弟から学びました・おわり
※注意
本編としの完結ではありません(^_^;)
「でさー、精霊と契約、って言ってもどうやってするもんなの?ウィンディーは私と契約してくれるんだよね?」
驚きからも一通り立ち直り、話を戻した現在。
ウィンディーに聞いてみますた。だって気になるよね?何故かさっきからこの質問を振ると話ずれるし。
「くどいぞ、ミアカ。主と契約したくなければ今頃呼び掛けに応えてないて。」
まあ、確かに。
「ではミアカも焦れてしもうたし、そろそろ契約するかの。」
おぅっ、マジすか!?うひょ〜、どんなんだろ?契約、って感じがなんかカッコいいよね。意味分かんないけど。
そんなことを考えてたら、ウィンディーが私の目の前まで来てしゃがみ込んだ。うん、ちょうど私の目線とウィンディーの目線がかち合うぐらいになるね。
そのまま何すんだろー?とぽーっと私がウィンディーを見ていたらウィンディーの顔がだんだん近づいてきて‥‥‥‥
近づいてきて!?
そのままチュッというリップ音と共にほっぺにチューされました。あー、びっくりした。てか、するなら先言えよ。
私とは裏腹にウィンディーなんかは、ふぃー一仕事やったぜ!みたいな達成感ある顔してるから何かムカつく。
「よし、これでワシとミアカの契約は終了じゃ。これでミアカはワシをいつでも呼び出せるの。」
よし、じゃねえよ。あれ、そういえば契約って言ってもほっぺチューしかやってないよね?いいの?そんな簡単で
「ん?拍子抜けしたような顔じゃな?期待に沿えんようで悪いが契約はこれで終わりよ。お望みとあらば、ワシとしてもチューもやぶさかではないがの。」
「けけけ、結構です!」
私の拍子抜けた顔に気づいたウィンディーがとんでもないことを抜かしてきた。おちゃめなウインクつきで。
こっちの世界でのファーストキスを精霊に奪われてたまるかっ!と首を降りながら睨み付けても笑ってるし‥‥‥懲りてねぇな。
「そんな拗ねたような顔をするな、ミアカ。ほれ、菓子でもいるかの?」
って、そんなもんじゃ釣れないっての。‥‥‥まぁ、貰える物は何でも貰っとく主義だけど。
てかさ、ウィンディーって何か偉そうだし、実際すごい精霊らしいけど何が出来んだろ?今はお菓子を一瞬で取り出したけど。
「ねぇ、ウィンディーって風の精霊なんでしょ?ラスティーユさんは火っぽい魔法が使えたみたいだけど、何かできるの?」
「ワシのことをあの火の精霊ごときと比べるでない。」
聞いてみたら、不機嫌に返された。
そっぽを向きそうなウィンディーを見て、苦笑しながらラスティーユさんが教えてくれた。
「火の精霊ごときと言われんのはムカつくけどウィンディー様が拗ねられるのも無理はないね。あの人、ああ見えてスゲーから。あたしはおチビちゃんのデケー竜に負けたろ?だけどウィンディー様なら互角に戦えると思うね。‥‥‥‥そうそう、ウィンディー様は風の精霊だから風属性の人間より優れた魔法が使えんぞ。たしか」
曖昧なのかい。
まぁ、本人がそっぽ向いてる限りラスティーユさんしか頼りにならないけど。
そういえば、ラスティーユさんの話でお、思い出した訳じゃないけど―――ズチリンのこと。ズチリンってお父様によると聖書っぽいウンチャラカンチャラに書いてある伝説の竜(?)なんだよね。
そのズチリンと互角に戦えるのは、すごいのか。てか、二人(?)とも自己主張激しそうだけどやってけんのかな。
とりあえず、ズチリンも喚び出して御対面させてみるかな。ズチリンは私のペット兼相棒だし、ウィンディーもこれから長い付き合いになりそうだしね。
「あ、そうそうズチリンといえば‥‥‥‥。ウィンディー、私のペット兼相棒を紹介したいんだけどいい?」
「構わぬ、何奴じゃ?」
「んー、ズチリンっていうんだけどね。実際は竜らしいよ?」
簡単に紹介しながらズチリンを召喚。カモーン、ズチリン!
「蛟もとい竜(仮)のズチリンでーす。」
「なっ‥‥。ズチリンとやらは此奴のことだったのか。」
一瞬驚いたような顔をしたウィンディーが納得したような声を漏らす。
「成る程。ワシほど強くないとはいえ精霊が完敗するとは疑問に思っていたのじゃが‥‥‥。お主ならそれも可能かの。―――しかしまぁ、かの誉れ高き水竜を掴まえてズチリンなど、ミアカも中々にセンスがあるのう。」
なんか私もズチリンも褒められてんのか貶されてんのか微妙な感じだけど‥‥‥いや、ズチリンはイラついてるみたいだし貶されてんのか?
ま、とにかく双方に面識があったみたいだし、仲良くできるんじゃない?多分。おそらく。もしくは。
「まー、二人とも旧知の仲みたいだし、仲良くできるよね?ていうことで、これからよろしく!ウィンディー。」
「うむ、よろしくの。そこの‥‥‥ぷぷ、ズチリンとやらも。―――あたっ、叩くことなかろうが。」
‥‥‥‥うーむ。早速喧嘩勃発してる気がするけど、まぁ、そこは無視で。
ラスティーユさんも、
「おお、早速喧嘩してんのか!喧嘩するほど仲が良いって言うしな!」
って言いながら笑ってるし。気にしない、気にしない。うんうん。
――――所変わって、庭隅に忘れ去られたルークシュポールが言った。
「‥‥‥‥‥なぁ、俺は部屋に戻っていいよな!?」




