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魔力量が半端ないっす  作者: 九条
第1章 miaka~転生~
22/51

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 *ゆっるーい戦闘描写があります一応ご注意下さい。


 *流血はしませんが人が燃え‥‥‥コゲています(-_-;)

  


  なぜだか失神してしまったセリ姉(まあ、いったん家に持って帰ったら絶対説得できる自信があるからいいんだけど)をそっと床に寝かせて、その弟―――ルークシュポールを見据えた。


 それまでずっと私のすることを黙って見ていたルークシュポールは私の視線を受けて面白そうに口を開いた。


 「なに、このままソイツをお持ち帰りするつもり?それはちょっとさせられないな。上からの命令だし。」


 だから許せ、と笑う。


 「それは力ずくで奪えってこと?」


 「そう思ってくれてもかまわない。姉を連れていくのは俺を倒してからだ!‥‥‥くくく、随分正義の味方のように聞こえるな。」


 「‥‥‥言いたいことはそれだけ?超つまんないんですけど。」


 おっと、思わず冷めきった声を出してしまった。言い方も今風(?)な女子高生になってるし。いや、一応女子高生だったんですけどね?

 普通、一触即発な雰囲気の時に冗談かますか?しかも自分で笑っちゃってるし。そりゃ、声も冷めきりますわ。




 ――――喚び出したのは同時だった。



 「――ラスティーユ」



 「――ズチリン」



 名前を喚んだ主人の元へそれぞれ水竜、炎っぽいナニカが現れる。


 ‥‥‥すいません、ちょっとタイム下さい。

 ねぇ何で!?何でやってること同じなくせして「ラスティーユ」って喚ばれる方が何となくカッコいいの?名前のせい?

 くそぉぉぉぉぉ、ちゃんとした名前付けとけばよかったぁぁぁぁぁあぁぁぁ。

 ‥‥‥ズチリンが目で『今更だしお前のせいだろ』って言ってるのでそろそろ自重します。目は口ほどにものを言う、って言うしね。



 「‥‥‥どうした、黙りこんで。尻込みでもしたか?」



 「尻込みなんてするわけないでしょ。始めるよ?」


 私の言葉が合図になって戦闘が始まった。――――そうだ、これは戦闘(殺し合い)だ。死ぬ可能性も、ある。いや負けないけど。


 互いに命令を下す。


 「ラスティーユ、よろしく」


 「ズチリン、殺っちゃって♪」


 合図を受けて『ヤってやるぜ!』的なやる気を(初めて)見せたズチリンがラスティーユちゃん(炎っぽいナニカ)(?)に人の頭程もある水球を投げつける。

 おお、いざという時は頼もしい。腐っても竜だね。


 ‥‥‥ってか、あの炎っぽいヤツ朧気ながらに女の人に見えるんだけど。やば、私目が悪くなった?まだ(身体年齢的には)若いのに?

 私が幻覚(?)に悩まされてる間に2匹?の戦いは激化していた。‥‥‥宿屋ヤバくね?ってなるぐらいに。



 「おい、余所見なんかするなんて随分余裕だな。お前の相手はこっちだぞ?」

 2匹の戦いに目を向けていると、ルークシュポールが話しかけてくる。しかも何やら物騒なこと言ってるし。


 「ちょっと待って。ねぇ、このまま戦ったら宿屋ヤバくない?」


 「そんなこと―――ありそうだな。場所を帰るか?それともお前、降参してもいいんだぞ?」



 「冗談、誰がするか。それに―――はい、この部屋だけ空間移したよ。これで暴れても大丈夫」


 そう言うとさっきまで不遜だったその顔がポカーンと口を開いて間抜け面になった。何これウケるww

 この魔法は『空間コピー』って(勝手に)呼んでるんだけど、名前の通り空間を違う異次元?か何かにコピーして、そこを術者がしようするんだよね。

 で、この魔法は私のオリジナルだったりします。いやー、他にやっている人見たことないし?本にも載って無いからさ?‥‥‥これで結構ポピュラーな魔法だったらすっごい恥ずいけど。穴に入って出たくなくなるね。



 私のオリジナル(かどうかは微妙)魔法のショックから立ち直ったらしきルークシュポールがやや疲れたように言った。


 「‥‥‥じゃ、続けるか。―――ライフォス」


 ルークシュポールに喚ばれて来たのはピカピカ…っていうよりはビリビリしているモノだった。こいつもじっと目を凝らすと人の形みたいに見えてくる。‥‥‥やっぱり目が悪くなったのかな?


 ‥‥‥って、冷静に分析してる場合じゃない。ルークシュポールが雷っぽいの準備してんだから、何とかしないと。

 うーん、雷か。ってことは電流だよね。電流が通らない絶縁体のものだと‥‥‥ダメだ、ゴムしか分からない。この世界にあんのかよ、ゴム。義務教育ちゃんと受けときゃ良かった‥‥。



 「ライフォス、やれ」


 あああ、そうこうしてる間にルークシュポールが命令してるし‥‥‥‥うわぁ、こっち来るぅー!


 「バ、バリアー!」


 取り敢えずRPGでポピュラーなことを言ってみる。‥‥‥‥無理だろ、コレ。防げないでしょ、バリアーって、バリアーって、ないだろー。はあ。

 短き人生だったけど楽しかったぜと目を閉じかけた時‥‥‥‥‥‥カッキーンと耳に軽やかな音が。


 見ると私の前にはやたらキンキラしている金属らしき物が鎮座している。これがどうやらルークシュポールの攻撃を弾き返したらしい。

 ‥‥って、え?え?バリアーって言うと本当にバリア出来ちゃうの?なんちゃって魔法もアリ?‥‥‥言ってみてよかったー!

 九死に一生を得たね、本当にね。

 おっ、ルークシュポールがまたもやポカーンとしてる。今のうちに殺っちゃえ♪アハ♪



 「んーと、、ドラゴンブレス〜‥‥きゃ、殺っちゃった♪ミアカちゃんたら失敗しっぱ〜い♪」


 似非ぶりっ子ちゃんで無実を強調。

 え?ルークシュポール?生きてるんじゃない?部屋の隅でプスプスいってるけど。ついでに言うとズチリンにあっさり負けた炎っぽいヤツがルークシュポールに擦り寄っいてさらに燃えている気がする。

 ‥‥‥まあ(奇跡的に)命に関わるような傷も無さそうだし、目覚まされたら面倒臭いので縛っちゃいますか♪



 「  《束縛》  」


 よしっ、捕り物終了っ。お父様にコレ(ルークシュポール)でも献上しますかね。




 ‥‥‥ちなみにあの《ドラゴンブレス》の出力は40%。本気だしてたら‥‥‥ふふふふふふ、面白いことになってたかもね。人間火ダルマとか。




 今回で私が戦闘描写が苦手なのがよぉーく分かりました。


 これからの『魔力量〜』のテーマはピース&ハートフルですww

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