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悩ましい悩み??見た目詐欺とはこれいかに⁈
悩ましい悩み事に、ため息が出る思いだったが、そそと歩くアメリアの姿に、セント・ブライスラー教会に集まった貴族から、ざわめきが上がる。
陽の光を浴びて黄金に輝く髪、驚くほどに小さな顔に目鼻立ちのくっきりした目元、けぶる様な長いまつ毛に縁取られた、神秘的な碧い瞳。
憂う表情は、女神のようだ。
姿形は、モデル体型といってもいい長身に、大きなバスト、細くくびれたウエスト、迫力の美女であるが、妖精姫と讃えられた母親譲りの顔が、何故か全体的に見ると可憐に見せてしまう摩訶不思議現象。
「頭脳派か、肉体派か」それが問題だ。
なんていう事で悩んでいるとは誰ひとり思わせないであろう、見事な詐欺模様である。
アメリアは、回廊の石柱に指先を滑らせながら、深刻な顔で、心の中でつぶやいていた。
端から見れば、祈りでも捧げているようだったかもしれない。実際には、子の父親候補の品定めという、いっそ不形とも言える思索だか思想だかに没頭していたのだが……




