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魔力量が半端ないっす  作者: 九条
第1章 miaka~転生~
17/51

ピーチ姫を助け出します②


 こないだお気に入り登録が100件突破しているのを見て驚きました……!


 ありがとうございます!リアが忙しかったんで元気が出ました!


 ふつつか者ですがこれからもよろしくお願いします(汗)

 

  ‥‥‥‥そんなに驚かなくても、ねぇ?


  あんまりにもお父様達がポカーンとしてるから、突っついてみた。

  セリ姉のこと捜さなきゃだし。


  つん


  つんつん



  つんつんつんっ


  「‥‥‥‥ミアカ、この竜は何だ?」


  あ、やっと気付いた。‥‥ん?竜?

  えー、ズチリンって蛟じゃないの?『蛟』唱えたら出てきたし。


  「え?ズチリンって蛟じゃないの?」


  首を傾げながら訊ねたら、ため息が返ってきた。何故?



  曰く、『神が世界を創りたもうた時、神の隣に佇む5匹の竜あり。 竜は神の槍となり、盾となった。 その姿は精霊の涙で創られし水竜。決して消えぬ聖火で創られし火竜。神の息吹抱きし風竜。太陽より尚輝く光集め創られし光竜。死者を暖かく包む闇持つ黒竜。

  五竜は神が天上へ還られると、各々の住み処へ還りたり。』


  という、地球では聖書みたいな物に書いてある水竜がズチリンかも?っていう話らしい。


  えー、そんなこと言われてもねぇ。

  「なんか、『蛟』で出てきたよ?」


  「‥‥‥それがまず可笑しいんだ。いいか、魔法というものは生命を造ることが出来ないんだぞ?植物ぐらいならまだ出来ないこともないが、かなりの高等魔法だ。ましてや知性のある生物を造るだなんて‥‥‥。『蛟』の魔法はただ、蛇の形をした水の塊を術者が操るものなのに。  てか、そんなことより

  「ねぇ、お父様、セリ姉のことどうやって探すの?」


  「こればっかりは地道に探すしかないんだ。探索の魔法をかけても、あれはそこまで広範囲を探せないしな。‥‥‥もしかしたら、もう町に出てるかもしれんし。」


  あ、言い忘れてたんだけどバーデル家はバーデル領にあります!…当り前か。

 意外と王都からは近くてお父様なんかは宰相としての仕事があるときは転移系の魔道具使って王都まで行ってるし……でも王都の近くっていうのが信じられないぐらい自然豊かなんだよね。  で、このバーデル家っていうのは町からちょっと離れたところにあるんだよね。周りが森って言うほど深くはないけど林ぐらいにはあって隠れやすそうだけど町まで行くには不便な感じかな。

 その林も意外と広いから『探索』の魔法じゃ、すべて探しきれないみたい。魔法も万能じゃないってことか。


「お父様、誘拐犯の行き先って分からないの?」


「おそらくはセリアを人目に付かないところに隠してから、ソイツに命令したか、雇った人間のもとに行くだろうな。セリアのことをその場で殺さなっかたぐらいだから、それまでは命の危険はないだろうが、上の指示を仰がれたらどうなるか分からない。」


「誘拐犯の黒幕って誰だかわかるの?」


「うーん…確かなことは言えないが、おそらくはカルバン侯爵家当主のアブラギ・シュナ・カルバンだろうな。」


 ふーん………ん?…アブラギ・シュナ・カルバン?…あぶらぎしゅなかるばん。

 油ギッシュなカルバン!!?

  この世界では貴族間での正式な名前は自分の名前・(同性の)親の名前・名字となる。

  ‥‥‥‥だからこれは不幸な偶然だったのだろう。ぷっ、くくくっ、お、お父さんの名前がシュナだったばかりにあ、油ギッシュなんてっ‥‥‥‥

  ヤバい、腹筋痛い。今すぐにも爆笑しちゃいそうなのに周りが真剣だから(当たり前なんだけど)それも出来ないし。


 「ふ、ふーん……。じゃあ誘拐犯は必ずカルバン侯爵のもとに行くってことだよね?それだったらカルバン侯爵のとこにきた誘拐犯を捕まえればいいんじゃない?」


 「それだと仮に誘拐犯を捕まえられても、セリアを人質にされて終わりだ。相手(黒幕)もそれは考えているだろうし、何より誘拐犯が変に焦ってセリアに危害を加えたら意味がない。」


 ふふふ、私はにやりと笑った。頭の中には1つの作戦ができあがってる。まぁ、この作戦で重要なのは私が上手く魔法を操れるかっていうことと、如何にしてお父様に協力を取り付けるかなんだけど。

 まあ、お父様は甘いしな。最初は反対するだろうけど、

ま、私の魔力量チート知らないからしょうがないかな。


 「あのね、お父様…………(コショコショ)」


 「いや、だがしかしな…魔法技術面に問題がある。そんなことを出来る部下はいないしな。」


 「ダイジョブ、ダイジョブ♪私ができると思うし。」


 「ははっ、ミアカが?いくら俺とシェイルの子とはいえ、無理だと思うぞ。」


 「まあまあまあまあ。どっちにしろカルバン卿ってどうせ王都にいるんでしょ?意外と近いわけだし。だったら、私たちも行くの。で、王都の中に入って何も知らない状態で私がカルバン卿の居場所を魔法で見つけられたらさっきの作戦も実行できるんじゃない?」


 「ま、まあ確かに……。」


 「だったらそうしよ?お父様。さ、そうと決まったら早くしなきゃ。セリ姉様も無事が保証されているわけじゃないんだし。」


 「あ、ああ……?」










 ・・・・

 


 天地鳴動しようが、この人(シェイル)だけは変わらない。この人が慌てるとき世界が滅びる、とまで言われているシェイルは今日ものんびり我が子と夫を見つめながら、


 「あら、ミアカったらアルのこと言いくるめちゃったわ。ふふ。」


 至極真っ当なことを呟き、上品に笑うのだった。






 アブラギ・シュナ・カルバン……!!


 このネタ書きたいだけに、名前の設定を決めましたww

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