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魔力量が半端ないっす  作者: 九条
第1章 miaka~転生~
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ピーチ姫を助け出します①


久し振りのズチリン登場です!


皆さま、覚えていらっしゃったでしょうか?(笑)


‥‥‥‥い、いや、私は覚えてましたよ?ええ。忘れてなんかいません。覚えてましたとも!




ぱちっと目が覚めた。

上を見ると見慣れた天井。私の部屋だ。

あれ‥‥‥‥何でここで寝てるんだっけ?

確か‥‥‥少年が何か唱えて‥‥‥そうだ!!

お父様は!?


そう思って飛び起きたら、その瞬間お父様が部屋に入ってきた。

ほっ‥‥‥。なんだ無事かぁ、良かった。

お父様は心配そうな顔だ。そういえばあの後どうなって‥‥‥?


「ミアカ、起きたのか。大丈夫か?頭痛いか?」


「平気だよ、お父様。それより‥‥‥‥」



皆無事だったの?



そう聞くとお父様は困ったように眉を下げ、目を若干逸らしながら言いづらそうに言った。


「あ、ああ。皆無事だったよ?本当に。シェイルなんかはちょっと参っちゃったようだけどね。」


誰が犯人だろうなぁ〜?と態とらしく首を捻っているお父様。

嘘つくのがヘタすぎです。


「誤魔化さないでよ、お父様。誰か怪我でもしたの?それともまさか拐われたとか?」


お父様は頑なに目を背けていたけど最後の質問だけ、ちょっと目が揺らいでいた。

‥‥‥‥‥やっぱり。


「ねぇ、お父様、誰が拐われちゃったの?お母様?それともセリ姉様?」


「いや、誰も拐われてなんかいないぞ!ハハハ、ミアカは心配性だなぁ。大丈夫だ。直ぐに黒幕を突き止めてやるからな。」


乾いた笑いをしながらも、頑としてでも認めないお父様。でもお父様、最後でゲロってますよw


そうしてお父様と言い争っていると、お粥を持ったお母様がガラッと入って来た。‥‥‥‥‥ということはセリ姉なんですねっ?



「あら、起きたの?お粥持ってきたんだけど食べれるかしら?‥‥‥‥ダメよ、そんな顔しても。さっきまで倒れてたんだからしっかり食べなきゃ。話はそれから。」


ね?、と微笑みかけてくるお母様には逆らえずご飯を食べてから話は再開することになった。

本当だったらご飯なんか食べずに早く話を聞いてセリ姉を助けたいんだけど‥‥‥いつも通りのほほんとして見えるお母様の顔が少し強ばっているように見えたから。自重しようかなって。


私がお粥を食べ終えたので尋問を再開。


「で、お父様一体どういうことなんですか?」


「‥‥‥本当だったら、まだミアカは小さいし黙っていようと思ったんだがなぁ。」


困ったようにお母様の方を見やるお父様。当の本人は素知らぬふうにニコニコしていらっしゃいました。はい。


「まあ、知られてしまったことは仕方がない。ミアカ、セリアが拐われた。居場所はまだ分かってない。ただ、命令を下した奴は予測はついている。黒幕は違うだろうがな。今はセリアの居場所と黒幕の正体を探し当てようとしている。だから、ミアカは安心していいんだぞ。」


ちょっと怖い顔になって、最後に相手を安心させるような笑みを浮かべたお父様。


でもね、それって私は邪魔だから黙って見てろっていうことでしょ?

そりゃ、私だって自分が足手まといになることぐらい分かってる。だけど、だからって自分だけ目を逸らしてるのは納得いかないんだけどなぁ。

それにさ、私って前世不良だったでしょ?あれってストレスの発散の場にもなってたけど、自分の仲間を自分の手で守りたいから強くなったのもあったんだよ?

そんな私がセリ姉が助け出されるまでなにもしないでいられると思う?

まだ三歳だけど魔法使えるし、ズチリンもいるしね♪


三歳舐めんな!


「イヤです、お父様。」

にっこり笑って言ってやった。


「は?」


お父様は呆気に取られたような表情。


「私もセリ姉のこと探す。」


「いや、でもな、ミアカはまだ三歳だしな。それでミアカまで拐われたりしたらだな。」


「確かに、私はまだ三歳だし、魔法だってお父様と比べたらヘタだろうけど、やらないよりマシだしズチリンもいるしね。」


「そうそうまだ魔法も‥‥‥へ?俺と比べると?ズチリン??」


なんかお父様が軽くパニクってる気がするけど気にしなーい。ここで畳み掛けてしまう。


「ねぇ、だからいいでしょ?邪魔になるって思ったり、危険だと思ったら止めさせていいから。ね?」


「ん‥‥あ、ああ。‥‥って、はい?」


混乱してるお父様から承諾GET!ハハハ!

まぁ、本当にお邪魔虫だと思ったら大人しくしてるけどね。



あ、そういえばズチリンのこと話してなかったっけ?じゃあ、今紹介しちゃおうかなぁ〜。

ん?魔法使えるのバラしてもいいのかって?さっきサラッとカミングアウトしたじゃん。


「あ、そうそうズチリンのこと紹介するね。蛟のズチリンで〜す。」


無詠唱でキザったらしく指をパチリと鳴らしてズチリンを喚ぶと、ノッてくれたのか厨二っぽく水の球体に入ってやたらと神々しく現れた。


反応を見ようとお父様達を見たら、お父様だけでなくお母様までもがポカーンと口を開けていた。



え〜?そんなに驚かなくても‥‥‥(゜-゜)

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