

 自分の文才の無さがイヤになります‥‥(遠い目)



 すっと通った高い鼻。整った眉の下にある瞳は緑掛かった見事なグレー。濃紺の髪は枝毛なんてものは知らぬかのように艶やかだ。


 うん、誰がどうでも見ても美形の範疇に入るだろう。好みの差はあれど。


 ただし、その良く出来た容姿を真っ向否定するようないつ梳かしたのか分からないボッサボサの髪、今にも閉じられそうな瞼、何年前に買ったのか分からないような草臥れた服が全力で邪魔している。

 性格もその通り大の面倒臭がりで私の家に来る理由の大概が『飯ぐらい面倒臭がらないで食べろ。』とお父様が引きずってくるという徹底ぶりだ。

 まあ、だから割りと家に来るのが多いんだよね、トリネルさん。

そのことが多少罪悪感を刺激するのかはたまた唯の気まぐれなのかルーに剣を教えてくれるのはこの人だ。

 しかも、かなり剣の型が綺麗でしかもスマートだから騎士、しかもメルルイ様の傍で仕える近衛兵なのかなと思ってたんだけど‥‥‥

 門兵さんもといタス君の反応見る限りなんか違くないっすか?あぁ、それと私が何でトリネルさんの素性を知らないかは気にしないで。聞いても真面目に答えてくれないだけだから。




 私がトリネルさんの素性を考えていたらドンッと何かにぶつかった。と思ったらトリネルさんの背中だった。どうやら私の職場とやらに到着したらしい。木目の扉には『魔導師兵総本部』って書いてある。

 ‥‥‥ヤバい。周り全く見てなかったから道覚えてないわ。帰れるかな?

 ちなみに、魔導師兵てのは私がなるらしい魔導師長の部下ね。魔導師兵をまとめるのが魔導師長的な。魔導師兵にもまた細かい階級があったりするんだけど、説明すんの面倒いし。まぁそれで全体を魔導師兵団という。騎士団はこれの魔法使わないバージョンす。以上豆知識終了。


 「イタッ‥‥‥着いたの?トリネルさん」


 「ああ。この部屋に入れば中にいるヤツがなんか説明してくれんだろ。」


 んな適当な。 まぁ、トリネルさんは面倒臭がり病だからしょうがないけど。

 手を振って別れようとしたその時、トリネルさんの背後に黒い影が落ちてきた(・・・・・)


 って、ぇえ゛!?


 「トリネル様」


 「参番か。なんだ?珍しいな。」


 「緊急のご報告が。」


 「ここでできる話ーーーじゃねぇみたいだな。面倒臭い、場所を移すか。」


 「はっ、ではいつもの部屋でお待ちします。」


 私が驚愕してる間もトリネルさんは話し続け何だか話がまとまったらしい。

 天井から落ちてきた黒ずくめの人は、今度はバッと飛び上がって天井に消えていった。

 ‥‥‥え゛。何あの黒ずくめ。てか、あの人の上司であるトリネルさんって一体なんなんだよ‥‥。


 私がジト目でトリネルさんの方向を向いたら、トリネルさんはかったるそうに歩きだしたところだった。

 え、ちょちょちょ。さっきの黒ずくめの紹介もなしですかい。‥‥‥あぁ、面倒臭いからか。トリネルさんの面倒臭がりも病気だろ。


 「‥‥‥トリネルさん、あなた、何者なんですか?」


 まぁ、聞いても意味ないだろうけど。いつもはぐらかされるというか、意味分かんない回答しかしないから。

 今回のトリネルさんはなんだ?(←毎回職業が違う)

 トリネルさんは暫く考えこんで、照れ臭そうにいった。ていうか何故照れる。


 「ある時はイケメン商人、またある時はイケメン庭師‥‥‥まあ、そんなところだ。」


 つまりフリーターっていうことですかね!?

 しかも自分でイケメンて言うな!やたらムカつくわっ。


 私があんぐり口を開けてプルプルしていると、トリネルさんはだるそうに手を上げてそのまま行ってしまった。

 ‥‥‥えー、うわー、何コレ。

 何か番組の続きが気になってめっちゃ長いCM見たのに続きがつまんなかったのに似ている。かも。ああ、自分でいってて意味分かんない。




 ‥‥‥うん、とりあえず。聞いて損したわ。

 はあ、さっさと部屋入るか。



 ☆補足情報


 多分お気づきでしょうがトリネルさんは女王さまが抱えてるスパイです(^^;


 なのでバーデル家によく来るのは女王さまの右腕であるお父様に報告するためです。勿論、仕事なしの友達でもあります。


 ☆いらない豆知識


 多分、本編には出ないでしょうがトリネルさん、女王さま、お父様は幼なじみだったりしますww

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